花のない花屋
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専業主婦でモヤモヤ…… そんな私に自信をくれた、特別で大切なママ友へ

読者のみなさまから寄せられたエピソードの中から、毎週ひとつの「物語」を、フラワーアーティストの東信さんが花束で表現する連載です。
新型コロナウイルスで大きな影響を受けた花の生産者を支援している全国農業協同組合連合会(全農)に、その活動の一環として連載にご協力いただいています。
あなたの「物語」も、世界でひとつだけの花束にしませんか? エピソードのご応募はこちら

吉田比呂子さん 41歳 女性
東京都在住
主婦

2人目を出産し、子育てに戸惑うことの多かった時期に、彼女と知り合い、友人になりました。私が主催する親子サークルに、彼女がボランティアとして協力してくれたことがきっかけです。仕事をいくつか掛け持ちし、かつ3人の子育てにも真摯に向き合うパワフルなママ。サークルでお手伝いしてもらった時から、なんでもテキパキこなすな、とずっと尊敬していました。

そんな彼女ですが、まさか私の生き方を変えてくれる存在になるとは。

きっかけは自分が専業主婦として感じていたモヤモヤについて、彼女にインタビュー取材したことです。私は以前から数カ月に一度、ある子育てサイトに自分が母親として考えたことなどを“ママライター”として記事にし、投稿していたのです。

私は結婚を機に退職。それから10年以上、専業主婦です。生活は子どもを中心にしたいと、自ら望んだこと。ですが下の子どもが小学生になると、周囲から働いていないことに驚かれ、肩身の狭い思いをすることが増えました。同時に、自分にはとてつもないブランクがあるように感じ、焦っていたことも事実です。結婚後に通信教育で教員免許を取得したのですが、その資格をいかせていないことも原因の一つでした。

その頃、彼女がキャリアコンサルタントの国家資格を取得したと聞きました。そこで専業主婦のキャリアについてインタビューし、記事にすることになったのです。

インタビューのテーマは「専業主婦が働きはじめるファーストステップ」について。「働きたい気持ちはあるが、家庭を優先したい」「でもバリバリ働いているママたちを見ると、なんだかモヤモヤする」「自分は社会で使ってもらえるのだろうか?」――。率直な気持ちを、インタビューで彼女にぶつけました。

彼女が教えてくれたのは、「自分が大事にしたいものは何なのか『軸』がないから、周りと比較してモヤモヤするんだよ」ということでした。自分が幼い頃のことを振り返りながら、自分が好きなもの、大事にしたいものは何なのかを分析していく。そして「軸」がはっきりし、自分が今後どうしたいかが決まったら、では家族に協力してもらうにはどうすればいいか、その時自分が譲れるのはどこまでなのか、実現に向け頑張らなければいけないことは何なのか……。ロジカルに、かつ前向きに考える方法を伝授してくれたのです。そして、母親として子育てに費やした時間も、唯一無二の経験になっているはずだ、と。

ぱっと目の前が開けたような気持ちになりました。

彼女のアドバイスを受けて考えてみると、教職をいかすタイミングは“今”ではないことに気づいたのです。私は子どもが学校から帰ってくるときは在宅していたい。そうするとタイミングとしては、今小学2年の下の子どもが、せめて3年生になってからだな、と。

すると、あと約1年、何をしてその時に備えようか、と前向きに考えられるようになりました。その時に向けて、教育関係のボランティアを始めました。

もう今は、何で自分があんなにもモヤモヤしていたのか、思い出せないくらいです!

ママ友はたくさんいるのですが、生き方に触発される友人は彼女だけ。特別で、大切な友人です。キャリアコンサルタントとして、たくさんの方々の生き方と向き合い続けている彼女。このコロナ禍で相談が増え、ますます忙しく活躍しているようです。そんな彼女に、エールを込めた花束を贈りたいです。

専業主婦でモヤモヤ…… そんな私に自信をくれた、特別で大切なママ友へ
≪花材≫ヒメヒマワリ、タンジー、セダム、スプレーバラ、ガーベラ、バラ、アルストロメリア、コンパクタ(実)、リキュウソウ

花束を作った東さんのコメント

友人の明るさをイメージして、オレンジとピンクのお花で構成しました。特徴は、ブーケの周囲を彩るピンクの花々はバラやガーベラなど、普段だったら主役になるお花たちをあえて脇役に。真ん中に据えたオレンジの花々は小ぶりの種類を使うことで、あえて逆転させてバランスをとってみたことです。最近ますますご活躍の場を広げられているとのこと、この花たちが日々の癒やしになって欲しいと思います。

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(写真・椎木俊介)

読者のみなさまから「物語」を募集しています。

こんな人に、こんな花を贈りたい。こんな相手に、こんな思いを届けたい。花を贈りたい人とのエピソードと、贈りたい理由をお寄せください。毎週ひとつの物語を選んで、東さんに花束をつくっていただき、花束は物語を贈りたい相手の方にプレゼントします。その物語は花束の写真と一緒に&wで紹介させていただきます。

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