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アンジャッシュ 児嶋一哉さん「やめたらそこで終わり」未来のためにできること 

撮影・植田真紗美

憧れだけで終わらせたくない、芸能界へ入る夢

そして、憧れのさんまさんやタモリさんの弟子にしてもらおうと直談判を決意。撃沈した後は、中学校の先輩でもあるヒロミさんへ弟子入りすべく、ヒロミさんの実家へ。ヒロミさんの妹が児嶋さんと同級生で、親同士も知り合いだったこともあって、淡い期待があったという。

結果、直接ヒロミさんからアドバイスを受けることに成功し、現在の事務所が始めた養成所「スクールJCA」に所属するきっかけをつかんだ。何かをなそうと思ったらやはり行動あるのみだ。

アンジャッシュ 児嶋一哉さん「やめたらそこで終わり」未来のためにできること 

もっともいくら養成所に入学しても、売れなければテレビには出られない。「売れるためのコツ」とは何か。ある時、児嶋さんがそう講師に尋ねると、彼は「やめないこと」だと言った。シンプルだが、その言葉は児嶋さんの胸に刺さった。

「それなら、やめないようにするために頑張らなきゃいけないと納得したんです。やめたら、そこで終わりですから」

アンジャッシュが「やっとお笑い一本で食べられるようになった」のは2003年。「爆笑オンエアバトル」第5回チャンピオン大会で優勝したことをきっかけに、「エンタの神様」などのお笑い番組に出演するようになって知名度が上がった。

ところが、すぐに次なる壁が立ちはだかった。キャラが立っていなかった2人は「個性を売る」ことができず、バラエティー番組で存在感を発揮できなかったのだ。テレビで売れるためにはキャラが必要――。そう気づいた2人は、それぞれの個性を磨き始めた。

転機

アンジャッシュ 児嶋一哉さん「やめたらそこで終わり」未来のためにできること 

キャラを確立した今も、児嶋さんは「テレビに出たい。出続けたいという考えは以前と全く変わっていない」と話す。生き馬の目を抜く芸能界では、油断したら即、居場所を失う。そうならないために、新たな企画を常に考え実践し続ける。例えば、YouTubeだ。

「『児嶋だよ!』はスタートしてもうすぐ1年ですが、ゆるいネタもできるし、この世界は自由と言えば自由。例えば、僕がメイクをする動画があるんですが、『こんなに再生回数が多いの?』って驚きました。YouTubeは見てくださる人から反応も返ってきますし、やっていて面白いですね」

話題になったドラマ「半沢直樹」の出演もそうだ。

「オファーがあればこれからもドラマに出演したいと思います。ただ、役者の道へ進むのかと聞かれたら、めっそうもない。プロの役者さんたちはやっぱりすごいですから。僕としては『お前「半沢直樹」にちょい役で出てたな』『うるせぇな』というように、バラエティー番組に還元されるのが理想なんです」

そのために、趣味や仕事で自身の幅を広げ、新たなことに挑戦する。そもそも「お笑い」にさえ固執していない。

「お笑い一本で食べていく人はカッコイイとは思います。でも、僕はちょっと違うんです。コントはあくまでテレビに出るため、売れるための手段として頑張った。どうしたら目立てるかでコントをやってきたんです。アンジャッシュは2人とも同じ考えだったと思います。もちろん、だからと言って、コントをおろそかにしてはいけないと必死にやってきました」

アンジャッシュ 児嶋一哉さん「やめたらそこで終わり」未来のためにできること 

テレビが大好きだという他にもう一つ、児嶋さんがテレビにこだわる理由がある。それは、アンジャッシュの未来のためだ。

「先のことは本当にわかりません。でも、自分が渡部を誘って結成したアンジャッシュなので、自分から解散する気はありません。基本的に引き受けた仕事を一生懸命やるというスタンスはこれからも変わらないと思います」

不器用でも“天然”でもブレずに実直に突き進む。そんな児嶋さんだからこそ、ファンも芸人仲間もスタッフも、だれもが応援せずにはいられないに違いない。
(文・坂口さゆり)

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アンジャッシュ 児嶋⼀哉(こじま・かずや)
お笑い芸人、俳優。1972年7月16日生まれ、東京都出身。A型。所属事務所・人力舎のタレント養成所、スクールJCA1期生。数々のテレビ番組やドラマ、映画に出演。お笑い以外に、プロ雀士(日本プロ麻雀協会第 3期プロ試験合格)の顔を持つ。2016年にはヨガジャーナル presents Yoga People Award 2016 /ベスト・オブ・ヨギ(男性部門)を受賞。2020年にYouTube チャンネル『児嶋だよ』を開設。現在登録者数92.8万人(2021年7月現在)

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