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料理家・冷水希三子の何食べたい?
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焼きトマトがジュワ〜。ごちそうシーザーサラダ

料理家・冷水希三子(ひやみず・きみこ)さんが読者と私たち編集部のリクエストに応えて料理を作ってくれるという夢の連載。今回はシャキシャキのロメインレタスを使ったシーザーサラダをご紹介します。

―― 冷水先生、こんにちは。雨の日が続きますね。じめじめした日こそ、気持ちがシャキッと爽やかになる料理が食べたいものです……。

冷水 梅雨が過ぎれば楽しい夏ですから、もう少しの辛抱ですね。

―― おいしいものを食べて乗り切りたいです!

冷水 気持ちがシャキッとする料理ですね。では旬のロメインレタスを使ったシーザーサラダなんてどうですか? シャキシャキした食感が気持ちいいですよ。

―― わ~、シーザーサラダ、大好きです! でも家で作ったことはないですね。レストランなどで食べるイメージです。

冷水 あら、とっても簡単なんですよ~。

―― たぶん、味の決め手となるシーザードレッシングの作り方がイマイチわからないかもしれません。市販のドレッシングはどうにも口に合わなくて……。

冷水 もちろんドレッシングも自家製ですから、ぜひメモして帰ってください。

―― うれしいです! サラダのドレッシングって家で作ると本当においしいですし、油分や味付けを自分好みにできるからいいんですよね。市販のドレッシングはなかなか使いきれないので助かります。

焼きトマトがジュワ〜。ごちそうシーザーサラダ
ロメインレタスは大きく使いたいので、縦1/2くらいに割きます。水を張ったボウルにしばらくつけておくとシャキッとします

冷水 じゃあまずはロメインレタスの準備から。水を張ったボウルにロメインレタスをしばらく入れて、シャキッとさせます。

―― あれ、結構大きめサイズで使うんですね。

冷水 もちろん食べる前に好みの大きさにカットしてもいいですよ。その場合は包丁でなく手でちぎった方が断面がランダムになってドレッシングがよくなじみます。

―― なるほど!! 残った分はどうやって保存したらいいですか? 葉物野菜ってすぐにダメになってしまうので……。

冷水 水につけてシャキッとさせたら、水けを拭かずにキッチンペーパーで包みます。それをポリ袋に入れて冷蔵庫に入れると長持ちしますよ。

―― 水分を拭かないでいいんですか!? なんだかシナっとしてしまいそうですが……。

冷水 野菜の保存に大切なのは程よい保湿なんです。ビシャビシャのままポリ袋に入れたら水分が多すぎてダメになってしまいますが、キッチンペーパーで包むことで野菜についた水分をペーパーが吸い取り、それがちょうどいい塩梅(あんばい)の保湿になるんです。

―― パックみたいな感じですね!

焼きトマトがジュワ〜。ごちそうシーザーサラダ
ドレッシングに使うパルミジャーノ・レッジャーノは使う直前に削ると香りと風味が際立ちます

冷水 う~ん、まあそういうイメージです(笑)。じゃあ次にドレッシング作りです。パルミジャーノ・レッジャーノはぜひブロックのものをすり下ろして使ってください。コクも旨味(うまみ)も香りも格段に違いますから。あとはEXVオリーブオイルとレモン汁、マヨネーズを加えて混ぜるだけです。

―― お! それは先生、自家製のマヨネーズですか? 以前、サバサンドイッチの回でマヨネーズの作り方を教えてもらいましたが、まろやかで軽やかで本当においしかったです!

冷水 市販のマヨネーズでもいいのですが、ちょっと酸味が強いので、もしお時間があればぜひ自家製で作ってみてください。ドレッシングは味を左右する重要な要素ですから、ここに手をかけるといつもより格段においしくなりますからね。

―― シンプルな料理こそ、ひと手間かける。いつも先生がおっしゃっていることですね。

冷水 一度作ってみると「簡単!」となる場合も多いので、騙(だま)されたと思ってやってみてください。

―― マヨネーズも混ぜるだけですもんね。私も最初は「え~、面倒くさい!」って思っていましたが、今ではまったく苦にならなくなりました。

焼きトマトがジュワ〜。ごちそうシーザーサラダ
まずトマトだけ15分焼く。ベーコンとパンを加えるタイミングはトマトから果汁が染み出してきたころ

冷水 次に具材の準備です。まず180℃に予熱したオーブンでトマトを焼いていきます。オーブンにもよりますが、だいたい15分くらい。トマトの皮に少しシワができて、ジュクジュクと果汁が出てくるくらいが目安です。

―― 焼きトマトですか!?

冷水 トマトは具材というよりソースの立ち位置に近いかもしれません。焼きトマトを潰してそのジュースをレタスやパンに絡めて食べたらおいしいかなあ、と。

―― 食べ応えも出そうですし、彩りもきれいになりそうですね!

冷水 さてトマトがいい感じに焼けました。天板をいったん取り出して、空いているスペースにベーコンとパンをのせて、再び焼きます。

―― トマトはそのままなんですね?

冷水 はい、さらに火を入れて、最後は形が崩れるか崩れないかくらいまで焼きます。

焼きトマトがジュワ〜。ごちそうシーザーサラダ
ベーコンとパンを加えてさらに5分加熱。仕上がりはこんなふうです

―― ベーコンとパンは時間差で投入ってことですね。

冷水 ベーコンとパンを入れたら5分くらい焼きます。パンをベーコンの上にのせて焼くとベーコンの油を吸い込んでおいしいですよ。

―― ベーコンの香りも移りそうですね!

冷水 さて、具材がおいしそうに焼けました。あとは水けを切ったロメインレタスを器に盛って、そこに具材を加え、ドレッシングをかけたら完成です。

―― うわ~、なんだか思っていたよりずっと豪華で、これひと皿でブランチになりそうな感じですね。ナイフとフォークで食べるシーザーサラダ、めちゃくちゃテンション上がります!

冷水 おもてなしの場合は大皿に盛って、切り分けてサーブするといいですよ。

―― かっこいい!

冷水 お味はどうですか?

―― 水につけたおかげか、ロメインレタスのシャキシャキ食感がとんでもなく気持ちいいです。おっしゃる通り、トマトを潰して食べると酸味と甘味(あまみ)が加わってすごくおいしい……。味に変化が出て、飽きませんね。

冷水 焼きトマト作戦、成功ですね(笑)。

―― あと自家製マヨネーズを使ったドレッシングは酸味が穏やかで角がないですね。これまで食べていたシーザーサラダは野菜よりドレッシングの味が際立っていましたが、今回は野菜の風味をしっかり感じられます。

冷水 旬の野菜ですから、本来の味を楽しみたいですよね。新鮮なロメインレタスを見つけたら、ぜひ作ってみてください。

シーザーサラダ

材料(2人分)

  • ロメインレタス
    1/2個
  • フルーツトマト
    2個
  • ベーコン
    4枚
  • パン
    2~4切れ

A

  • パルミジャーノすりおろし
    10g
  • EXVオリーブオイル
    大さじ2
  • マヨネーズ
    大さじ1
  • レモン汁
    大さじ1/2

作り方

  • ロメインレタスは水を張ったボウルに浸す。葉がシャキッとしたら水からあげ、ざるなどに入れて水けをしっかり切る。
  • Aの材料を混ぜ合わせドレッシングを作る。オーブンを180℃に予熱しておく。
  • 天板にクッキングシートを敷き、トマトをのせて15分ほど焼く。
  • 3.の天板を一度取り出し、空いているスペースにベーコンとパンをのせて再びオーブンに入れ、5分ほど焼く。
  • 器に食べやすい大きさにちぎったロメインレタスと4.の焼きトマト、ベーコン、パンを盛りドレッシングを好みの量かける。
料理家・冷水希三子のレシピ

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料理家・冷水希三子のレシピ

なんでもない毎日のごはんのヒント、特別な日の特別なひと皿、この人と食べるごちそう、あるいは遠くのあの人が喜ぶお料理は……?
冷水希三子さんがいろいろな料理のレシピと作り方を教えてくれます。

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