不条理とのつきあい方
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強い組織は「誰が言うか」でなく「何を言うか」に価値を置く

本当は社内のライバルなどは「どうでもいい話」

外への価値や競争を考えていない大組織ほど、内向きで内部の競争にばかり関心がいくものです。売り上げを上げる、お客さんを満足させるという「会社的大義」の前では、本当は社内のライバルなどは「どうでもいい話」なのですが、内向きに政争ごっこをできる余裕があるのでしょう。

ただ、ドラマ「半沢直樹」に代表されるように、みんな組織内闘争の物語は大好きですし、政治ゲームをやっている本人からすれば人生を賭けた戦いかも知れません。お客さんや商品には関係ありませんが。

ただ、実際は「実は以前から直接お話をしたいと思っておりました!」とキラキラした目で言えば、半分くらいの人は嫌な気分にはならないでしょう。

数兆円の売り上げを持つ経営者同士が集まっても、「今の時代、いつでもビデオ会議できるから、言いたいことがあれば、直接言ってくればいいんだよ、はっはっは」という経営者ばかりです。部下たちがビデオ会議をセットするかは定かではありませんが。

腰を低く、しつこく言い続ける戦略は一定の効果

警戒しているライバル部署の管理職に「15分だけでもお時間を頂戴できれば」としつこく食い下がり、「どうしてもご意見を承りたく」と言い続けていると、そのうち話を聞いてくれます。古来、とにかく腰を低く、でもしつこく言い続ける戦略は一定の効果があります。

などと社内政治の泳ぎ方をお伝えしてしまいましたが、この令和の時代、「職位が違うと話せない」ような文化の会社は生き残れませんので、本当にそこで働き続けるべきかどうかは熟考した方が良いと思います。

強い組織とは、ゴールをメンバーが共有し、「誰が言うか」ではなく、「何を言うか」に価値を置くフラットな組織です。計画を実行する段階になったら現場が自律的に考えて、職位に関係なく一番良い方法を議論して探っていく組織です。

強い組織は「誰が言うか」でなく「何を言うか」に価値を置く
現場が自律的に考え、職位に関係なく良い方法を議論して探っていくのが強い組織 写真=whyframestudio/Getty Images

職位が高いからと会議に出席して、途中はずっと黙っていて議論に付加価値を与えずに、会議終了間際に「そこはもうちょっとよく考えて」と言うだけでは物事は動きません。

社内の空気を読み、「あの人は政治家だねえ」と言われるのが楽しいのか、空気を読まずに仕事で何かを成し遂げたいのかは自分で決めましょう。

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