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リノベーション・スタイル
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予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション

Sさんご家族(夫・妻40代 長男6歳 長女4歳)
東京都大田区/68.01㎡/築41年

    ◇

ライフスタイルが変わるタイミングで、2回目のリノベーションを実行する人が増えてきました。今回、ご紹介するSさんご夫妻も2回目です。1回目のリノベーションはこの連載でも紹介(「〈12〉こども部屋がセカンドリビングに」)しましたが、8年ほど前のことで、当時はご夫妻と猫の家族で、お子さんはいませんでした。

そのときは、LDKをメインにした、広々として個室のない間取り。寝室はLDKに隣接させ、160cmほどの低い壁で緩く仕切り、LDK全体を一体感のある居心地の良い空間にしました。

予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション
1回目のリノベーションは、LDKをメインに広々として個室のない間取り
(「〈12〉こども部屋がセカンドリビングに」)

広めの円形の土間と本棚を設けた玄関は、セカンドリビングのようなスペースにし、子どもが生まれたらここを子ども部屋にする予定でした。

10年経ち、子どもが2人生まれ、上のお子さんはそろそろ個室が欲しい年頃になってきました。さらに、コロナウイルスによって在宅勤務が増えるなど、ご夫妻のライフスタイルにも変化が出てきました。

また、コロナウイルスをきっかけに、家族が病気になったときに、1人で寝られる個室が必要だなと思ったことも、後押しに。以前に、Sさんがインフルエンザにかかったとき、家の中で唯一隔離できるウォークインクローゼットで療養しましたが、結局、家族全員がインフルエンザになってしまったことがありました。

そこで、「子ども部屋を作る」という目的で2回目のリノベーションを行いました。まだ個室が必要のない年齢の下のお子さんの部屋は、Sさんのワークスペースに。また、病気のときの療養のスペースとしても使用できます。

予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション

1回目のリノベーションのとき、玄関スペースを子ども部屋にするプランを予定していました。でも、暮らしているうちに、セカンドリビングの玄関は家族にとって大切な場所になり、そのまま残すことに。代わりに、寝室を子ども部屋にリノベーションすることにしました。

予定は変更しましたが、子ども部屋という目的は達成されました。ご夫妻の寝室は、LDKの中にある畳の小上がりに移動し、昼間はリビング、夜は寝室にするという時間差活用でクリア。布団がしまえる収納を、小上がりに造作しました。

予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション

子ども部屋の仕切りは、寝室だったときと同じ低めの160cmにして、空間全体の雰囲気は変えませんでした。天井よりも低いので光と風が通り、LDKとの一体感が感じられます。さらに、この低めの仕切りは、猫のキャットウォークにもなっています。

「適度にこもり感があって、子どもたちも楽しそうです。それぞれの居場所が増えたので、なかなか外出できないコロナ禍でも、ストレスが減りました」とSさん。

予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション

1回目のときに考えた「どんなふうに暮らしたいか」は、本質的に変わりませんでした。だから、2回目は必要な部分だけのリノベーションです。実際に住んでいるので、必要な部分を見極められるのが2回目のメリットです。今回のお宅は、住みながら工事ができ、工期も約1カ月と短めでした。

部分リノベーションは、もちろん1回目のお宅でも可能です。「どんな風に暮らしたいか」を考えて必要な部分だけにすれば、余計な手間やお金をかけずに、満足度の高いリノベーションになります。

間取りとリノベーションの写真のつづき
(写真をクリックすると、各部屋をご覧いただけます)

Sさんご夫妻に聞く
リノベーションQ&A

Q1 リノベーションをして生活が変わりましたか?

変わりました! 1回目のリノベーションと比べて住んでいる人数が倍になったので(笑)、お互いに遠慮して生活したり、所々で無理が出てきたりしていました。でも、今回のリノベーションで、個々のスペースがゆるやかに決まり、子どもを含めて家族がそれぞれのペースで生活できるようになりました。

部屋の広さは変わっていないのに、なぜか遊びに来てくれた人たちからは「広くなった!」と言われます。

予定は変更しても目的は達成! 住みながら必要な部分だけリノベーション

Q2 一番気に入っているところはどこですか?

今、長男が使っている子ども部屋です。適度なこもり感があり、無理なく整理整頓しやすい構造になっていて、すばらしいです。将来、子どもが独立したらいただこうと目論(もくろ)んでいます(妻が)。

Q3 今回のリノベーションで大切にしたことは何ですか?

在宅ワークや子どもの成長などを理由に、最初は完全な個室を作るという希望からスタートしました。でも、結果的に、ゆるやかにつながるような空間になったのは、それがやっぱり自分たち家族には合っているからなのだなと思いました。それをくみ取って設計に反映していただき、感謝しています。家族の距離感を大切にした、再リノベーションができました。

(構成 大橋史子)

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