キャンピングカーの「火災」をどうやって防ぐか

DIYには細心の注意を 消火器は必須
次に安易なDIYを慎むことです。たびたびお話ししていることですが、便利に快適に使うためのDIYには、十分な注意が必要です。「配線コードを合わせてテープで止めただけ」「+端子側にヒューズなし」などの配線は非常に危険です。「棚をつけようと思って壁に木ネジを打ったら、裏に配線があってショートしてしまった」という事例もあり、DIYには細心の注意を払うべきです。
電気に関連するDIYについては、慎重の上にも慎重を期すべきです。ディーラーやビルダーに相談し、自信が持てなければ施工もお願いすべきだと思います。自己流でいじって「壊れちゃった」ですめば笑い話ですが、漏電火災になれば周辺への影響(類焼)の危険性はありますし、感電したら死亡事故にもつながりかねません。コンセント付近にホコリをためないなど、清掃も大切です。
初期消火のために消火器は必ず積んでおきましょう。このとき大切なのは、必ず「自動車用」と明記されたものを選ぶことです。自動車用消火器は走行中の振動で誤作動しないようになっています。

適切に管理していれば、火災は防げるはずです。キャンピングカーを安全、安心に楽しむために、車両の状況を定期的にチェックし、適切な管理を心がけましょう。
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