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高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 

撮影・山本倫子

何かと闘いながら頑張らなきゃいけない……

「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を機に「本格的に俳優になりたい」とキャリアを重ねてきた高岡さんだが、結婚や出産といったライフイベントごとに仕事を休んできた。常に考えてきたのは、「何が私にとっての幸せなのか」だったという。

生き馬の目を抜く芸能界でそれを貫くことは相当強い意志がないと難しい。高岡さんは自身のそうした強固な部分について、男性しかいないような現場で長く仕事をしてきたからでは、と分析する。

「『忠臣蔵外伝 四谷怪談』の90年代半ばは現場にほぼ女性はいませんでした。記録とメイクのアシスタントの方くらい。映画だけでなく、ドラマの業界もそうです。男性ばかりの世界で、私は頑なに自分の殻を固めていました。知らない人の意見は絶対聞かないとか(笑)」

高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 
撮影・山本倫子

「ほとんどが男性という現場で女性が生きるのは、今考えると本当に大変でした。何かと闘いながら頑張らなきゃいけないというか。自分らしくよりも、女性らしく生きなければいけない、という雰囲気がありましたね」

「当時は『私は女性なんだ』とアピールする時代であったかもしれません。それが、いつの間にか現場は女性ばかりに。なんて楽なんだろう、そんなに頑張らなくていいんだ、という気持ちになっていきました。女性にとってだいぶ生きやすい時代になりましたが、これからもっともっとそうなるはずです」

高岡さんが醸す余裕は、ひょっとすると、共に一つの作品を作ってきた女性たちのパワーが源なのかもしれない。

(文・坂口さゆり)

高岡早紀
1972年12月3日生まれ、神奈川県出身。88年芸能界デビュー。89年、「cfガール」でスクリーンデビュー。90年の映画「バタアシ金魚」でヒロインを演じ注目を集める。94年の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」で第18回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか多くの賞に輝く。近年の主な映画出演作に「雪の華」(19年)、「ファーストラヴ」(21年)など多数。今年出演したドラマに「リカ~リバース~」(フジ系)、「桜の塔」(朝日系)など多数。

リカ ~自称28歳の純愛モンスター~
高岡早紀さん「何が私にとっての幸せなのか」を常に考えていた 

五十嵐貴久によるサイコスリラー小説『リカ』シリーズの映画化。幼い頃から愛に恵まれなかった「自称28歳」の雨宮リカが、“運命の男”と結婚すべく暴走する姿を描く。山中でスーツケースに入った遺体が発見された。被害者は、逃走犯の雨宮リカ(高岡早紀)に3年前に拉致され、行方不明になっていた本間隆雄だった。犯人をリカだとにらんだ警視庁捜査一課の奥山次郎(市原隼人)は、潜伏する彼女をおびき寄せるため、偽名を使いマッチングアプリでリカを探し出す。次第にリカにのめり込んでいく奥山に、婚約者の貴子(内田理央)の不安は募っていくが……。
TOHOシネマズ 日比谷ほか公開中


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