大自然に触れるワイキキからのショートトリップ もう一度ハワイへ(下)

ビーチでのんびりしたり、話題のレストランやショップ巡りをしたり……と、ワイキキ中心部にいるだけでもやりたいことはたくさん。でも、1日くらいは街からエスケープして、大自然の中へ行ってみませんか? ワイキキから1〜2時間くらい離れると、そこにはハワイの原風景とも言える自然の姿が広がっています。日本語によるツアーも選択肢が豊富。今回は、アウトドアが苦手な人でも参加しやすく、おいしい体験もできるアクティビティ三つを、2019年12月の旅からご紹介します(記事中の情報は原則、取材当時のものです)。
前編はこちら
クアロア・ランチは自然のテーマパーク
ワイキキから送迎バスで約1時間、「クアロア・ランチ」はオアフ島北東に位置するカネオヘベイに面して広がる大自然のテーマパーク。
約500万坪もの広大な敷地には、緑濃い山々や渓谷、ビーチなどがあり、ハリウッド映画やテレビ番組、コマーシャルのロケ地としても知られています。ここでは、乗馬、ATV(四輪バギー)などはもちろん、映画のロケ地を巡るツアーや、クアロア・ランチの中で育てられている農作物などを試食するツアーもあり、様々なツアーを組み合わせると、まるまる1日遊ぶことができるでしょう(ツアーの最新情報は公式サイトで確認を)。

一見、国有地かと思えるクアロア・ランチは、1850年、カメハメハ大王三世から土地を譲り受けた、ゲリット・P・ジャッド博士の私有地。当初から家族経営で現在は8代目の子孫が継いでいます。クアロア・ランチの魅力は、農業や畜産業、漁業を行いながらも、訪れる人を様々なアトラクションで楽しませてくれるところ。その遊びを通じて、ハワイの自然について学ぶこともできます。


中でもオススメなのは、テイスト・オブ・クアロアという、トロリーに乗って敷地内の農地や養殖池などを巡る1時間半のライドツアー(現在の名称はアロハアイナ・ツアー)。ところどころで下車をして、クアロアで育てられているフルーツやマカデミアナッツ、野菜や魚などを試食します。日本語ガイドのツアーもあるので、道中は敷地内の様々な植物のエピソードやハワイの文化、歴史など、興味深い話を聞くことができます。


ライドツアーのもう一つのオススメは、映画ロケ地ツアー。「ジュラシック・ワールド」や「ゴジラ」のロケ地を巡る1時間半のツアーが人気です。日本語によるガイド付きのツアーで、撮影時のエピソードのみならず、クアロア・ランチの歴史やハワイの歴史などを知ることも。


またこのツアーでは、第2次世界大戦時の防空壕(ごう)の跡地にも立ち寄り、日本と違った観点からの戦争の歴史に触れることもできます。


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映画のロケ地を巡るツアーはなかなか経験できないもので楽しそうです!
また、イルカと一緒に泳ぐのが夢なので行ってみたいです!!