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クジラの魅力を間近で体感! 青の絶景とグルメも楽しい 奄美大島南部の旅(上)

鹿児島県本土と沖縄県のほぼ中間に位置する奄美大島。奄美空港周辺の青く美しいビーチが点在する北部、中心部となる名瀬(なぜ)周辺を中部、そして太古から生き続ける深い亜熱帯の森が広がる南部と大きく三つのエリアに分けられる。そんな奄美大島では、近年、海岸近くに来遊するザトウクジラウォッチングツアーが注目を集めている。クジラ観察と絶景ドライブを堪能し、島グルメも楽しむ。LCCの就航により、ぐっと身近な存在になった奄美大島の南部の魅力に迫る。

(文・写真:鈴木博美)

※最新の営業状況は各所にお問い合わせください。

ザトウクジラが舞う海へ

【動画】船上と海中でクジラを観察

ザトウクジラと泳ぎたい。そんなクジラ好きの夢をかなえてくれるのが奄美大島のホエールスイムだ。奄美大島では船の上からザトウクジラを見るだけでなく、海に入って一緒に泳ぐことができるという。

ザトウクジラは体長12〜15メートル。体重30トンを超える世界最大級の哺乳類だ。夏場はエサがたくさんあるロシアなど北の冷たい海で生活をし、12月~3月の間に数千キロの旅をして暖かい奄美群島や沖縄方面へ出産、子育てのためにやってくる。

当日の海況によって島の東側と西側、どちらの海へも行くことが可能な南部に位置する瀬戸内町。2021年3月下旬、この瀬戸内町の港をベースにしたツアーに参加した。参加者8人が午前8時に瀬戸内町の油井港に集合した。この日は島の東側のホエールロードでザトウクジラを探すという。出航後ほどなくハンドウイルカの群れに遭遇。イルカはしばらく遊ぶようにボートの脇を並走していた。

約1時間後、外洋域でザトウクジラ4頭が潮を吹いている姿を確認。3頭の雄クジラが1頭の雌クジラを追い回していた。求愛行動「ヒートラン」だ。尾びれを激しく垂直に水面に打ち付ける「テールスラップ」や長い胸びれを水面にたたきつける「ペックスラップ」など、目の前で繰り広げられる生態は圧巻。頭上に潮を吹き上げる時の荒い鼻息のような大音量の呼吸音が大海原にとどろいている。

クジラ
クジラ
クジラ
クジラ

奄美大島では今回参加したクジラウォッチング&スイムツアーのように、当日の海のコンディション次第でザトウクジラとホエールスイムができる。多くはザトウクジラの進行方向に船が先回りし、海に入って水中で観察する。スイムの際は「水面で泳がない(バタバタと音を立てない)」「潜水禁止」などのルールを厳守することが大事だ。今回は6時間ほどのツアー中、10回ほど海に入って水中でザトウクジラの姿を3回目視できた。

また、船上からザトウクジラを見る所要時間3時間ほどの気軽なツアーも開催されていて、そちらもおすすめだ。

ザトウクジラとの一期一会の感動は桁違いだ。ましてやスイムは様々な環境の条件がそろった時にかなう貴重な体験といえる。冬の奄美大島の海は、大自然の感動と興奮の連続だった。

■奄美クジラ・イルカ協会
https://amamiwhale.jimdofree.com/

国内有数のクロマグロ養殖地 瀬戸内町を散策

オブジェ

クジラウォッチング&スイムツアーが発着する瀬戸内町は典型的なリアス式海岸を形成し、水深が深く入り江も多いことから日本有数のクロマグロの養殖地になっている。瀬戸内町の古仁屋(こにや)港に立つ「せとうち海の駅」内では、1階に鮮魚直売店、2階にはレストランがあり、瀬戸内町のクロマグロを使用した丼ものをはじめ、地元の魚介類を使った絶品の海鮮丼が食べられる。ピンク色で厚切りのクロマグロは程よく脂の甘みが感じられ、とろける食感。マグロ好きなら食べずに帰るわけにはいかない。

■せとうち海の駅
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋字大湊26-14
電話:0997-72-4626

■瀬戸内漁港直売店 海力
営業時間:食事11:30〜16:00

■せとうち海の駅シーフードレストラン
営業時間:食事11:00〜14:00

つきあげ

瀬戸内町の中心地となる古仁屋は、昭和の懐かしさが漂う店が軒を連ねる港町。なかでも、魚のすり身に豆腐を加えて揚げた「つきあげ 」は、ふわふわな食感がたまらない古仁屋の名物だ。真空パックでの販売もしているので、お土産に買って帰ることも可能。

■東江かまぼこ店
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江1-1
電話:0997-72-0310
営業時間:不定

りゅうび餅
りゅうび餅は歯切れが良く黒糖の優しい甘みが地元に愛される伝統菓子

奄美大島の黒糖を使ったお菓子「黒糖じょうひ餅」は、古くからお祝いの席には欠かせないお餅。江戸時代に奄美大島を統治していた薩摩藩のお殿様に献上したところ、大変喜ばれたことから、「上品な餅」を略してじょうひ餅となったと伝えられる。その他「りゅうび餅」や「ふちもち」など、伝統の製法で作り続けるお菓子屋さんなどに立ち寄りながら、そぞろ歩くのも楽しいところだ。


■大城もちや
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23-2
電話:0997-72-0328
営業時間:8:00~18:00 日曜定休

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