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パリの外国ごはん そのあとで。
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ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

暑いから焼き茄子(なす)食べたい。と、思ったのが始まりでした。

海外に出て20年以上、様々な国で様々なアパートに住みましたが、見事にガス火じゃないんです。毎回、電磁調理器。実家はガスだったので、夏になれば網に乗せてボウボウジュウジュウと焼いた茄子をアチチと皮をむき母が焼き茄子を作ってくれましたが、電磁調理器ではそれは無理。

人の家でBBQがある度にマイ茄子としょうゆを持ち込み、ひとり網の横で茄子を黒く焼き、多少周りからあの日本人なにやってんのみたいな目で見られつつ焼き茄子欲をなだめるのが関の山。私の中では海外での焼き茄子は、たまにそんな機会に遠慮しながらありつけるごちそう枠。

ところが、Lao Vietを初めて訪れた時に何となく頼んだ「焼き茄子自家製ソース」が、本当の焼き茄子だったのです。焼いた、と書いてあったので油かなんかで焼いたのかと思っていたら、なんとあの黒く焼かれた皮の中で香ばしさをまといつつトロリと蒸し焼かれたあの!焼き茄子!がラオス・ベトナム料理店で甘辛のソースをまとって、揚げたエシャロットを乗せて出てきた時の興奮はすごかった(鼻息荒く明子ちゃんと再訪した日に、今日はありませんと言われて心底がっかりしたのですが今もメニューにあります)。

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

先日夏日が続いた時に、あれが無性に食べたくなりました。でもコロナだから誰もBBQに誘ってくれない。ベランダで火を焚(た)くのも違うなあと悶々(もんもん)としていた時に、イラン人の友人が茄子のペーストをオーブンで焼いて作っていたのを思い出しました。あのペーストも焼きなすの香ばしさに感動したんだった。あれだあれ。

オーブンを熱々に熱して茄子投入。ブジブジいいながら焼ける茄子をほくそ笑みながら眺め、黒く焼けた皮をむいたら、ああそれは焼き茄子。多少直火には負けますがイヤイヤ悪くない。

Lao Vietの自家製ソース、もう数年前に食べたきりなので細かいところは忘却のかなただけど甘ーくてすっぱしょっぱかった。今回はなんだか山ほど辛くしてニンニクも入れたい。ああショウガもね! 焼き茄子だもの! そしてミント! ミントたっぷり乗せてピーナツ! これで行こう! 畳み掛けるように味を決めて、いざ!(!が多くてすみません)。

結果、おいしーいのができました。ご飯によし、麺によし、なんなら田舎パンに良し(オリーブオイル垂らしてオープンサンドがなかなかです)。甘くて酸っぱくて辛くて刺激的茄子。うふ、これからの暑い夏にぜひどうですか。我が家では今年の夏高頻度で登場しそう。そうめんにぶっかけても食べたい。

刺激的な焼き茄子

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

材料

・茄子 2本(欧米に住んでいる方はあのおばけ茄子1本)

【A】
・赤唐辛子(乾燥、大きめの辛さがマイルドなもの) 1本、攻めるなら3本を種ごとざく切り
・ショウガ 8g(千切り)
・ニンニク 1片(粗みじん切り)
・菜種油 大さじ2

【B】
・しょうゆ 大さじ2
・精製されてない砂糖(黒砂糖でも) 大さじ1
・自然塩 小さじ1/2
大さじ山盛り1の粗みじん切りピーナツ、ヘーゼルナッツなんかも入れてもいい。

・レモン汁 1/4個分
・ミント 片手一つかみ(ざく切り)
紫蘇があれば、紫蘇もいいですねえ。その時は手で大きめにちぎるのはどうでしょう。口に入れた感触がなんだか違うハーブみたいで、最近自分の中ではやっています。

作り方

ガス火で網引いて時々ひっくり返しながら満遍なく、茄子のサイズにもよりますが10~15分くらいですか、中火の直火で焼ける人はそのまま焼いたらいい。ああうらやましい。

私のようにオーブンの方は竹串で適当にプスプス穴を開けて、250度に熱したオーブンで、おばけ茄子は表15~20分、返して15~20分くらい。日本の茄子ならもう少し焼き時間は短いはず。

どちらにしても、皮が焦げて、串を刺すとすんなりスススッと入っていくまで中が柔らかく焼けたらOK。

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

熱々黒々な茄子、日本の物なら、触れるくらいまで冷めたらあちち、なんて言いつつ皮をむきます。西洋のおばけ茄子は紙袋に入れて袋の口をくるくるしめて下にお皿を引いて(汁が出るので)、またはボウルに入れてふたかお皿をかぶせて5分ほど蒸します。

どちらも、むく時に小さなボウルに水を張り、指を冷やしながら、指についた茄子の焦げを落としながらむくとやりやすい。

皮をむいたら食べやすい大きさに切ってお皿に置きます。冷蔵庫で冷やすのもおいしいですが、Lao Vietのものは生温かくそれがまたおいしかった。

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

さて、ソース。【B】を全てボウルに混ぜておく。小さな鍋に【A】を入れ最初弱火から中火にして香りを出し、ニンニクやショウガがきつね色になったところで【B】をじゃっと入れて火から下ろします。

レモン汁を加え、茄子にかけてミントをバサーで出来上がり。私はさらにここに青唐辛子のみじん切りを入れてしまいました。どれだけ刺激を求めているのか。

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

うまい! 辛いのは苦手な方は、唐辛子抜きもとってもおいしいです。レストランのテラススペースが再開したパリ。どこのお店も人が鈴なりで子連れで行くにはまだまだハードルが高いけど、また行きたいなLao Viet。ぜひ、お試しください。

ご飯によし、麺によし。暑い日はスパイシーな焼き茄子を

Lao Viet

24, boulevard Massena 75013 Paris

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