クルーズへの招待状
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ようこそ&おかえりなさい「飛鳥」 30周年を祝う「飛鳥Ⅱ」アニバーサリークルーズ

横浜港に停泊中の飛鳥Ⅱ

1989(平成元)年を第一歩に、日本にも新造クルーズ客船が相次いで誕生し「平成元年は日本のクルーズ元年」というスローガンと共に新しいクルーズ時代を迎えました。そのような状況下の1991年10月28日、初代飛鳥が誕生し、これが飛鳥クルーズの始まりとなったのです。2006年になると、初代飛鳥は、ドイツのフェニックス・ライゼン社に移籍し、アマデアという名の客船になりました。一方、これまで多数のクルーズガイドブックで最高峰の評価を獲得してきたクリスタルクルーズ社の客船クリスタルハーモニーが、日本向けの改装を行い、2006年に日本船籍最大の客船・飛鳥Ⅱとして再デビューし、現在に至っています。(写真はいずれも上田英夫撮影)

連載「クルーズへの招待状」は、クルーズ旅の魅力や楽しみ方をクルーズライターの筆者がご紹介します。

そんな歴史を持つ飛鳥クルーズが2021年10月27日から29日にかけて、飛鳥Ⅱによる「30周年アニバーサリークルーズ3days」(無寄港・伊豆諸島周遊)を行いました。コロナ対策として集合場所の横浜港大さん橋のターミナルで2回目のPCR検査(1回目は約1週間前に検査済み)が行われましたが、船内にPCR検査装置を3台持つ飛鳥Ⅱは、約1時間30分で検査結果が判定され、乗船することができました。 

17時、船上から無数のシャボン玉を飛ばし出航! 30周年記念クルーズはベイブリッジをくぐり伊豆諸島を目指しました。飛鳥Ⅱでは夕方以降のドレスコードがありますが、今日はカジュアル(男性は襟付きのシャツ、スラックスなど。女性はブラウス、スカートなど)なので、気楽です。

夕暮れのベイブリッジをくぐりぬける
夕暮れのベイブリッジをくぐりぬける

秋の夜長を彩るクルーズのナイトライフ

ところで、秋の夜長にピッタリなのがクルーズの多彩なナイトライフと言えるでしょう。初日の夜から、1980年代の音楽をテーマにしたプロダクションショー、「メランデ・ピアノ三重奏団」のコンサートなど、一晩で趣の異なるエンターテインメントを両方堪能できました。

メランデ・ピアノ三重奏団特別コンサート
メランデ・ピアノ三重奏団特別コンサート

さらに、30周年アニバーサリーディナーのパート1は「シャラン産鴨(かも)とフォワグラのカクテル」「アオリイカのマリネ」「秋刀魚(さんま)のコンフィ」など、秋の味覚をふんだんに用い、紅葉で覆った「ホタテのポワレ」や、トリュフと栗のドフィノアを添えた「黒毛和牛のグリエ」は皿の上に小さな秋物語を描いたような盛り付けと繊細な味付けに感動。サービスに当たるフィリピン人ウェーターの力量もこの30年の間に目覚ましく向上し、優雅なアニバーサリーディナー1回目を楽しみました。さらに船上にはおしゃれなバーが、いっぱい。特に、音楽演奏が行われるパームコートや、マリナーズクラブは人気があります。

ようこそ&おかえりなさい「飛鳥」 30周年を祝う「飛鳥Ⅱ」アニバーサリークルーズ
紅葉の下からホタテが登場。小さい秋見つけた!

歴代船長のカクテルはいかが

飛鳥Ⅱに乗船したら飲みたい歴代船長のカクテル
飛鳥Ⅱに乗船したら飲みたい歴代船長のカクテル

飛鳥クルーズには、13人の歴代船長がいますが、その一人ひとりのイメージや好みに基づいた「歴代船長カクテル」があるのもユニークです。例えば、初代・稲垣孟船長は無類のワイン好きだったので赤ワインとフランボワーズのカクテル。海をこよなく愛した4代・山田登船長は、海の色のブルーキュラソーとウォッカのカクテル。アルコールに弱かった5代・幡野保裕船長は、クランベリージュースがベースのノンアルコールカクテル。8代・中村大輔船長はブラジルのカシャッサにライムを絞り、名前の「大」の字のライム飾りを添えたカクテル。このクルーズのキャプテン11代・小久江尚船長は、好物のブランデーをベースにしたレモンイエローのカクテル。そして、最も若い13代・赤松憲光船長は愛飲のマンハッタンをアレンジしたカクテル。飛鳥Ⅱのバーでは、引退した船長から現役の船長まで、それぞれの顔や懐かしいクルーズを思い浮かべながら「今夜は〇〇船長を」とカクテルを注文するのも楽しみの一つです。

昼はリラックス、夜は華やかな飛鳥クルーズ30歳の誕生日

動く海景色を楽しむ展望露天風呂
動く海景色を楽しむ展望露天風呂

翌朝は、2020年の改装で新設されたグランドスパの展望露天風呂へ。頰をなでる海風と波音に包まれ、遠くに三宅島を望みながらゆっくりと進んでゆく朝風呂は、陸上では味わえない至福の時となりました。その後、自室のベランダから御蔵島の断崖絶壁に流れ落ちる白滝や大船戸の滝などを見物。幾筋もの美しい白糸のような白滝は常に見られる滝ですが、大船戸の滝は雨後に現れる神秘的な滝でもあり、2本が並ぶように海に流れ落ちる様は圧巻でした。

水の豊かな御蔵島。迫力ある白滝(右)と雨後に現れる大船戸の滝(左)
水の豊かな御蔵島。迫力ある白滝(右)と雨後に現れる大船戸の滝(左)

このクルーズでは、さらに、神津島、式根島、新島、大島など、次々と個性豊かな島が現れ、海に浮かぶ天然絵巻を見せてくれました。

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