世界の街へ
連載をフォローする

女島、バラとビールと修道院 南ドイツの島めぐり・後編

ドイツには、日本ではまだあまり知られていない魅力的な小さな町がたくさんあります。2020年秋に、「バイエルンの海」と呼ばれるキーム湖の島をめぐりました。ルートヴィヒ2世最後の城が立つ男島に続いて、後編は修道院が立つ女島から、美しい景観や文化をお伝えします。(前編はこちら

【動画】船が女島に到着するところ。見えるのは修道院と穏やかな湖、遠くに連なるアルプスの山々

王城の島から、修道女の島へ

ルートヴィヒ2世最後の城、ヘレンキームゼー城が立つヘレンインゼル(男島)を後にして、向かった先はフラウエンインゼル(女島)。遊覧船でわずか10分ほどの船旅です。

前編で訪れた男島以上に情報が少なく、日本のガイドブックに掲載されることがほぼないに等しい女島。修道院の島、という以上の知識がないままに降り立った私でしたが、そこには思いがけず、この世の楽園のような世界がありました。

女島、バラとビールと修道院 南ドイツの島めぐり・後編
フラウエンヴェルト女子修道院が立つ女島。凜(りん)としたたたずまい

女島は、30分もあれば一周することができる、小さな小さな島。人口は約300人。車も自転車も走っていません。

島の3分の1は、フラウエンヴェルト女子修道院の敷地です。ドイツで最も古いとされるベネディクト会の女子修道院は、8世紀にバイエルン大公タッシロ3世により建てられたもの。

女島、バラとビールと修道院 南ドイツの島めぐり・後編
島のシンボル、マリエンミュンスター

修道院教会のマリエンミュンスターは、南ドイツで最も古い教会の一つ。ここには、貧しい人々を助けて島の守護聖人となったイルメンガルトが眠り、今も多くの巡礼者が訪れます。タマネギ型のドームと巨大な八角形の塔は島のシンボル。船から見えたのはこの塔だったのですね。

女島、バラとビールと修道院 南ドイツの島めぐり・後編
慈悲深いイルメンガルトが眠る教会。どこか控えめで、温かさを感じます

この教会では結婚式を挙げることもできるそう。式の後に島のレストランでパーティーをして、ゲストハウスに滞在する「島ウェディング」も人気なのだとか。なんともロマンチックですね。教会もさることながら、隣接する墓地の美しさに目をうばわれました。

女島、バラとビールと修道院 南ドイツの島めぐり・後編
きれいに手入れされた墓石がずらり。ひとつひとつじっくり見て回りました

日本のお墓のイメージとはかけ離れた、明るく華やかな墓地。色とりどりの花々やオブジェで飾られた墓石は、さながらアート作品のようです。

NEXT PAGEどこもかしこも、花、花、花……

REACTION

LIKE
COMMENT
0
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

POPULAR 人気記事

※アクセスは過去7日間、LIKE、コメントは過去30日間で集計しています。

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル

    *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら