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上から撮るか、下から撮るか
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クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

ドローンによる空中撮影から水中での撮影まで、ひとひねりした視点の写真を得意とする写真家、野見山大地さんの新連載「上から撮るか、下から撮るか」が始まります。母の故郷タイを地元目線で紹介した全16回の「タイ 上から撮るか、下から撮るか」に続くシリーズ。本連載ではタイに限らず、世界各地の印象的な場所を紹介します。初回は、秘境とも言われる小笠原諸島です。

【動画】クジラ! すぐそこまで!

東洋のガラパゴス アクセスは船で24時間

【動画】小笠原の海をドローンで撮る

東洋のガラパゴスとも呼ばれる小笠原諸島。2011年に世界自然遺産にも登録されています。小笠原諸島は東京都でありながら船でしか行くことができず、「日本で一番遠い場所」のひとつと言っていいでしょう。そんな小笠原諸島には手付かずの自然が今でも多く残っており、地球本来の姿を見たような気分になります。

【動画】大海原を進むおがさわら丸(タイムラプス)

小笠原諸島は自然を保護するためにも空港がありません。唯一のアクセス方法が船なのです。東京港竹芝客船ターミナルから片道約24時間の航海になります。これが日本で一番遠い場所と言われるゆえんでもあります。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

おがさわら丸のプレート

小笠原と本土を結ぶ客船「おがさわら丸」の船内は快適で、食堂、シャワールーム、ラウンジや売店もあります。外洋に出ると携帯電話の電波は届かなくなりますが、展望デッキで海風にあたりながらゆっくりする時間がとても心地よかったのを、今でも覚えています。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

おがさわら丸の船上から見る落陽

タイミングが合えば太平洋に沈む夕日や日の出なども見ることができます。

透明度抜群の深い青 ボニンブルーの海

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

ボニンブルーの海に潜ると

小笠原諸島の海は抜群の透明度と濃い青が特徴です。その唯一無二の青さから小笠原の海は、英語で小笠原を表す言葉にちなみ「ボニンブルー」と呼ばれています。

【動画】ボニンブルーの海でフリーダイビング

ボニンブルーの海では、さまざまな海の生き物に会えます。小笠原諸島は日本のホエールウォッチング発祥地としても知られ、時期にもよりますが、ザトウクジラやマッコウクジラなどを見ることができます。接近するクジラの動画は、記事冒頭をご覧ください。

小笠原で大人気なのが、野生のイルカと泳ぐドルフィンスイムです。年間を通して体験できます。小笠原のイルカは野生ながらとても人懐こく、遭遇率が高いのも魅力です。

【動画】小笠原の海でイルカに遭遇!

釣り人にも人気のスポットです。沖に出れば色鮮やかな南国特有の魚や、カジキやカンパチなどの大物も釣ることができます。ボニンブルーの海でする釣りは格別です。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

釣りに挑戦


クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

筆者が釣ったカンパチ

上陸は1日100人限定 無人島・南島


クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

南島からみた父島

南島は父島の南西にある無人島です。自然保護の観点から認定ガイドの同行、決められたルート以外の立ち入り禁止、1日の入島人数は100人までなど、様々なルールが定められています。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

カツオドリを見かけた

そのため、手付かずの自然が今でも多く残っており、カツオドリの繁殖地にもなっています。


クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

扇池

南島にある扇池は小笠原諸島の中でも抜群の透明度を誇っており、泳ぐこともできます。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

透明度のすばらしい扇池

船からダイブする人も 世界一の見送り

おがさわら丸の出港日には、僕が世界一だと思っている見送りがあります。滞在中にお世話になった方々が港から手を振って「行ってらっしゃい」と見送ってくれます。「さよなら」ではなく「行ってらっしゃい」と言うのが伝統なのです。また会いましょうという意味も込められています。

【動画】おがさわら丸を追いかけてくる、お見送り船

その後、船が一斉におがさわら丸を追いかけてきて、外洋に出るギリギリまで見送ってくれます。見送り船から飛び込んで見送ってくれる人までいるのです。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

出港の時にもらったレイ

出港日に仲良くなった現地の人からレイ(花飾り)をもらうことがあります。レイを船から投げて小笠原諸島の海岸にたどり着けば、また戻って来られると言われています。レイは一つ一つ手作りで、とても手間がかかっています。

現地の人の心の温かさが、小笠原諸島の一番の魅力かも知れません。

クジラもイルカもすぐそこに 船からダイブのお見送り 小笠原諸島

父島から見た星空


 

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