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モンクレール、世界つなぐ

4モンクレール・ハイク

2022年春夏ミラノ・コレクションでモンクレールが、ミラノやソウル、東京など世界の5都市発の大規模な新作発表イベントを開催し、それぞれ大胆な仕掛けや凝った物語仕立てのエンターテインメントを見せた。レモ・ルッフィーニ会長兼CEOに狙いを書面で聞いた。

宇宙・映画館……大胆演出 5都市発の大規模新作イベント

イベントでは、生中継と映像を組み合わせ、11ブランドとの協業ライン「モンクレール・ジーニアス」の各新作を披露。ソーシャルメディアなど30以上のプラットフォームで配信された。

モンクレール、世界つなぐ
3モンクレール・グルノーブル

上海からは、歌手・俳優のビクトリア・ソンが進行役になって、ミラノから出演するホストの米歌手アリシア・キーズと生中継で話しながら展開。会場は、宇宙的なイメージ。12人のパフォーマーが下からの強風を受けて、スカイダイビングのように宙に浮かんだ。

ミラノからは「1モンクレール・JWアンダーソン」が、映画館を舞台に、イタリアの映画監督らが制作したショートフィルムが流れた。独特のカラフルなダウンジャケットがレトロな映画館とマッチして愛らしかった。東京からは雪が降る演出で、微妙な量感が印象的なハイクの作品が並んだ。

モンクレール、世界つなぐ
1モンクレール・JWアンダーソン

物作りの情熱・アイデア、感じて レモ・ルッフィーニCEO

――新作発表を5都市から発信した理由は?

コロナ禍が1年半にもわたり、人々は旅行も誰かに会うこともできなかった。我々の物作りやビジネスの姿勢も大きく変化しました。それで、今回はモンクレールが世界中の皆さんの元にでかけようと思ったのです。5都市をつなぎ、多様なプラットフォームを通じて、その思いを現実に感じてもらいたかったのです。

モンクレール、世界つなぐ
モンクレールのレモ・ルッフィーニ会長兼CEO。1961年、イタリア生まれ。2003年から現職

――実際に感じることと世界の人々をつなぐことがなぜ必要なのでしょうか。

人々やコミュニティーと直接つながること以上にパワフルなことはないことを証明したいからです。そのためには、情熱やアイデア、創造的なコンセプトが欠かせない。大勢の人が共に集まれば、大きなエネルギーが生まれます。

――アジアの都市が多いわけは。

その3都市は着想源と革新にあふれた都市であり、トレンドをリードしているから。モンクレールはこれまでアジアと強い信頼関係を持ってきた。ブランドのDNAや品質、技術革新の点で共有できるからです。

――今回発表の協業ラインは18年に始めましたね。

伝統的なミラノ・コレクションの、新作発表の方法から脱出することが目的だった。ラグジュアリーファッション業界は、エネルギーと若い世代からの注目をゆっくりと失いつつあると気付いていた。5、6年前に東京の街を歩いている時、何かが変わりだしている、高級ブランドはつまらなくなってきて、顧客との関係性も弱まっていると焦りを感じていたのです。

モンクレール、世界つなぐ
7モンクレール・フラグメント・ヒロシ・フジワラ

――日本から藤原ヒロシやハイクも参加した。

藤原ヒロシさんはストリートファッションの達人で、ヤングカルチャーをリードしている。新たに参加したハイクはミニマルな手法で洗練されていて、新しいスタイルと姿勢を世界中に届けてくれる。どちらもデザインとスタイルに奥行きのある背景を感じる。

――持続可能な物作りが求められる中、ファッション企業の今後の役割とは?

世界中が直面している気候などの変化は、すぐに対応が必要な課題です。20年に、我々が打ち出した計画の中で、気候変動対策や循環経済など五つの目標を掲げた。また、23年までに特に助けが必要な極寒地域の10万人を寒さから保護することも。モンクレールは寒さから生まれたブランドですから。

編集委員・高橋牧子
写真は全てブランド提供

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