欧州おいしい旅
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ヨーデル歌手とクグロフ マリー・アントワネットゆかりの菓子

ヨーデルの似合う山を歩いて

午後、ガイドさんが迎えに来たので、イェーガーさんおすすめのゼーフェルトの山を案内してもらいました。まさにヨーデルが聞こえてきそうな風景です。

道しるべを見ながら歩きます
道しるべを見ながら歩きます
思わず「ホラディ・ホララディ……」と歌いたくなります
思わず「ホラディ・ホララディ……」と歌いたくなります
山々に囲まれた2080m地点の展望台
山々に囲まれた2080m地点の展望台
写真右が私。ガイドさんのご主人が撮ってくださいました
写真左が私。ガイドさんのご主人が撮ってくださいました

7月はじめでも雪があるので、滑らないように気をつけて歩きます。山を眺めているとヨーデルの快い響きが心によみがえり、クグロフが食べたくなりました。

マリー・アントワネットが好んだ菓子

クグロフはマリー・アントワネット(1755~1793)が好んだお菓子で、後のフランス国王ルイ16世と結婚する際、ウィーンからヴェルサイユへ向かう道中で国境の町ストラスブールに伝わったという説があります。オーストリア政府観光局によれば、この旅でマリーがミュンヘン、アウクスブルク(マリーが踊ったドイツの宮殿の記事へ)、フライブルク、ストラスブールを通ったのは確かだと言います。

以前、ストラスブールを取材した際に、町なかでクグロフの焼き型が売られており、クグロフのカフェもあり、マリー・アントワネットが滞在した宮殿もありました。

「パンがないのなら、ケーキを食べればいいのに」は、豪奢(ごうしゃ)な生活を極めたマリー・アントワネットらしい言葉として広く知られていますが、実際に彼女が口にした言葉ではなかったとも言われています。

ヨーデルはこうした風景の中で育まれたのだと実感
ヨーデルはこうした風景の中で育まれたのだと実感

フランス王妃マリー・アントワネットにとって、ケーキとはクグロフだったのだろうかと、ゼーフェルトののどかな山道のベンチに腰掛けて青空を眺めながら、フランス革命の嵐の中、断頭台で処刑された彼女の人生に思いをはせました。

ヨーロッパ各地を旅すると、現在の国境を超えた歴史や人々の営みが浮かびあがり、頭の中でつながっていきます。それがヨーロッパなのだと実感すると、旅は単なる楽しみだけにとどまらず、知的好奇心を満足させてくれるフィールドワークになるのではないでしょうか。

ヨーデル歌手とクグロフ マリー・アントワネットゆかりの菓子

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