&M

キャンピングカーで行こう!
連載をフォローする

ゆったりと快適な「ふたり旅」を 新モデル「HOROU」の魅力

4月2日(金)から4日、幕張メッセ(千葉県)にて、ジャパンキャンピングカーショー2021が開催されました。コロナの影響により例年よりも2カ月遅い開催でしたが、日本最大のキャンピングカーショーであることに変わりはありません。

今年もこのショーでデビューした車が多くみられました。今週から数回にわたって、注目の新モデルをピックアップしていきます。

まずは、キャンパーアシストの「HOROU(ホロウ)」です。

(TOP写真=HOROUの全高は2400mm。トヨタ純正のハイルーフ車よりも高い。だが、デザイン的にはそれを感じさせないほど自然な仕上がりの“かさ上げルーフ”。FRP加工はじめ、すべて日本製)

「欲しいサイズがない!」の声に応えて

前回もお伝えしたように、バンコンのベース車両として人気の車種といえば、トヨタ・ハイエース。ボディーやエンジンのバリエーションが豊富なことも、人気の大きな要因です。

中でも天井高の高いハイルーフ車は、ボディーの加工なしにキャンピングカーの構造要件の一つである「キッチンなどの前に室内高1600mm以上」を満たすので人気の的になっています。当然ながら、それだけ室内空間も広いのも魅力です。

ただ、「ロング×ワイド幅車」のタイプには、ハイルーフの設定がありません。

室内の広さは欲しいから、車幅はワイド幅がいい。でも、ハイルーフの設定がある全長5mを超える「スーパーロング×ワイド幅」のタイプは、普段使いには大きすぎる……。

そこがハイルーフを希望する人にとって悩みの種でした。

そんな声に応えたのがご紹介する「HOROU」です。「ないなら作る!」という心意気で、ミドルルーフ×ワイド幅車にオリジナルのFRP製ルーフを架装し、全長4640mm×全幅1930mm×全高2400mmのサイズに仕上げました。

これは大型ワゴン(アルファードなど)とほぼ同サイズです。最小回転半径も5.2m(ちなみにアルファードは5.6m)ですから、普段使いとの兼用をためらう必要もありません。

ゆったりと快適な「ふたり旅」を 新モデル「HOROU」の魅力

リアドアと右側面の窓はFRP製のボックスに替えられている。ほんの数センチだが室内空間が広がり、断熱にも寄与する

トヨタ純正のルーフと比べてみても、同社オリジナルのルーフデザインは自然な仕上がりで「あれ? 新型車を出すと聞いていたけれど、間に合わなかったのかな?」と通り過ぎてしまいそうになったほどです。

「ふたりでゆったり」のレイアウト

ルーフ架装のおかげで、室内高は最大1650mmと十分な高さが確保されています。レイアウトは国産には珍しく運転席が回転し、2列目シートと対面するダイネットを形成します(助手席は冷蔵庫があるため回転しません)。

停泊中はほぼデッドスペースになる運転席が活用できるため、室内長の短さを補える巧みな方法と言えるでしょう。

ゆったりと快適な「ふたり旅」を 新モデル「HOROU」の魅力

運転席を後ろ向きに回転させて対面式にするダイネット。スペース効率に優れ、室内を有効に使うことができる

ベッドはどうでしょう。この車の乗車定員は5名、就寝定員は大人2名、子ども2名です。

ベッド展開は、2列目シートをフラットにした上で補助マットを加える方式。車の幅方向に寝るスタイルで、これで大人2名用のベッドになります。

子ども用ベッドはリア左右にあるカウンター部分にベッド用の板を渡す方式で、やはり車の幅方向に寝ることになります。

車幅は変わらないのに、なぜリアのベッドが子ども用なのかといえば、ベッド展開時の頭上の高さが足りないため。法律上のキャンピングカーのベッドの規定サイズの要件は、大人の場合、「長さ180cm以上×幅50cm以上の連続した平面を有すること」ですが、実はもうひとつ決まりがあるのです。

それは、頭の位置のベッド面から天井までの高さ(顔の上の空間)が「50㎝必要」、というもの。リアベッドは天井収納がついている関係で、その「50cm」が満たせないのです。そこでリアのベッドは子ども用、という扱いになっています。

ゆったりと快適な「ふたり旅」を 新モデル「HOROU」の魅力

窓上の形状から法規的には大人用にならないが、実際には十分なスペースをもつリアベッド。右側収納部には発電機を収めることもできる

一方で、長さは180cmありますから、大人が寝るにも十分なサイズです。子ども用とされるベッドで大人が寝てはいけない、ということではありません。

基本的には、ゆったりとして快適な「ふたり旅」を想定したレイアウトです。ベッドを展開しないでダイネットはそのままにする。そして、寝るのはリアのベッドで、という使い方をしてもよさそうです。

多彩なオプションで好みの一台を

40L冷蔵庫と電子レンジを標準装備して価格は、581万2950円(ガソリン・2WD)。

天井高を確保するためのオリジナルの屋根架装もすべて「メイド・イン・ジャパンです」と青木孝正社長。FRP加工などを海外発注する会社もありますが、そこは日本の職人品質にこだわりたい、という信念があるのです。

家具の仕上げや、シート表皮、壁面のクロス貼りなども、同社のフラッグシップモデル、RICH(リチ)に匹敵するクオリティーですから、かなり思い切った価格設定といえそうです。

ゆったりと快適な「ふたり旅」を 新モデル「HOROU」の魅力

電子レンジも標準装備。ただし、インバーターはオプションなので、標準仕様では外部電源がないと使えないので要注意だ

家庭用エアコン、発電機、リチウムイオンバッテリーなどはオプションです。何もかもを標準装備にするのではなく、使い方に合わせて選べるようにすることによって、価格を抑えることに成功しています。

自身が長年のキャンピングカーユーザーである青木社長らしい発想で誕生した「HOROU(ホロウ)」。
長すぎないボディにワイド幅×ハイルーフ。小回りの利く1台として注目されそうです。

REACTION

LIKE
COMMENT
0
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら