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自動車ディーラーとキャンピングカービルダーがつくり上げた「KT CRUISER」

鹿児島トヨタの店頭でお披露目された「KT CRUISER」の車内の様子。可愛く「映える」デコレーションに意気込みを感じる/写真はすべて「キャンパー鹿児島」提供

成熟した文化への進化を期待

これまで自動車ディーラーでキャンピングカーの世界に参入しようとする試みはありました。しかし、うまくいっているケースは少ないと言わざるをえない、と思います。その理由としては、売る側が商品の魅力を理解できていない、というのが要因ではないかと感じています。キャンピングカーの世界は、車の性能面の知識に加え、どうやって使うかという提案力が重要な商品です。「今はこれが人気だから」という理由だけで急に参入しても、商品知識が豊富で目の肥えたユーザーに信頼してもらうのは至難の業です。

この点について、キャンピングカービルダーのキャンパー鹿児島の川崎康一郎社長には考えがあるようです。プロジェクトについて川崎社長は「単なる鹿児島トヨタとの『提携』ではなく『協業』なんです」。川崎社長によると、「KT CRUISER」の販売に携わる人には、必ず車に触れ、理解する機会を十分につくる計画だと言います。

自動車ディーラーとキャンピングカービルダーがつくり上げた「KT CRUISER」
ベッド展開の状態。収納家具やシンクなどの装備があるため、寝られる人数は大人2名プラスアルファ程度

目的が遊びであれ、緊急時対応であれ、ホームオフィスであれ、何より優先されるべきは安全性、そして快適性です。ユーザーの人生を乗せて走り、停泊する車を扱う以上、十分な商品の知識が必要になります。取材をすると、このプロジェクトは、豊富な商品知識をもとに、ユーザーの希望に寄り添える人材育成にまで踏み込んだ取り組みになりそうです。

欧米では、フォルクスワーゲンやメルセデスベンツのディーラーで、一部の車種ではありますが、キャンピングカーを購入することができます。自動車メーカーが直接、キャンピングカーをつくっているわけではないのは、日本と同じです。しかし、きちんと商品知識を備えたスタッフが販売を担当します。

自動車業界全体から見れば、まだまだシェアの小さいキャンピングカーですが、「KT CRUISER」のように、キャンピングカーとしての機能に優れた商品を、十分に知識のある人が扱えるようになれば、自動車文化全体のレベルが上がるだけでなく、キャンピングカーの販売チャネルの拡大にもつながります。さらに成熟した文化へと進化するためにも、こうした動きが広がるのを期待しています。

フォトギャラリー(クリックすると、他の写真もご覧いただけます)

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