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海の見える駅 徒歩0分の絶景
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三陸海岸の北端、名勝の海岸へ 青森県・陸奥白浜駅

陸前・陸中・陸奥という、「陸」のついた三つの国に由来する、三陸海岸。全長はおよそ600kmにも及ぶ。そのほぼ北端に、太平洋を見下ろす小さな無人駅がある。JR八戸線の陸奥白浜駅(青森県八戸市)だ。

(訪問は2016年2月。一部、後日撮影した写真を使用しており、該当するものには撮影時期を記載しています)

連載「海の見える駅 徒歩0分の絶景」は、アマチュア写真家の村松拓さんが、海のそばにある駅で撮った写真を紹介しながら、そこで出会ったこと、感じたことをつづります。

駅は質素、景色は雄大

JR八戸線は、青森県の八戸駅と岩手県の久慈駅を結ぶ全長64.9kmの路線。ほとんどの区間が三陸海岸に沿っており、車窓にはところどころで太平洋の水平線が見える。今回取り上げる陸奥白浜駅は、八戸駅からおよそ30分の場所にある。

陸奥白浜駅のいちばんの特徴は、砂浜を見下ろす眺望だ。

ホームに降りたら、砂浜と太平洋が迎えてくれる(2017年5月撮影)
ホームに降りたら、砂浜と太平洋が迎えてくれる(2017年5月撮影)

標高およそ24メートルという高台にあり、海まではゆるやかとも、急とも言いがたい絶妙な傾斜が続く。眼下に広がるのは、大須賀海岸。全長およそ2.3キロの砂浜が、ゆったりとした弧を描く。打ち寄せる波の様子が、遠くまで鮮明に見えるのが印象的だった。

さらに大須賀海岸の先、北の方角に小さく見えるのが、白い鮫角(さめかど)灯台。この灯台のある八戸市の「鮫角」が、およそ600km続く三陸海岸の北端とされている。陸奥白浜駅はいわば、「三陸海岸の北端を垣間見られる駅」だ。

陸奥白浜駅から見えた、大須賀海岸と鮫角灯台。ちなみに、海岸の南側、陸奥白浜駅に近いエリアには白浜海水浴場 がある(2017年5月撮影)
陸奥白浜駅から見えた、大須賀海岸と鮫角灯台。ちなみに、海岸の南側、陸奥白浜駅に近いエリアには白浜海水浴場がある(2017年5月撮影)

こぢんまりとした駅の存在感も、また旅情に拍車をかける。陸奥白浜駅には、たった一本のホームと、屋根の付いたベンチがあるのみ。駅舎もなく、ホームの階段を数段降りれば、そこが駅前。いわゆる駅前広場や、喫茶店、商店のたぐいは見当たらない。辺りには雑木林や住宅が点在するばかりだ。

駅から細い坂道が続いていたので、少し登って振り返ってみた。陸奥白浜駅が、駅というよりも、山の中にある小さな展望台のように見えた。

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