&M

Lorenzo STYLE
連載をフォローする

もはやマツダMX-5は「歴史車」 イタリア半島で一斉ファンミーティング

「マツダMX-5 バック・トゥ・ドライブ」トスカーナ会場で=2021年5月23日、アレッツォ

イタリアで高まる存在感

2020年のイタリアにおけるマツダ車全体の新車販売台数は1万96台で、市場占有率は0.73%にとどまる(データ出典:UNRAE)。だがハイブリッドによる燃費経済性や4WDで訴求する日本の他ブランドと異なり、マツダは走りの楽しさを強調した独自のブランドイメージ構築をここ20年で達成した。その牽引(けんいん)力となったのは、MX-5に他ならない。

イタリアにおけるMX-5の新車価格は、22パーセントという付加価値税の高さも手伝って3万1800ユーロ(約422万円)に達する。BMWシリーズ2クーペにほぼ匹敵するプライスであり、走行感覚を楽しみたいイタリア人の間では、憧れのモデルのひとつといえよう。

「マツダMX-5 バック・トゥ・ドライブ」トスカーナ会場で=2021年5月23日、アレッツォ
「マツダMX-5 バック・トゥ・ドライブ」トスカーナ会場で=5月23日、アレッツォ

いっぽう市場で年数を重ねてきたことで、程度の良いMX-5のユーズドカーが5000ユーロ(約66万円)程度で手に入ることもある。チューニングを楽しむ人にとって、格好の素材だ。さまざまな人によって、さまざまなアプローチができるクルマだからこそ、上述のようなさまざまなストーリーが生まれる。

マツダのイタリア法人の発表によると、その日イタリア全国では合計1770台のMX-5が参集した。アレッツォの現地オーガナイザーを務めたルカ・アニェッリさんは、「子どもから好かれるのも、MX-5の魅力だね」と、息子であるニッコロ君の頭をなでながら語る。彼は自動車チューニング工場やパーツショップを営む傍らでMX-5ファン向け交流イベントを催してきた。以前企画したモデナ郊外の旧ブガッティ本社見学会では、現地で英国車「ロータス」のクラブと共催で昼食会を楽しんだという。

「マツダMX-5 バック・トゥ・ドライブ」トスカーナ会場で=2021年5月23日、アレッツォ
「マツダMX-5 バック・トゥ・ドライブ」トスカーナ会場で=2021年5月23日、アレッツォ

ちなみにイタリアでは初回登録から30年以上経過すると、文化遺産として古典車の申請が可能となり、税制面で優遇が受けられる。初代MX-5もオリジナル状態が高度に維持されていれば、すでにその対象だ。アメリカ市場を強く意識して誕生したMX-5だが、ここ旧大陸ヨーロッパでも着々と独自の地位を固めつつある。

(写真/Akio Lorenzo OYA、Giacomo Roggi、動画/大矢麻里 Mari OYA)

フォトギャラリー

REACTION

LIKE
COMMENT
1
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

POPULAR 人気記事

※アクセスは過去7日間、LIKE、コメントは過去30日間で集計しています。

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら