&M

インタビュー
連載をフォローする

大人の表現を任される喜びも 安達祐実、パブリックイメージを更新する闘い

花田龍之介撮影

「安達祐実」と「安達さん」の違いを乗り越える難しさ

――昨年放送された連続ドラマ『捨ててよ、安達さん。』は、これまでの安達さんのキャリアや人生を反映した脚本で、フィクションでありながらフェイクドキュメンタリーのようにも見られる作りになっていました。

安達 最初は完全にコメディーだと思っていたんです。これまで私自身の身に起きたことを監督に話して、そのエピソードを盛り込みつつ作られた脚本だったんですけど、当初思っていたよりもだんだんダークな世界観になっていったので、自分でもびっくりしながら撮影していました。

――自分の体験が思いもよらない形で脚色されたときの心境はいかがでしたか?

安達 やっぱり受けとめ方が難しかったですね。「安達さん」という役なので、私本人のノンフィクションであるかのような印象を与えるけれど、たとえば自分ではそこまでこだわっていないことも、ドラマの中の「安達さん」はすごくこだわっているように描かれていたりするんです。なので「自分はこうじゃないのに」という思いを乗り越えることに少し時間がかかりました。普通に自分以外の人間を演じるよりも、障害が一つ多いという感覚で、その葛藤は最後までありましたね。

――芸能活動の傍らでアルバイトをしたことがある、といったエピソードも実話ベースでしょうか。

大人の表現を任される喜びも 安達祐実、パブリックイメージを更新する闘い
花田龍之介撮影

安達 あれは完全にフィクションです(笑)。バイトしようかなと思うぐらい仕事がなかったときの話はしていたので、それをもとに書かれたのではないかと。ただ、劇中に出てくるように、「死んだ魚の目をしている」と母に言われたのは事実なんです。ドラマの中の「安達さん」はそれに大きなショックを受けている描き方だったんですけど、実は私自身は、そのことにまったくショックを受けていなくて。言われたときは「たしかにそうだよね!」と光が差したような一言だったので、むしろ神のお告げぐらいのポジティブなとらえ方をしていたんです。ドラマでは真逆の描き方をされていた分、乗り越えるのが大変だったハードルの一つではありました。

NEXT PAGE大人の女性として認められないことが悲しかった

REACTION

LIKE
COMMENT
1
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら