エストニアからオーストリアへ 友を訪ね子連れママ旅

帰路の列車でやっと見つけた空席は……
友人の家に荷物を取りに行き、インスブルック滞在も終わりです。インスブルック中央駅で友人と別れを告げ、ウィーンまで約5時間再び電車に乗ります。

息子と2人で無事に電車に乗り込みましたが、ファミリーゾーンは満席で、車両を移動しながらやっと見つけた空席に落ち着きます。しばらくして気が付いたのは、私たちが座ったのは「Quiet Zone」(静寂ゾーン)だということ。息子に説明して極力静かにしてもらいましたが、5時間我慢してもらうのは難しいうえに、けなげに小声で話し続ける息子がかわいそうになってきました。

途中のザルツブルク駅で大勢が下車しました。ファミリーゾーンに空席ができたのではないかと、息子の手を引き見に行きます。空席を確認し、戻って荷物を持って再び息子の手を引き、静かに、しかし汗をかきながら席を移りました。

ファミリーゾーンは広いボックス席がほかの車両よりも多く、テーブルにはボードゲームができる工夫がされていたほか、座りながらテレビ鑑賞できるエリアもありました。ところどころに見える牛や馬、草原などの景色を楽しんだり、絵本を読んだり、すごろくゲームで遊んだり、軽食を食べたりしながら無事にウィーン空港駅に到着しました。
帰りの飛行機は翌朝7時発なので、空港から徒歩圏のホテル「Moxy Vienna Airport」に1泊。チェックインの際にはワクチンパスポートの提示を求められました。チェックアウト時にはフロントに寄ることなく、部屋のカードキーを返却ボックスに戻すだけで、ホテルを後にすることができました。