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楽しいひとり温泉
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湯どころ・台湾を思う 「隠れ家」員山温泉の休日「ザ・ウェスティン宜蘭リゾート」

客室の露天風呂でとろりとした温泉を満喫=台湾の「ザ・ウェスティン宜蘭リゾート」

海外の温泉へ思いを馳(は)せるシリーズ。今回も、ひとり温泉の海外デビューにもおすすめしやすい台湾の温泉旅です。台湾東北部にある宜蘭(イーラン)県は、雪山山脈を貫くトンネルが開通してからはアクセスが便利になり、台北から車で1時間ほどです。200年以上前に発見され地元の人々に愛されてきた員山温泉に、2017年にオープンした、ザ・ウェスティン宜蘭リゾートは、静寂の別世界。「禅」をテーマにした心安らぐ温泉リゾートです。

連載「楽しいひとり温泉」は、国内外の温泉をめぐり、温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する筆者が、テーマごとにひとり温泉にぴったりなお宿を紹介します。

モダンアートと禅の世界が融合

禅をテーマにした中庭を囲むリゾート
禅をテーマにした中庭を囲むリゾート

ホテルの中へ進むと、禅スタイルの中庭が目の前に広がります。正面には離れタイプのヴィラがあり、多彩な部屋タイプの宿泊棟がぐるりと庭を囲んでいます。

癒やしとモダンが融合するインテリア
癒やしとモダンが融合するインテリア

宿泊した「デラックスガーデンスイート」は、1階にあり坪庭を眺めて半露天風呂の温泉に入れます。部屋のリビングはシックな木製の家具でオリエンタルを表現し、一方バスルームには、バイクの現代アートが飾られていて天井から注ぐシャワーもモダン。禅とモダンがいいバランスで融合していて落ち着きます。

眠りを追求したホテル独自のベッド
眠りを追求したホテル独自のベッド

ベッドは、シモンズ社がウェスティンホテル専用にデザインし雲の上の寝心地を追求したというヘブンリーベッド(The Heavenly Bed)だと聞いて、夜がとても楽しみです。

スパと「日式アフタヌーンティー」でくつろぐ

珪藻土(けいそうど)の壁のナチュラル系スパ
珪藻土(けいそうど)の壁のナチュラル系スパ

日頃の疲れを癒やしにホテル内の「V SPA」へ。タイ発のナチュラルスパブランド「HARNN(ハーン)」のトリートメントを受けられます。温かなタオルでハンドマッサージを受けながら施術のオイルを選びます。今日の気分は、すっきり系のかんきつブレンド。

スパトリートメント専用の部屋は、珪藻土(けいそうど)の壁で癒やしの空間、メリハリのあるボディーマッサージで疲れやこりがほどけていきます。ハーンのオイルは有機バージン米ぬか油がベースになっているのが特徴で、ビタミンEが豊富で肌もしっとりしました。

名物の日式アフタヌーンティー。右側は「えだまめソイミルク」
名物の日式アフタヌーンティー。右側は「えだまめソイミルク」

この宿の名物のひとつは、「CAFÉ LOUNGE 咖啡酒吧」の「日式アフタヌーンティー」。台湾のアフタヌーンティーは、九宮格と呼ばれる九つに仕切られたプレートです。酒かすパンに京都の白みそのトースト、黒ゴマのクロワッサンサンド、カリフォルニアロール風お寿司(すし)、抹茶のオペラケーキ、桜の花の水ようかんなど、和をイメージした甘味や軽食が並びます。飲み物は紅茶やコーヒーも選べるのですが、一番人気は「えだまめソイミルク」。黒ゴマ、杏仁(あんにん)、山芋もち麦などのフレーバーを選べます。ホットを注文したら、まさに、枝豆の濃厚な味わい。杏仁の香りがほどよくて、体がほっこり温まります。枝豆のことを「毛豆」と書くことがわかって、ちょっとおもしろい。

日本式温泉大浴場でゆったりと過ごす

デザインの異なる温泉を日替わりで男女入れ替え
デザインの異なる温泉を日替わりで男女入れ替え

男女別に裸で入れる日本式の大浴場もすてきです。内湯は深めの湯船で気持ちいい。ぬるめの湯、熱めの湯、そして、台湾の健康法に欠かせない24~28度の冷水と温度の異なる浴槽があって温冷交互浴ができます。

内湯の外には広い露天風呂もある
内湯の外には広い露天風呂もある

露天風呂が広い。陰陽を整える設計デザインになっているそうです。38度~40度に調整されていて、ゆっくり心地よくつかれる温度。こちらも首まですっぽりと入れる深さがあって、まさに至福。泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩泉。古い角質を優しく落としてすべすべの肌に導く美肌の湯です。とろんとしたなめらかな感触にいつまでも包まれていたい温泉です。

台湾の温かさと日本流のおもてなしに感激

ホテル内の日本料理レストラン「舞」
ホテル内の日本料理レストラン「舞」

ビュッフェのダイニングもあるけれど、とにかく、ぜひお勧めしたいのは日本料理「舞」です。ホテルの一角にあるのれんをくぐると、驚きの風景が。台湾ヒノキの一枚板のカウンターと料理人が出迎えてくれます。

会席料理コースの先付け
会席料理コースの先付け

「会席料理は、客人を迎えて語らいを楽しむ美食と美酒の晩餐(ばんさん)である」との説明に、またしても、台湾で日本の大切なものを再発見した思いがしました。先付けは、梅花山芋や、マダイの皮の煮こごりなど、これは、日本酒をいただきたくなります。

おちょこを選べるおもてなしがうれしい
おちょこを選べるおもてなしがうれしい

冷酒を注文したら、こんなに美しいガラスのおちょこ。「どうぞ、お好きなものをお選びください」。お料理にあうお酒を相談することもできるそうです。

旬のお造り(左)とヒラメの西京焼き
旬のお造り(左)とヒラメの西京焼き

こんなにおいしいお刺し身に出会えるなんてと感激のお造り。日本で修業を積んだ料理人だそうです。エビしんじょの椀(わん)につづいて、ヒラメの西京焼き。皮はパリッと焼きあがり、脂がのった身はふっくらジューシー。ほどよく盛り付けられたすき焼きと、マイタケの炊き込みご飯に赤だしのおみそ汁と、隅々までぴしっと行き届いたおいしいお料理でした。

デザートの後、選べるお茶のサービスが
デザートの後、選べるお茶のサービスが

食後のお茶の種類の多さに大感激。これは、台湾でなければ考えられないおもてなしです。体調にあわせて選んでもいいし、香りの好みで選ぶこともできるし、迷った末に「紅潤美肌・平衡身體(体)」と書かれた赤いお茶を選びました。バラのいい香りの紅茶でほんのり甘酸っぱい。

静かに更けていく温泉リゾートの夜
静かに更けていく温泉リゾートの夜

夜の水庭を眺めながら、回廊をそぞろ歩いてお部屋へ。ゆっくりと部屋の温泉に浸り、楽しみにしていたヘブンリーベッドへダイブ。ふんわりと包まれて気持ちいいと思った直後には、眠りへと引き込まれていました。

■宜蘭力麗威斯汀度假酒店(THE WESTIN YILAN RESORT)
http://www.westin-yilan.com/index.php?language=jp

■「楽しいひとり温泉」ポイント
1.隠れ家にしたい温泉リゾート
2.美肌湯をたっぷり満喫
3.優雅に過ごせる

BOOK

湯どころ・台湾を思う 「隠れ家」員山温泉の休日「ザ・ウェスティン宜蘭リゾート」

全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!

石井宏子さんの著書「全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!」(世界文化社)。温泉ビューティー研究家・旅行作家ならではの、旅してみつけた、女性がひとりで安心して楽しめる温泉宿を紹介するハンディーな一冊。公共交通機関で行ける、自分へのごほうびで泊まりたい、いい宿を全国から厳選し、あわせて、女性目線で選んだ周辺の立ち寄り先、ランチやスイーツも取り上げます。ひとりでも楽しい観光列車も登場します。税別1400円。

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