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京都ゆるり休日さんぽ
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読んで、見て、楽しむ カラフルに透き通る涼しさ ひんやりスイーツリスト

「喫茶ソワレ」の「ゼリーポンチ」(750円・税込み)。サイダーの刺激は優しめ。売り切れ次第終了

妖しくときめく、キラキラ透けるゼリーポンチ

色とりどりのゼリーがキラキラとサイダーの泉に浮かぶ「ゼリーポンチ」。5色のゼリーはセロハンのように重なりつつグラスを満たし、ノスタルジックでどこか妖しい、独特のムードを醸し出しています。1948年創業の「喫茶ソワレ」は、こちらのゼリーポンチをはじめ、クリームソーダ、ヨーグルトポンチなど、極彩色の冷たいデザートドリンクが人気の喫茶店。修繕しながら守り継がれているクラシカルな内装と空間全体を包むブルーの光が、訪れる人を外の喧騒(けんそう)から別世界へといざないます。

空間全体をブルーの照明が照らす。「青い光は女性を美しく見せる」という初代の友人の染織家・上村六郎氏の提案から始まった
空間全体をブルーの照明が照らす。「青い光は女性を美しく見せる」という初代の友人の染織家・上村六郎氏の提案から始まった

「ゼリーポンチ」は、現オーナーの母が「牛乳嫌いの娘が飲めるように」と考案した「ゼリーミルク」の姉妹版として誕生。カラフルで涼しげな見た目で、インスタグラムなどなかったころから女性を中心に支持を集め、全国から訪れる人がたえません。

「ゼリーポンチ」(750円・税込み)。サイダーの刺激は優しめ。売り切れ次第終了
「ゼリーポンチ」(750円・税込み)。サイダーの刺激は優しめ。売り切れ次第終了

「ゼリーポンチは、若くして亡くなった母が生きた証しのようなもの。たくさんの人に知っていただけることが、私にとって、店を続ける原動力になっています」と現オーナーは語ります。

飾られた絵やグラスに描かれた女性像は、画家・東郷青児氏によるもの。初代が東郷氏と交流があったことから店に取り入れられ、今では「ソワレ」の世界観を象徴するものとなりました。色鮮やかで、ドキドキして、少しメランコリックな、夏の夜の夢のようなひと時を体験してみてください。

壁に飾られている、東郷青児氏の女性画。調度品や内装の装飾なども修繕しながら大切に受け継いでいる
壁に飾られている、東郷青児氏の女性画。調度品や内装の装飾なども修繕しながら大切に受け継いでいる

喫茶ソワレ
http://www.soiree-kyoto.com/

■紹介記事はこちら
https://digital.asahi.com/and/article/20200814/300272863/

まだ見ぬコーヒーの世界を旅するように

元美術学校の跡地を活用した複合施設「THE  SITE」の一角。他に雑貨店やアトリエ、オーガニック青果店なども入居する
元美術学校の跡地を活用した複合施設「THE SITE」の一角。他に雑貨店やアトリエ、オーガニック青果店なども入居する

左京区にある、元美術学校の教室をリノベーションした「珈琲焙煎(コーヒーばいせん)所 旅の音」は、世界中の生産地から仕入れたスペシャリティーコーヒーを扱うカフェ。小規模生産者と手をつなぎ、パートナーとしてものづくりに寄り添うことで生まれたコーヒーは、多様かつ個性的。甘みや酸味、軽さといった、コーヒーの新たな一面に出会えるドリンクやスイーツが楽しめます。

「コーヒーゼリーパフェ」(900円・税込み)。ビスケットと焼きマシュマロ抜きは50円引き
「コーヒーゼリーパフェ」(900円・税込み)。ビスケットと焼きマシュマロ抜きは50円引き

ビスケットとマシュマロの帽子をかぶったビジュアルが愛らしい「コーヒーゼリーパフェ」は「旅の音」の看板メニュー。甘さ控えめのゼリーの層は、トップのビスケットやマシュマロをくずし入れると、ちょうど良い甘さになるという仕掛けです。コーヒーゼリーに用いた豆は、果実感豊かな「エチオピア・イルガチェフェ」。スッキリとフルーティーな味わいで、苦味やコクのイメージの強いコーヒーとは全く別物。ストロングなコーヒーが苦手な人でもぺろりと食べられます。

オーナーの北辺佑智さん。自ら生産地へと出向き、作り手にコミット。焙煎教室や商品開発も手がける
オーナーの北辺佑智さん。自ら生産地へと出向き、作り手にコミット。焙煎教室や商品開発も手がける

「タイを旅した時に出会って感動した、果実としてのコーヒーの味が僕の原点。それ以来、コーヒーに関わり続けたい、コーヒーに関わる人を増やしたいという思いがずっとあります」

オーナーの北辺佑智(きたべ・ゆうち)さんがそう語る通り、自宅で、カフェで、飲み物として、スイーツとして、さまざまな形でコーヒーのある時間を提案するのが「旅の音」流。味の好みや飲み方を決めつけず、まだ見ぬ世界へ旅するように、自由にコーヒーを楽しんではいかがでしょう。

珈琲焙煎所 旅の音
https://coffee.tabinone.net

■紹介記事はこちら
https://digital.asahi.com/and/article/20190816/300128008/

エアコンのない時代から、京都の人々は「見て」涼を感じることで、蒸し暑い夏を乗り切ってきました。打ち水された石畳、露にぬれた庭園、透き通る色の和菓子や甘味……。小さな夏と涼のカケラを、眺めて感じてみてください。

※読んで楽しむ京都さんぽ(ジャンル別)はこちら
(1)地元の人も通う、多彩でハイレベルな京都ランチリスト
(2)古道具たちがまとう物語に出会う 京のお店リスト
(3)京都の1日は朝食から 旅気分を高めるお店リスト
(4)文化の灯を絶やさぬように 個性派本屋リスト
*営業状況が変更されている場合があります。

BOOK

読んで、見て、楽しむ カラフルに透き通る涼しさ ひんやりスイーツリスト

京都のいいとこ。

大橋知沙さんの著書「京都のいいとこ。」(朝日新聞出版)が2019年6月7日に出版されました。&Travelの人気連載「京都ゆるり休日さんぽ」で2016年11月~2019年4月まで掲載した記事の中から厳選、加筆修正、新たに取材した京都のスポット90軒を紹介しています。エリア別に記事を再編して、わかりやすい地図も付いています。この本が京都への旅の一助になれば幸いです。税別1200円。

フォトギャラリー(クリックすると、写真を次々とご覧いただけます)

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