&Travel

あの街の素顔
連載をフォローする

おしゃれな街と自然美の迫力 米国コロラドの旅(4) コロラド・スプリングス

北米大陸のほぼ真ん中に位置する米国コロラド州をめぐる旅。最終回は、コロラド州第2の街、コロラド・スプリングスです。おしゃれな街並みと迫力ある自然美、そして、名門ホテルを巡ります。(記事中の情報は、2019年の取材当時のものです)

「神々の庭」やコグ鉄道の街

コロラドの州都デンバーから南へ約100キロ、コロラドで2番目に大きな都市、コロラド・スプリングスがあります。1871年にできたこの街は今年150周年を迎えました。

コロラド・スプリングスのダウンタウンはおしゃれな街並み
コロラド・スプリングスのダウンタウンはおしゃれな街並み

ロッキー山脈のパイクスピーク(4302m)の東麓(とうろく)という立地の良さ、圧倒的な自然美と穏やかな気候から、季節を問わずツーリストが訪れています。

赤いギザギザとした岩山が林立する「神々の庭」
赤いギザギザとした岩山が林立する「神々の庭」

オブジェのような赤い岩がいくつもそそり立つ「神々の庭(Garden of the Gods)やロッキー山脈を一望できるパイクスピークの頂上へ行くコグ鉄道(取材時はリニューアルのため閉鎖中)など、スケールの大きな自然が楽しめます。

一方、全米からトップアスリートが集まり強化トレーニングをする「U.S.オリンピック&パラリンピックトレーニングセンター」や、米空軍幹部を育成する米国空軍士官学校は、ツーリストも見学OK。人気の観光スポットになっています。

そんなコロラド・スプリングスには、滞在すること自体が旅の目的となる、アメリカを代表するホテルがあります。「ザ・ブロードムーア」です。泊まってみると、実に印象深い体験でした。

伝説の名門ホテル「ザ・ブロードムーア」

2018年に100周年を迎えた「ザ・ブロードムーア」。これまでフォーブストラベルガイドの5スターを61年連続、AAA(アメリカ自動車協会)の5ダイヤモンドを45年連続(第1回から)で、最高峰の格付けを獲得している名門ホテルです。

創業者スペンサー・ペンローズの夢を具現化したホテル
ホテル「ザ・ブロードムーア」
人造のシャイエン湖を中心にホテルは展開
シャイエン湖を中心にホテルは展開

創業者のスペンサー・ペンローズは、コロラドの鉱山で一山あてた起業家。妻のジュリーと新婚旅行で訪れたヨーロッパに深く感銘を受け、「コロラドにこんなベストリゾートを作ろう」と決心。こうしてヨーロッパの洗練されたサービスと、米国西部のホスピタリティーを融合させたグランドホテルが誕生しました。現在は3代目が切り盛りをしています。

「ザ・ブロードムーア」のロゴが入った1937年製キャデラック
「ザ・ブロードムーア」のロゴが入った1937年製キャデラック
メイン棟のシャンデリアは建造当時のオリジナル
メイン棟のシャンデリアは建造当時のオリジナル

さらにスペンサーは「これまで旅行者が見たことのないものを作ろう」と、アクティビティーの多様性をコンセプトにしました。

シャイエン湖に面したレイクサイドプール
シャイエン湖に面したレイクサイドプール

今では、シャイエン湖を中心とする12平方キロメートルの敷地に、二つのチャンピオンシップ・ゴルフコースや乗馬、マウンテンバイクにカヌー、アーチェリー、フライフィッシング、フォーブスの5スターを獲得したスパや、世界的な評価を得ているテニスプログラムなど、あらゆる年代が楽しめるアクティビティが勢ぞろいしています。

宿泊客と会員が利用できるクラブハウス。ゴルフ界の巨匠と言われるドナルド・ロスとロバート・トレント・ジョーンズがコースデザインを担当
宿泊客と会員が利用できるクラブハウス。コースデザインは巨匠と言われるドナルド・ロスとロバート・トレント・ジョーンズが担当
ジップラインは100~550メートルの長さがあり、全10コース
ジップラインは約90~約550メートルの長さがあり、全10コース
このワンちゃんもスタッフの一員。ちゃんと名札が
このワンちゃんもスタッフの一員。ちゃんと名札が

エレガントな客室、完璧主義のレストラン

客室はホテルルームやスイート、コテージにレジデンスなどが全784室。スペンサーが好きだったイタリアン・ルネサンス様式の、エレガントかつロマンチックなテイストでまとめられています。それでいて、現代的な居住性もばっちり。部屋タイプは多彩で、旅のスタイルや予算に応じてチョイスできます。

客室はエレガントな意匠
客室はエレガントな意匠 (写真提供:ザ・ブロードムーア)

「ザ・ブロードムーア」の完璧主義は、レストンラン&バーでも徹底していました。食材の多くはコロラド産、できるだけオーガニックなものを使用。野菜やハーブは系列グループで栽培、和牛までも飼育しているとか。イタリア料理は小麦やバター、珍しい調味料を本場から取り寄せています。ホームメイドのパンはグルテンフリーも対応しています。

魚介類は鮮度の高さ、そしてサステナブルであることが仕入れのポイント
魚介類は鮮度の高さ、そしてサステイナブルであることが仕入れのポイント

20を数えるレストラン&バーは、コロラドで唯一、フォーブスの5スターとAAAの5ダイヤモンドを獲得している「ペンローズ・ルーム」から、カジュアルなバーまで、チョイスはお好み次第です。

グリーンを望むクラブハウス内の「ザ・グリル」
グリーンを望むクラブハウス内の「ザ・グリル」

ゴルフクラブに併設した「ザ・グリル」ではグリーンを眺めながらオリジナルのビールが味わえ、植物に囲まれたサンルームのような「ラ・タバーン」では豪快なステーキやシーフードを、名所セブンフォールズ(7段の滝)近くにある「1858」はゴールドラッシュ時代を彷彿(ほうふつ)させるインテリアでクレオール料理が楽しめます。

クラシカルなアメリカ料理をサーブする「サミット」のワインセラー
クラシカルなアメリカ料理をサーブする「サミット」のワインセラー

「ザ・ブロードムーア」では、上質へのこだわり、脈々と受け継がれる創業者スペンサー・ペンローズの情熱を、まざまざと感じました。画一化された大型ホテルでは味わうことのない個性が、滞在を色鮮やかにしてくれたのです。

【取材協力】

■ビジット・デンバー
https://www.denver.org/international/japanese/

REACTION

LIKE
COMMENT
0
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

POPULAR 人気記事

※アクセスは過去7日間、LIKE、コメントは過去30日間で集計しています。

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら