不条理とのつきあい方
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強い組織は「誰が言うか」でなく「何を言うか」に価値を置く

【質問】私がいる部署と社内政治的にライバル関係にある他部署の管理職と直接話をして仕事の調整をしたいと思うことがあります。ただ、平社員は平社員、課長は課長と、仕事を相談する相手は職位によって決まっていて、勝手に動きづらい空気があります。どうすればいいのでしょうか。*質問は編集部が取材したものですが、読者のみなさんからも募集しています。

「では、直接話したらどうですか?」と言うと話が終わってしまうので続けますが、「社内の空気的にあの人と直接は話せない」や「あの人に話すのは嫌だなあ」という問題は非常に大きいです。もう令和の日本ではありますが、未だに「空気」の支配力はすさまじいものがあります。

強い組織は「誰が言うか」でなく「何を言うか」に価値を置く
会社にただよう「勝手に動きづらい空気」をどう乗り越えるか 写真=NicoElNino/Getty Images

メールの「Cc機能」であらかじめ伝えてみる

まず「勝手に動きづらい空気」ですが、厳格に秩序だった組織で上司には服従、飛び越えて意見するなどもっての外ということでしょうか。これは直上の上司に断りもなく、斜め上の上司に何かを伝えると、直上の上司が「私は聞いていない」となって面倒なことになるということでしょうか。社内規定に「社員は同じ職位の者のみと話すこと」と書かれていたら驚きますが、伝統的にそうした職場環境なのでしょう。

そうしますと、あなたは直上の上司に「ご多忙かと思いますので私の方から、Aさんにご説明させていただいてよろしいでしょうか?」とおうかがいをたてるのが普通の振る舞いになります。

上司にメールやチャットで一応伝えた瞬間に、すぐに別部署の管理職に話をして「すみません、すでに話をしてしまいました。出過ぎた真似をして大変申し訳ございません」と上司に事後報告するのもありでしょう。本当はメールのCc機能をあらかじめ使うことによって、多くのこうした「おうかがい」は「伝えましたよね」ということになり、時間短縮できるはずです。

強い組織は「誰が言うか」でなく「何を言うか」に価値を置く
メールの活用は「時間短縮」につながることも 写真=anyaberkut/Getty Images

あなたのキャラにもよりますが、世の中には「差し出がましい真似を失礼しました」や「出過ぎた真似を申し訳ございませんでした、深く反省しております」と口では言いつつ、全く上司のことなど考えずに好き勝手に動いている人が存在します。丁寧に見えて上司など全く気にしてない、いわゆる「慇懃無礼タイプ」です。こういうキャラになってしまうというのもあるでしょう。

おっしゃるような「社内政治的にライバル関係にある他部署」という話から質問者の方の勤める会社は内向きで余裕のある組織とお見受けします。お客さんに提供する価値に没頭し、競合他社との競争に明け暮れている会社は、社内のライバルや社内政治という意識が希薄です。

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