あなたが思っているほど、組織はあなたについて考えていない

「任せて安心」のプロフェッショナリズム
あなたが今日、寄ったコンビニのレジの後ろには揚げ物のフライヤーがあると思いますが、「モチベーションが上がらないからフライヤーの掃除と煮沸(しゃふつ)はいいや」となったら食中毒の事故が起きかねません。
どんな仕事でも、モチベーションよりもプロフェッショナリズムの方が長続きします。プロフェッショナリズムとは、お客さんの求めているレベルをいつも越えておきたい、もらっている対価には見合った価値を出していたい、という仕事への姿勢です。
仕事がシステム開発でもフードデリバリーでもマッサージでも、何でも同じです。仕事の質がブレることなく、感情に流されることもなく、顧客や周囲に「任せて安心」と思ってもらえるプロフェッショナリズムは、時には見落とされがちですが、時にはすごみを感じさせるものです。

繰り返しますが、モチベーションは厄介なものです。仕事に対してモチベーションという指標を設定すると、真面目な人ほど、モチベーションが上がらないことに罪悪感を持ったり、自分を責めたりする傾向があると思います。
最後に守るべきは自分の心です。生きていく自分にとって大切なものは何か。守るべきものと捨てるべきものを整理し、全部は守れないので、それほど大事ではないものは捨てる。そうして、淡々と過ごすことを自分に許してあげたいものです。淡々と過ごすことは生きていくための知恵とも言えます。
あなたが健康で定職があって、食べていけるのであれば、すでに生活満足度で98点くらいは取れていると思います。焦ることはないです。人には少し時間が必要な時もあります。