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パリの外国ごはん そのあとで。
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残ったおかずでゴージャスに。エチオピア風?酸っぱしっとりクレープ

連載「パリの外国ごはん」では、三つのシリーズを順番に配信しています。
《パリの外国ごはん》は、フードライター・川村明子さんと料理家・室田万央里さんが、暮らしながらパリを旅する外国料理レストラン探訪記。
《パリの外国ごはん ふたたび。》は川村さんによる、心に残るレストランの再訪記です。
今週は《パリの外国ごはん そのあとで。》をお届けします。室田さんが店の一皿から受けたインスピレーションをもとに、オリジナル料理を考案。レシピをご紹介します。

「パリの外国ごはん そのあとで。」で、たぶん一番何を作ろうか迷った回だと思う。というのが、巨大なインジェラはもちろん、それに乗ったたくさんの種類のおかずそのうちの1種類だけ作っても、なんだかAddis Abebaの完結した小宇宙的盛り合わせのあの興奮からは程遠い。

そしてテフ粉で出来た生地を発酵させて作るインジェラは発酵に時間がかかるしテフ粉もなかなか手に入らない。実はAddis Abebaの前に訪れたHABESHAでインジェラのおいしさに感動してテフ粉を探し回り、作ったんです、インジェラを。

そしてそれなりにおいしかったのですが、正直私の付け焼き刃のインジェラは、もちろんHABESHAのそれのおいしさには足元にも及ばず。そして今回のAddis Abebaのインジェラはまあ更にとってもおいしくて、ますます自分で作る気がしない……。でもインジェラの無いエチオピア料理ってなあ、ご飯の無い日本食みたいなものだしなあ。そういえばあの時買ったテフ粉、その後一度も使わなかった。

もう降参。おいしい本格的インジェラはお店で食べることにする。でもあの酸っぱふわふわなの、家でパッと思い立った時に作れたら素敵だ。家にある材料で。

結果、インジェラ、というより “オカズ”を乗せたらおいしい酸味のあるクレープができました。オカズ、とはエチオピア料理に限らず金平やカレーの残りや、ひじきの煮物なんかを乗せて、くるりと包んで食べるんです。ソイマヨなんかも、添えちゃったり。

インジェラを作るとなると身構えてしまうけど、このクレープはささっと作れる。なんだかご飯に飽きたなあ、冷蔵庫にはおかず残ってるけど、という時にぴったりです。Addis Abebaで食べておいしかった、キャベツとニンジンの煮物のレシピもご紹介します。今日私はこれと、レンズ豆のサラダに、一昨日のクスクス煮込みの余り、昨日のお弁当に入れたいんげんのごまあえ、きゅうりのソイヨーグルトあえ、トマトとレタスと赤玉ねぎのサラダでお昼ごはんとしました。

おお……余り物がなんと豪華に! うふふ。ガッツリじゃなく、なんとなくエチオピア、こんなのもいいな。皆さんもどうですか?

酸っぱしっとりクレープ

残ったおかずでゴージャスに。エチオピア風?酸っぱしっとりクレープ

材料(4枚分〈2、3人分〉)

・小麦粉 150ml
・そば粉 50ml
・ベーキングパウダー 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・酢 小さじ2
・豆乳ヨーグルト 大さじ1
・炭酸水 220ml(普通の水の場合は200ml)
・植物油

1.油以外の全ての材料をボールに入れよく混ぜる。炭酸水は普通の水でもいいですが、炭酸水の方が生地がしっとりしてよりインジェラっぽい仕上がりに。生地はほんのり酸っぱい程度。もっと酸味を!という方は、小さじ1、2杯酢を足してください。

残ったおかずでゴージャスに。エチオピア風?酸っぱしっとりクレープ

2.クレープを焼くようなフライパンを熱し、油をひき余分な油はふきとります。弱火にして生地を入れ、フライパンを回しながらおたまの裏でクレープより厚めに伸ばし、ふたをして2分ほど蒸し焼きにします。

3.皿の上に取り出してできた順に重ね、最後にふきんをかけて食べるまで乾燥を防ぎます。

エチオピア風キャベツとニンジンの煮込み

残ったおかずでゴージャスに。エチオピア風?酸っぱしっとりクレープ

材料(2~4人分)

・玉ねぎ 小1/2個(繊維に沿って薄切り)
・ニンジン 小2本(拍子木切り)
・キャベツ 150g(ザク切り)
・ショウガ 親指の先大(みじん切り)
・ニンニク 1欠片(みじん切り)
・塩 ふたつまみ
・ターメリック 小さじ1
・植物油 大さじ2

1.鍋に油と玉ねぎを入れ火にかけ、油でやや炒め煮のようにする。

2.透き通ってきたら塩、ターメリック、ニンニク、ショウガを加え、香りが出たらニンジンを加える。8割方火が通ったら、キャベツを加え、火を弱めふたをし、途中で底から混ぜながら軟らかくなるまで蒸し煮する。

このおかず、シンプルで控えめな味付けなのになぜか野菜の甘みたっぷりでおいしい。ターメリックが無い人は、がぜんインドっぽくなりますがカレー粉でも。
サラダはなんの変哲も無い、オイルとビネガーと塩でサッとあえたレタス、トマト、玉ねぎのサラダです。Addis Abebaでも、これが不思議とインジェラにぴったり。そしてちょっと甘辛のインゲンのごまあえがまさかの名脇役。

皆さんの、これが合う!が知りたいです。カボチャの煮物の余りをサッと潰したのとか、合いそう。ふっふっふ。ぜひお試しください。

残ったおかずでゴージャスに。エチオピア風?酸っぱしっとりクレープ

Addis Abeba(アディス・アベバ)

56 Rue Notre Dame de Lorette, 75009 Paris

今回から「パリの外国ごはん」は隔週金曜日に更新します。

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