ミッキーマウスがくれる夢と希望。NYで話題のアート展を、自宅でも

ギャラリーに一歩足を踏み入れれば、そこは夢とイマジネーションの世界――。
ウォルト・ディズニー(1901~66)によって生み出されて以来、多くの人に愛されてきたミッキーマウスを題材にした現代アート展「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中だ。ミッキーのスクリーンデビュー90周年を記念し、2018、19年にニューヨークで開かれた展覧会が、バージョンアップして東京に上陸。日本展では、日本人アーティスト5人による作品も展示されている。
また、一部の展示をVR(バーチャル・リアリティー)で無料で見られるのも、本展のうれしいところ。VR上の公式ショップではオリジナルグッズも購入できる。この冬は自宅でミッキーマウス展を楽しめる、またとない機会になりそうだ。
アートでたどる、ミッキーの進化
展覧会は「原点=THE ORIGIN」「現代=THE TRUE ORIGINAL」「未来=& BEYOND」という三つのゾーンで、ミッキーの進化をたどる。
「原点=THE ORIGIN」は、ミッキーの誕生から公開80周年を迎える映画『ファンタジア』まで、初期の重要作品を展示する。
「現代=THE TRUE ORIGINAL」に並ぶのは、ニューヨーク展からのえりすぐりの作品だ。世界的に活躍する20人を超えるアーティストが、ミッキーへのオマージュを込めた絵画や立体作品を創作。現代アートとの鮮烈なコラボレーションによって、また新たなミッキーの魅力が現れる。

「未来=& BEYOND」は日本展のオリジナル企画。“誰もみたことがない、まったく新しいミッキーマウス”をテーマに、5人の日本人アーティストが作品を制作した。イラストレーターの大島智子、コラージュアーティストの河村康輔、ペインターの添田奈那、カリグラファーの書道家 万美、ネオンアーティストのWakuが作品を寄せている。
公式ショップには、様々なグッズも目白押し。展覧会のオリジナル商品200点を含む、計400点以上が並ぶ。ミッキーのスクリーンデビュー作『蒸気船ウィリー』のシーンを切り取ったグッズや、『ファンタジア』のグッズが数多くそろうのは珍しいという。
会場の一部エリアは12月25日まで、クリスマス仕様に飾り付けされている。新型コロナウイルスの感染拡大で先の見通せないいま、ミッキーがくれる夢や希望というポジティブなメッセージが、きっと勇気をくれるはずだ。
作品やグッズの一部をフォトギャラリーで(写真をクリックすると、くわしくご覧いただけます)
ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND
会期:2020年10月30日(金)~2021年1月11日(月・祝)・会期中無休
開館時間:10:00~20:00(12月29日、1月5日を除く火曜は17:00まで)
(最終入館は閉館時刻の30分前)
*日時予約制
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
VRはこちら
料金:一般2800円、中高生2000円、小学生1200円、未就学児無料
展覧会公式サイト