&w

つながる、ということ
連載をフォローする

パリ進出、原点はバングラデシュ 山口絵理子さんの挑戦

撮影:山田秀隆

バングラデシュで起業したころ、海外のバイヤーが、安いものを求めて買いたたきをしていました。ヨーロッパからも来ていたので、「バングラデシュで、ここまで品質の高い商品ができるんだよ」と発信するには、ヨーロッパ抜きでは語れないな、という気持ちは強くありました。

小さいショールームですが、色々なブランドが拠点を構えているパリでプロダクトをお見せして、どういうお客様に届くのか、実験をしてみたいと思っていました。

―お客様の反応はどうですか?

「日本ぽい色だね」とよく言われます。私はビビッドな色がそんなに好きではなく、一個一個、日本の四季をイメージして染めるのですが、そこが響いているのかな、と思います。あと、「ミニマム」と言われます。私は金具とかの装飾があまり好きではないので、すっきりしたフォルムで作ることが多いのですが、そう言ってくださってうれしいです。

販売拠点=商品開発センターと思っているので、パリの風を浴びて、新しいフォルムや機能など、開発に貢献するんじゃないかなと思っています。最近の大ヒットは、ハンドバッグとしても使える横長のリュックサックで、パリでコンセプトを作りました。「リュックサックはセクシーじゃない」と言われたけれども、横長にすることで大人っぽいリュックサックになりました。

コロナ禍、新作を打ち出すことへの疑問

―コロナ禍で、バッグを回収してリメイクする事業を始められました。

新作をどんどん打ち出すことへの疑問が自分の中にありました。小売業だから売らなきゃいけないし、作ったものは世に出したいというのは当たり前だけど、一消費者として自分のクローゼットを見た時に、「もっとモノを大事にしなきゃいけない」「たまっちゃった洋服をどうしよう」という思いがあると思います。

作った側の責任として、不要になったものを、買ったブランドに返せるといいと思ったんですね。「大事にしているものを、ちゃんと受け取るということをやりたい」「お客様から戻ってきたモノを、新しいプロダクトにできないかな」と昨年の4月ぐらいからスタートしました。

戻ってくるプロダクトは、お客様がすごく丁寧に使ってくださっていて、お手紙もたくさんいただきます。いかに次のプロダクト、次のお客様につなげるか、日本の職人と一緒に考えました。シリーズの名前は「RINNE(りんね)」です。お客様が愛着を持ってバッグを使ってくださっていて手放されないので、いまはちょっと回収の量が足りない状況です。

―ファッションの世界ではエシカル、サステイナブルな動きが広がっています。

NEXT PAGE職人と日本のお客様をつなぐ

REACTION

LIKE
COMMENT
0
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら