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ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ

2022年春夏シーズンのミラノ・メンズコレクションが6月22日まで開催された。コロナ禍が長引くなか前回に引き続きデジタルでの発表が多かったが、招待客を絞るなど対策を講じたうえでのリアルなショーも開催された。傾向としては、実績のあるブランドがそれぞれの持ち味を前面に出した新作発表の場になった。

短くなるパンツ/レース素材も登場

ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ
プラダ

プラダはミウッチャ・プラダに加えて実力派デザイナーのラフ・シモンズが参加後2シーズン目。キーアイテムは色違いで数多く登場したハットだ。正面からは見えないが、後部はプラダの逆三角形マークが入り、つばが長い。

ハットとショートパンツを合わせた中性的な装いだ。ここ数年で男性のショートパンツ姿は一般社会でも珍しくなくなったが、モードの世界では丈が更に短くなっている。

ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ
フェンディ(写真左)/ジョルジオ・アルマーニ

様々な生地でショートパンツルックを披露したのはフェンディも同じ。ここまで丈の短いパンツが世の男性たちにどこまで浸透するのか興味深い。動画はブランドの本拠地ローマで撮影。デザイナーは「ローマのやわらかな色彩が美しく、それを今回のコレクションの焦点にした」。

約1年4カ月ぶりに観客を招いたリアルなショーを開催したジョルジオ・アルマーニには、軽快感が漂う。草木柄プリントのセットアップは、ひと目でデザイン性と生地の質の高さが伝わる。80年代にソフトスーツで男性服に革命をもたらした“モードの帝王”ならではの作風だ。

ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ
エトロ(写真左)/ドルチェ&ガッバーナ

ドルチェ&ガッバーナもリアルショーを開催し、デジタルで配信。派手な装飾やイタリア国旗の3色が目立ったコレクションだったが、あえて注目したいのは同ブランドのレディースの定番、レース素材が複数登場したことだ。

エトロは廃線になった電車の線路上でショーを開催。ブランドの代名詞ともいえるペイズリー柄のトップスにメタリックグリーンのパンツを合わせたスタイルで冒頭を飾った。前シーズンの21年秋冬はビッグシルエットなど強くストリート系に振れた感があったが、その傾向は今回、少し弱まった印象を受けた。

ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ
エルメネジルド・ゼニア(写真左)/トッズ

大手生地メーカーの背景を持ち、素材選びに恵まれるエルメネジルド・ゼニアはセットアップが光った。日本の着物を連想させるジャケットが柔らかいイメージを放つ。素材はおそらくリネン。よく見るとパンツの裾にパイピング加工が施されており、生地やシルエットだけでなく細かな作りにもこだわりを感じる。

高級靴で知られるトッズもトータルルックを発表した。ジャケットには得意とするレザーが部分的に使われ、ひじ当てには同社の定番ドライビングシューズ「ゴンミーニ」の突起があしらわれている。

老舗ブランドがひしめくミラノ・メンズだが、若者から支持を集めるブランドも存在感を見せた。

ブランド、持ち味軽やか 22年春夏、ミラノ・メンズ
MSGM(写真左)/ア・コールド・ウォール

MSGMは薄手のニットにショートパンツ。撮影場所は海辺で、ブランドによると「1990年代らしい青い波と夕日に包まれるブリーチ・ヘアのサーファーたち」がインスピレーション源だという。90年代のリバイバルは様々な分野で本格化している。

20年秋冬シーズンにロンドンからミラノへ発表の場を移したア・コールド・ウォールは新鋭英国人サミュエル・ロスによるラグジュアリーストリートブランド。ルイ・ヴィトンのメンズデザイナー、ヴァージル・アブローのアシスタントだった経歴もあり、今後の飛躍が期待される。

(編集委員・後藤洋平)

<写真は全てブランド提供>

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