海の見える駅 徒歩0分の絶景
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広い空と海、波の音に包まれて 新潟県の越後寒川駅と府屋駅

夕暮れの越後寒川駅。広々としたホームの先には、果てしない日本海が広がる

新潟県の新津駅と、秋田県の秋田駅を結ぶ、全長271.7キロのJR羽越(うえつ)線。日本海にぴたりと沿って走る区間も多く、海の見える駅も数多い。中でも開放的な眺めを味わえるのが、新潟県村上市にある越後寒川(えちごかんがわ)駅と府屋駅だ。2016年3月のある夕暮れ時、二つの駅に降り立った。

連載「海の見える駅 徒歩0分の絶景」は、アマチュア写真家の村松拓さんが、海のそばにある駅で撮った写真を紹介しながら、そこで出会ったこと、感じたことをつづります。

ぜいたくな広さの無人駅、越後寒川駅

まず訪れたのは、越後寒川駅。午後5時前、2両編成のディーゼルカーから降りるやいなや、夕方の強い日差しが顔を照らした。

まぶしさをこらえて目を開ければ、西には一面の日本海。足元から水平線まで、太陽を反射してきらきらと輝く海が広がっている。はるか先には、平たく横たわる粟島(あわしま)も見えた。

写真中央が人口370人(2015年 )の粟島。越後寒川駅からはおよそ20キロ離れている
写真中央が人口370人(2015年)の粟島。越後寒川駅からはおよそ20キロ離れている

越後寒川駅は、集落の外れにある無人駅。それでいて、広くて長いホームがあり、そのほとんどに屋根がない。また、線路と海の間には国道が通っているが、絶妙な高低差ゆえ、ホームからは見えない。おかげで開放感は抜群で、まるで断崖に立っているかのような気分にさせてくれる。

越後寒川駅のホームはとにかく広くて長い
越後寒川駅のホームはとにかく広くて長い

ちなみに、越後寒川駅の南側には、国の名勝および天然記念物にも指定されている海岸「笹川流(ささがわながれ)」がある。奇岩や岩礁、砂浜など変化に富んだ景色で有名だが、越後寒川駅のホームから見る水平線の大パノラマも、十分な見ごたえがある。

こんな広々とした空間にたったひとり。眼前には、少しずつ色を変えていく空と海。耳をすませば、波の音。なんてぜいたくな時間だろうか。

誰もいない、越後寒川駅の待合室。その窓の向こうにも、水平線が続いていた
誰もいない、越後寒川駅の待合室。その窓の向こうにも、水平線が続いていた

いよいよ夕日が粟島の向こうに沈もうとしたその時、次の列車がやってきた。この日はもうひとつ、急いで寄りたい目的地がある。日の入りを見届けたい気持ちを抑えて、列車に乗り込んだ。

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