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高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 

撮影・山本倫子

ネックになった決め台詞「雨宮リカ、28歳です」

とはいえ、リカのようなサイコなキャラクターは、高岡さんのイメージを傷つける可能性だってあったはずだ。ドラマのオファーが来た時、そんな不安はなかったのか。

「不安はありました。今お話ししたことと真逆になってしまうのですが、やはり今まで俳優として積み上げてきたものを『雨宮リカ、28歳です』に崩されるのは……と。オファーをいただけるのはとてもありがたいことです。でも、リカはどう考えても、ものすごく大転びをするか話題になるかのどちらかしかないと私でもわかります(笑)。お引き受けする方向ではありましたが、『ちょっと考えます』と時間をいただくことにしました」

高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 
(c)2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会

ネックになったのが、決め台詞「雨宮リカ、28歳です」だった。

「今の年齢でどうしたらこの言葉を言えるのか、それに尽きます。そもそもどうしてもこの言葉は必要なのか。これがなくてもストーリーとしては成立しています。その上での『雨宮リカ、28歳です』なんです。このセリフがどこまで、どんなに重要なのか、ということを、私の頭では考えられませんでした」

最終的に出演を決めたのは、結局、「やってみなければわからないのではないか」と思ったからだ。

高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 
(c)2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会

「残りの人生の方が短いというのもありますし(笑)。できること、やらせていただけることはやったほうがいいのではと。人生は楽しいとかつらいとか、いろんな感情を持てることが大事。やりたいことすべてが真っ白になってしまうような、何もできないとか何もないことほどつらいことはありません。コロナ禍でそう感じた方は多いのではないでしょうか」

ドラマは話題となり、純愛モンスター・リカの誕生物語「リカ~リバース~」(フジ系、21年3月放送)につながった。そこで高岡さんが演じたのは、リカに多大なる影響を与えた母親の麗美。シリーズ化によって同じ役を演じ続ける役者は少なくないが、1人で母と子を演じる機会はそうあるものではない。

「最高ですね(笑)。最初にリカをやるに当たって、もっと理解不能なのではないかと思っていたんです。ところが演じていると、リカの心情がわからなくないどころか、胸に突き刺さる。人をたくさん殺しているので歪んではいるものの、リカなりの正義を貫いて生きているので理解できるんです。俳優冥利(みょうり)という言葉は使いたくないのですが、やっぱりそれかな(笑)。そういう役に出会えたと思います」

NEXT PAGE何かと闘いながら頑張らなきゃいけない……

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