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初めてのネバダ州ラスベガス旅行、アウトドアなアクティビティーを満喫

アメリカ・ネバダ州ラスベガスと聞いて、まず思い浮かぶのは、カジノ!

もしかしたら、ギャンブルをやらない人にとっては旅行の候補地にならないかもしれません。ですが、ここを拠点にアウトドアなアクティビティーが十二分に楽しめるそう。2019年11月、初めてラスベガスを訪ねた&TRAVEL編集部員が、下町エリアのダウンタウンを拠点にフーバーダム周辺のアクティビティーを体験してきました。夜はぶらりと食べ歩きです。いざ、ラスベガスへ!

*新型コロナウイルスの影響で、記事配信を見合わせていました。“いつか行きたい旅”として、この記事がみなさまの旅行計画のご参考になれば幸いです。安全に自由に海外への旅を楽しめる日が来るまでは、空想旅行でお楽しみください。

1.砂漠につくられた街、スロットマシンがお出迎え

飛行機の窓から見た、古代遺跡のようなラスベガス近郊の住宅街

飛行機の窓から見た、古代遺跡のようなラスベガス近郊の住宅街

長時間のフライトです。飛行機で日本からシアトルまで約9時間、経由の便に乗り継ぎ、さらに2時間ほどが経過したころ。飛行機の窓から外をのぞくと、砂漠の中から、ラスベガス近郊の住宅街が見えてきました。まるで古代遺跡のよう。「アメリカ人はこんな荒涼としたところを開拓していったのか」などと感心しつつ、着陸に備えます。

ラスベガスの空港に点在するスロットマシン

ラスベガスの空港に点在するスロットマシン

ラスベガスの空港に到着しました。空港のいろんなところでスロットマシンが出迎えてくれます。しかし、やっている人はいませんでした。後日、観光局の人に聞いたところによると、空港のスロットマシンは、あまり当たらないとのこと。それが原因?

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2.ラスベガス、ギャングどもが夢の跡

空港は街の中心部にあり、非常にアクセスがいいです。今回宿泊したホテルは、ラスベガスの旧市街ともいうべき下町エリア、ダウンタウンにある「プラザ・ホテル&カジノ(以下、プラザ・ホテル)」。空港から車で30分ほどで行けます。きらびやかなネオンにラスベガスへ来たことを実感させられました。その様子は下の早送り動画で。

【動画】車でラスベガス中心部からダウンタウンのホテルへ向かう約30分を21秒の早送りで

ダウンタウンにある「プラザ・ホテル&カジノ」

ダウンタウンにある「プラザ・ホテル&カジノ」

「プラザ・ホテル&カジノ」の宿泊した部屋

「プラザ・ホテル&カジノ」の宿泊した部屋

プラザ・ホテルは、歴史あるカジノホテル。ノスタルジックな外観は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』に登場する悪役、ビフ・タネン所有のカジノホテル「ビフ・タネンズ・プレジャー・パラダイス」を想起させました。「悪そうなところにきてしまった」と少しビクビクしながらのチェックイン。案内された部屋は、ひとりで泊まるには十分な広さでした。アメリカンサイズ?

近所には「ザ・モブ・ミュージアム」という博物館があります。モブとは、群衆という意味ですが、ギャングという意味で使われることも。ここは後者の意味。

「ザ・モブ・ミュージアム」

「ザ・モブ・ミュージアム」

「ザ・モブ・ミュージアム」。シカゴのギャング、アル・カポネが表紙の『タイム』誌。ギャングの抗争の歴史を紹介するコーナーに展示されていました

「ザ・モブ・ミュージアム」。シカゴのギャング、アル・カポネが表紙の『タイム』誌。ギャングの抗争の歴史を並べたコーナーに展示されていました

博物館は、禁酒法時代やギャングの抗争の歴史、アメリカの大物ギャングたちがこの街を世界的なギャンブルの地にするのに中心的な役割を果たしてきたこと、捜査当局がギャングを排除していったこと、などがわかりやすく展示されていて、見応えがありました。

「ザ・モブ・ミュージアム」の地下にあるバー「ジ・アンダーグラウンド」ではムーンシャインも飲める

「ザ・モブ・ミュージアム」の地下にあるバー「ジ・アンダーグラウンド」ではムーンシャインも飲める

地下にあるバー「ジ・アンダーグラウンド」では、ムーンシャインが飲めます。ムーンシャインとは、密造酒のこと。禁酒法時代の密造酒を再現したものがいろいろあり、そのように表記されています。こちらで取りそろえているお酒は合法なのでご安心ください。日本のどぶろくみたいなものかと飲んでみると、アルコールが強く、甘いウイスキーといった感じ。すっかり気が大きくなりました。

負の歴史を展示する“仁義なき”博物館。日本だとこうしたテーマ(例えば、○○組の○○抗争などの展示)はタブー視されそうな気もしますが、意外とすがすがしく見られました。ムーンシャインのおかげかもしれません。『カジノ』や『バグジー』といった、ラスベガスの歴史の一端を描いた映画を事前に見ておくと、より充実した時間を過ごせると思います。

現在のラスベガスは、そうしたギャングたちの「夢の跡」の姿。ここで学んだことを踏まえて、巨大資本のホテルやカジノなど、現代の“つはものども”を見つけて、感慨にふけるのも一興です。

ラスベガス中心部で見かけた、第45代アメリカ合衆国大統領、トランプ氏の「トランプ・ホテル・ラスベガス」

ラスベガス中心部で見かけた、第45代アメリカ合衆国大統領、トランプ氏の「トランプ・ホテル・ラスベガス」

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3.ど派手なアーケードでひとり悩む

「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」

「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」

プラザ・ホテルの目の前には、カジノや飲食店、露天などがずらりと並ぶラスベガス定番の観光スポット「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」という、ど派手なアーケードがあります。毎晩遅くまで、まるでお祭りのようなにぎわい。

通りには無料で見られる立派なライブステージが点在しています。毎日、バンドのライブやクラブミュージックのDJプレーなどを見ることができ、通行人も足を止め盛り上がっていました。滞在中は、ガンズ・アンド・ローゼズ(ガンズ)やレッド・ツェッペリンなどロックバンドの曲が聞こえてくることが多かったです。演奏のレベルは高いのですが、宿泊先のホテルまで大音量で鳴り響いてきて、慣れるまではよく寝られませんでした。ガンズの曲『パラダイス・シティ』が耳に残ります。

大道芸人のエリア。記念撮影で商売をする、どこかで見たことのある、ねずみのキャラクター

大道芸人のエリア。記念撮影で商売をする、どこかで見たことのある、ねずみのキャラクター

一定の間隔で大道芸人のエリアもありました。地面に円が描かれているところです。見かけたのは、ドラムの演奏、ジャグリング、パンツとニップレスだけの女性、パンツ姿のマッチョな男性など。半裸の大人の横を子どもが普通に歩いているのを見かけて、ハラハラしてしまいました。上の写真は、どこかで見たことのある、ねずみのキャラクター。子連れの人と記念撮影をしてお金をもらっていました。……どう捉えたらいいのか、悩みます。ちなみに、このねずみのキャラクターは、後日訪ねたラスベガスの定番観光スポット、高級ホテル「ベラージオ」の噴水ショーの周辺でも、3匹同時に発見。

当初は“ビフ・タネンの無法地帯”にも思えたラスベガス。アウトドアな魅力はどこ?

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4.グランドキャニオンでピクニック

いよいよ、アウトドアな魅力を。「パピオン・グランドキャニオン・ヘリコプターズ」という会社のツアーで、ヘリコプターに乗ってグランドキャニオンを目指します。まずはボルダー・シティー空港へ。道が空いていれば、宿泊のホテルから車で30分ほど。

子どものころから一度は訪れてみたかったグランドキャニオン。空港の待合室でワクワクしながら、出発を待ちます。

グランドキャニオン・ツアー。ボルダー・シティー空港の待合室。天井部のファンがヘリコプターのプロペラ

グランドキャニオン・ツアー。ボルダー・シティー空港の待合室。天井部のファンがヘリコプターのプロペラ

ボルダー・シティー空港にて給油中のヘリコプター

ボルダー・シティー空港にて給油中のヘリコプター

参加したツアーは、公式パンフレットによると所要時間4時間~4時間半、料金449ドル~、の一番人気のツアー。内容は、6~7人乗りのヘリコプターに乗り、上空からフーバーダムやミード湖の絶景を堪能しながらグランドキャニオン・ウェストという景勝地に向かい、そこで「シャンパン・ピクニック」をし、戻ってくるというもの。

行きのヘリコプターから撮影したフーバーダム

行きのヘリコプターから撮影したフーバーダム

乗客の座席は操縦士が割り振り、編集部員の座席は後部座席の真ん中。左右を体の大きい男性に挟まれてしまい、思うように撮影ができませんでした。上の写真は、横の男性のおなか越しにカメラを構えて、なんとか撮ったフーバーダム。行きの方が眺めの良いエリアを通ります。前の席や窓側の席がうらやましい……。

グランドキャニオン・ウェストに到着。赤いヘリコプターが映える

グランドキャニオン・ウェストに到着。赤いヘリコプターが映えます

グランドキャニオン・ウェストでパシャ!

グランドキャニオン・ウェストでパシャ!

1時間ほどで、グランドキャニオン・ウェストに到着しました。絶景にめちゃくちゃテンションが上がります。カメラのシャッターを切る誘惑にあらがえません。一通り撮影したところで、「シャンパン・ピクニック」です。絵に描いたようなランチボックスとシャンパンが用意されていました。

「シャンパン・ピクニック」

「シャンパン・ピクニック」

かわいい。この大自然でピクニック、最高です。おいしくいただきました。が、カロリーはかわいくなかったかも。

帰りは隣の人に交渉して、窓側の席を譲ってもらいました。行きとは違うルートを通り、途中で給油地に寄ります。グランドキャニオン・ウェストから給油地までの早送りの動画を撮ったので、ご覧ください。

【動画】早送りの26秒。ヘリコプターでグランドキャニオン・ウェストから給油地まで

子どものころ、テレビで見て以来、いつかは行ってみたいと思っていたグランドキャニオン。そのころからずいぶん大人になってしまいましたが、期待以上の絶景を見ることがかない大満足でした。

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5.スケールの大きいジップラインで鳥になる

ボルダー・シティー空港周辺では、グランドキャニオンツアー以外にもアウトドアなアクティビティーが楽しめます。日本でも見かけるようになった、滑車でロープを滑り降りるジップライン。「フライトラインズ・ブートレッグ・キャニオン」というツアー会社のジップラインは、日本のものよりスケールが大きく、スリル満点です。所要時間は3時間ほどで、料金は159ドルから。

スクールバスを改造した車両に乗り込み、ブートレッグ・キャニオンを目指します。バスはガードレールのない細い崖道を登るので、移動もスリル満点。

ジップライン。スクールバスを改造した車両でブートレッグ・キャニオンへ

ジップライン。スクールバスを改造した大きくて古い車両に乗り込み……

ブートレッグ・キャニオンのガードレールのない細い崖道をバスで登ります

ブートレッグ・キャニオンへ。ガードレールのない細い崖道をバスで登ります

器具をつないでカメラの前でおどける陽気なガイド。時折、ミニコントをするので、シャイな人はリアクションに悩むかも(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

器具をつないでカメラの前でおどける陽気なガイド。時折、ミニコントをするので、シャイな人はリアクションに悩むかも(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

4人の陽気なガイドが、移動中のバスの車内や待ち時間、ジップラインの実演時に、ミニコントでアメリカンジョークを飛ばし、参加者を盛り上げます。編集部員は言っていることがよく分からなかったので無表情で通しましたが、アメリカ人は大爆笑。とてもチームワークがいいということは伝わりました。

ジップラインのコース(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

ジップラインのコース(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

ひとつめのコースのスタート地点。ロープの先を目で追うと……

ひとつめのコースのスタート地点。ロープの先を目で追うと……

ジップラインのコースは四つ。頂上からジップラインのロープの先を目で追うと、ゴール地点が見えません。想像していたより高い……。怖い……。参加を後悔しつつ、勇気を出して、谷底へと飛び出しました。

やってみると鳥になったような気分(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

やってみると鳥になったような気分(画像提供=Flightlinez Bootleg Canyon)

シャーーーー! ロープを走る滑車の音が心地よいです。やってみると、最初の恐怖はなんだったのか。鳥になったような気分。行きのバスの方が怖かったかも。残りの三つのコースをノリノリでこなし、あっという間に時間が過ぎてしまいました。遊園地のジェットコースターなどに抵抗なく乗れる人は楽しめると思います。

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6.マウンテンバイクで坂道を下る爽快な1時間

マウンテンバイクに乗ってミード湖まで、約1時間ほぼ下り坂の、楽々で爽快なサイクリングができるツアーもあります。ツアー会社は「デザート・アドベンチャーズ カヤック・ラスベガス」。料金は179ドル。ジップラインのツアー会社のすぐ近くに店を構えています。

車でミード湖を見下ろす丘まで登り、そこからスタート。緩やかな下り坂なので、恐怖を感じるようなスピードも出ないし、車が走る道でもないので、ブレーキもあまり使いません。もちろん、転倒には要注意。

マウンテンバイク。スタート地点

マウンテンバイク。スタート地点

ミード湖が見えてきました

ミード湖が見えてきました

「ヒストリック・レールロード ・ハイキング・トレイル」のトンネル

「ヒストリック・レールロード ・ハイキング・トレイル」のトンネル

見どころは、「ヒストリック・レールロード・ハイキング・トレイル」というフーバーダム建設の資材運搬のために造られた鉄道の跡をハイキングルートにした道。趣のあるトンネルを通ります。

ツアーの所要時間は、絶景を眺めるのに休憩したり、帰りにツアー会社の車が待つ最寄りの駐車場まで来た道を15分ぐらい登ったりするので、2時間ほどみておいた方がよいでしょう。帰りの登りは疲れます。

こんなに自転車で坂道を下ったのは、初めての経験。途中、道の左右に傾斜がつく、スノーボードのハーフパイプのようなエリアがあり、そこが楽しかったです。ジグザグに自転車を走らせて遊ぶなど、すっかり童心に返ってしまいました。

初めてのネバダ州ラスベガス旅行、アウトドアなアクティビティーを満喫

ボルダー・シティーで見かけた野花。ラスベガスのネオンとのコントラストが思い出に残りました

ラスベガスの街のにぎわいから車で30分~40分離れると、これだけの大自然とアクティビティーを満喫できます。昼は半日ツアーでアクティビティーざんまい、夜はラスベガスに戻り、おいしい食事やお酒を楽しんだり、買い物をしたり、ショーを見たり……。人々の欲望を受け止めてきたこのエンタメシティーは、ギャンブルをしない旅人も迎え入れてくれる懐の深さがありました。

そんな旅の拠点になる街、ラスベガス。フリーモント・ストリート・エクスペリエンス以外だったら、今度は子連れで来てもいいなあという感想を持ちつつ、帰国の途に。

夜の様子は、キャプション付きの40枚の写真で。
ぶらりと食べ歩きなどをしていました。
下記のギャラリーをご覧ください。
ビバ、ラスベガス!

このほかにもコロラド川でカヤックをしました。その様子はこちらの記事で詳しく。
行きのデルタ航空メインキャビン搭乗記はこちらです。

■取材協力
・ネバダ州観光局
http://travelnevada.jp/front/tourism.html
・The Plaza Hotel & Casino
https://www.plazahotelcasino.com/
・The Mob Museum
https://themobmuseum.org/
・Papillon Grand Canyon Helicopters
https://www.papillon.com/
・Flightlinez Bootleg Canyon
https://www.flightlinezbootleg.com/
・Desert Adventures Kayak Las Vegas
http://www.kayaklasvegas.com/

*記事の情報は、取材時のものです。

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