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サイズやエンジンのバリエーションが豊富! ベース車の雄「トヨタ・ハイエース」は万能選手

小型キャブオーバー型貨物車の代表車種ともいえるのがトヨタ・ハイエースです。キャンピングカーのベース車両としても人気の車種ですが、実はボディもエンジンも駆動方式も多様。そこで今回は基本に立ち返って、ハイエースを徹底解剖してみましょう。

(TOP写真=スーパーロング×ワイドボディ×ハイルーフのキャンピングカーの一例。全長5m超えの堂々たるサイズだ/画像提供:キャンパー鹿児島)

国産ベース車両のナンバーワン

初代ハイエースが誕生したのは1967年。もう50年以上も前のことです。モデルチェンジを繰り返しながら今日に至るわけですが、現在のモデル(200系)は5代目にあたります。貨物車として、積載能力・耐久性・経済性いずれも高評価。日本のみならず、世界中で愛され活躍している車です。

そんなハイエースですから、キャンピングカーのベース車両として人気が高いのもうなずけます。バンコンはもちろん、ボディカットしてキャブコンのベースにしている会社もあります。

国産キャブコンのベースといえばトヨタ・カムロードが主流ですが、カムロードのバンコンはありません。そう考えると、バンコンにもキャブコンにも使われているハイエースが、国産キャンピングカーベース車両のシェアナンバーワン車種といえるでしょう。

また、ハイエースはバリエーションの豊富さでも知られています。

こんなにある! ハイエースのバリエーション

先代まではトラックもあったハイエース。現在はワンボックス型のみです。ボディは5種類あります。

1.ロング(※1)×標準ボディ×標準ルーフ→登録は4ナンバー
2.ロング×標準ボディ×ハイルーフ→登録は1ナンバー
3.ロング×ワイドボディ×ミドルルーフ→登録は1または3ナンバー
4.スーパーロング×ワイドボディ×ハイルーフ→登録は1または2または3ナンバー
5.スーパーロング×ワイドボディ×超ハイルーフ(※2)→登録は8ナンバー
(※1:かつては車長にも「標準長」があったが、現在はロングとスーパーロングのみ)
(※2:一般販売はなく特装ベース車としてのみ用意されている車両)

サイズやエンジンのバリエーションが豊富! ベース車の雄「トヨタ・ハイエース」は万能選手

「ロング×ワイドボディ×ミドルルーフ」は、大型ワゴンとほぼ同じサイズ。普段使いでも無理なく扱えるのが魅力だ(画像提供:レクビィ)

当然、車長はスーパーロング、幅はワイド、車高はハイルーフ(超ハイルーフ)ならば、それだけ室内も広く、より快適なキャンピングカーになるでしょう。

ナンバーについては、以下になります。

4ナンバー=小型貨物車(車検は1年ごと、高速料金は普通車扱い)
1ナンバー=普通貨物車(車検は1年ごと、高速料金は中型車扱い)
3ナンバー=普通乗用車(車検は2年ごと、高速料金は普通車扱い)
2ナンバー=マイクロバス(車検は毎年、高速料金は中型車扱い)
8ナンバー=特種車両としてのキャンピングカー(車検は2年ごと、高速料金は普通車扱い)

つまり、上記の3と4は、貨物車なら1ナンバー、乗用車なら3ナンバーになるというわけです。

エンジンと駆動形式も数種類ずつ

ボディだけでこんなにバリエーションがあって、用途に応じて登録もさまざま。実にややこしいということが、おわかりいただけたでしょうか。

さらにややこしいことに、エンジンも「2000ccのガソリンエンジン」「2700ccのガソリンエンジン」「2800ccのターボディーゼル」の3種類があります。駆動方式はFR方式の2WDとフルタイム4WDの2種類。それぞれのボディタイプとエンジン・駆動方式の組み合わせは以下の表を参照してください。

サイズやエンジンのバリエーションが豊富! ベース車の雄「トヨタ・ハイエース」は万能選手

目的に応じてサイズが選べる!

なぜこんなにもバリエーションが豊富で組み合わせが複雑なのか。それだけハイエースという車が優秀であると同時に、社会のニーズも多様化しているからでしょう。最近は商用車でありながら、上級グレードには自発光式メーターやオートエアコン、キーレススタートなども搭載。乗用車並みの装備が用意されていて人気を博しています。

サイズやエンジンのバリエーションが豊富! ベース車の雄「トヨタ・ハイエース」は万能選手

「ロング×標準ボディ幅×標準ルーフ」でも、ポップアップルーフにすれば室内は広々!(画像提供:VANTECH)

さていよいよ、キャンピングカーのベース車両としてはどうなのか、考えてみましょう。日頃、ハイエースのようなワンボックスバンになじみがなくて、運転や取り回しが不安だという人もいるでしょう。

一番小さい「ロングボディ×標準ボディ幅×標準ルーフ」は、ミニバンのノアやVOXYの5ナンバー車と同じサイズです。「ロングボディ×ワイドボディ」(全長4840mm×全幅1880mm)はアルファード(全長4950mm・全幅1850mm)と同等。このあたりのサイズを選べば「キャンピングカーは大きいから……」と恐れるに足らないことがわかります。

さすがに「スーパーロング×ワイドボディ」(全長5380mm×全幅1880mm)ともなると、乗用車並みとは言えませんが、ボンネットやトランクのないスクエアなフォルム、高い座席位置で、慣れてしまえば意外に運転しやすいのです。

これだけボディサイズにバリエーションがあるということは、それだけさまざまなキャンピングカーが作れるということ。

ポップアップルーフなしでも車内で立ち上がれるようにしたいなら、最大サイズの「スーパーロング×ワイドボディ×超ハイルーフ」を選べばOK! そんなに大きい車は困るが、車内で立ちたいというなら、ポップアップルーフを、という具合です。

高速料金や車検は? 機能と維持費で検討を

ハイエースが人気なのはわかるけど、高速料金が心配、という人もいるでしょう。上記のように、貨物車としてはほとんどが1ナンバー登録ですし、高速料金は乗用車のワンランクアップ。ですがご安心を。ビルダーはそのあたりも、ちゃんと考えています。

まず、構造要件を満たして8ナンバーを取得してしまえば、車検は2年ごとで高速道路料金も普通車扱いになります。

また、「ワイド×ミドルルーフ」の場合、ベース車に3ナンバー(乗用車)のワゴンを選んで、3ナンバーのまま登録できるような架装にすれば、これも車検は2年ごとで高速道路料金も普通車扱いで済みます。一番小さい「ロング×標準幅×標準ルーフ」の場合は、8ナンバーにせず4ナンバーのままにしているケースもあります。

ハイエースベースのキャンピングカーがほしい。そう思ったら、居室の広さや走行性能など、自分のニーズにあったサイズや機能で選ぶか、車検や高速料金などランニングコストで比較検討するか、ということになります。機能と維持費の両面から、検討してみてください。

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