欧州おいしい旅
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ゲーテの「湯の町エレジー」とオプラトキ チェコのマリアーンスケー・ラーズニェ

ヨーロッパを知り尽くした作家・写真家の相原恭子さんが、欧州の気候や風土に育まれ、長く愛されてきた食べ物や飲み物を紹介する連載「欧州おいしい旅」。今回は、チェコのマリアーンスケー・ラーズニェで食べたお菓子オプラトキ。この街は世界遺産にもなった温泉保養地で、文豪ゲーテが孫のような女性に恋をして振られて書いた詩でも有名です。

世界遺産になった温泉保養地

今回はドイツから、温泉保養地であるチェコのマリアーンスケー・ラーズニェ(ドイツ語ではマリーエンバート)への旅です。

マリアーンスケー・ラーズニェは今年(2021年)、「ヨーロッパの大温泉保養都市群」としてユネスコ世界遺産に登録された11カ所の温泉保養都市の一つです。ドイツのニュルンベルクから、マルクトレドヴィッツとヘプで乗り換えて、マリアーンスケー・ラーズニェまで3時間余りの旅でした。

正午近くにマリアーンスケー・ラーズニェに到着しました。午後にチェコとの国境近くに住んでいるドイツの友人夫妻と落ちあう約束がありましたが、まだ午前中なので、ホテルに荷物を置いて1人で街へ散策に出ました。

歴史的な堂々とした建物がたち並びます
歴史的な堂々とした建物がたち並びます

11月下旬ですが、まだ紅葉が残っています。

街並み全体が重厚な雰囲気
街並み全体が重厚な雰囲気

あたかも価値ある骨董品のように威風堂々とした建物に囲まれて、ノスタルジックな気分になりました。

往年のセレブに人気の華やかな社交場

そうです!  19世紀から20世紀初頭にかけて、この町を多くの著名人や芸術家が訪れ、華やかな社交場としてにぎわいました。当時の美しい街並みが今に残っているのです。 

この町を訪れた著名人は、ゲーテ、作曲家のショパン、ワーグナー、マーラー、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世、英国王エドワード7世、哲学者ニーチェ、作家のカフカ、ゴーリキー、マーク・トウェインなど。当時、文化的に重要な町であったことがわかります。

宗派を異にする教会があるのは、様々な国々から人々が集まり、滞在したことの証しです
正教会、イギリス国教会、カトリック、プロテスタントなど宗派を異にする教会があるのは、様々な国々から人々が集まり、滞在したことの証しです
馬車が似合う町です
馬車が似合う町です

保養客を乗せているのでしょう。馬車が町を走っています。

映画のワンシーンのような風景
映画のワンシーンのような風景

映画のワンシーンのような風景も。「去年マリエンバートで」(フランス・イタリア合作、1961年)という映画もありました。変わりやすい晩秋の天気。霧が出たり、晴れたりします。

NEXT PAGE友人夫妻に再会 温泉飲んでみたら……

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