Presented by セイコーウオッチ
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ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO’S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

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ハマ・オカモトさん

 これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。

 アクリルフェチを自称するOKAMOTO’Sのベーシスト、ハマ・オカモトさんが、念願かなって都内にあるアクリル工房「友成工芸」でオブジェ作りに挑戦。モノ作りにも重なる自身の音楽制作についても語った。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

ハマ・オカモトさん着用の時計はこちら
SEIKO PRESAGE Style 60’s

ふと気付いた、「アクリルフェチ」

――とても楽しそうに作っていらっしゃいましたが、なぜそれほどまでにアクリルを好きになったのですか。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

 僕が所属するバンド「OKAMOTO’S」のアーティスト写真やCDのジャケット写真を撮っていただいている写真家・磯部昭子さんの存在が大きいです。彼女はたくさんのアクリルのコレクションをお持ちなんですが、インスタグラムを拝見したり、彼女とお話ししたりする中で、本当にふとしたタイミングなんですが、自分のアクリル好きに気付かされました。

――「アクリル好き」と言ってもイメージがややつかみにくいのですが、どんなところがお好きなんですか。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

 アクリルの「厚み」やアクリルの「カド」が好きなんです。アクリル好きというと、「コロナ禍でアクリル板がたくさん使われるようになったね」と言われますが、そういうことではないんです。本当に好きな人が思う“好き”と、“好き”なんだからこれも“好き”だよね、というのには差がある。アクリルもそうなんです。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

――アクリルの魅力とはどんなところにあるのですか。

 そもそもの存在感と素材感、ですね。立体のものがそのままアクリルの中に埋め込まれているものにも惹(ひ)かれます。冷凍保存ではありませんが、「瞬間」を閉じ込めている感じがします。時間が止まっているというか時間を止められる感じが好きなんですね。透明なアクリルが、時を止めてしまう。真透明なのに触れられないのも面白いですね。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

アクリルの中で、時を超えて残したいもの

――今回のオブジェ作りで世界的楽器メーカーであるフェンダーのロゴを閉じ込めることにしたのはなぜですか。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

 昨年2021年にフェンダー社は創設75周年を迎えました。その周年プロジェクトの一環で、僕が使っていた80年代のベース「Katana」を、シグネチャーモデル「Hama Okamoto Fender® Katana Bass」として復刻させたんです。今回、そのロゴ(デカール)を閉じ込めました。デカールは楽器に貼り付けてある、タトゥーシールのようなもので、職人が手で楽器一つ一つに貼るんです。なので若干ボコボコというか、立体感がある。デカールをアクリルに閉じ込められるなら、ちょうど21年に復刻して作ったものですし、まさに一生の思い出になる。よほどのことがない限り、アクリルは砕け散ることもないですから、後世に残せます。まさにこれしかないだろうと思いました。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

――アクリルに時を超えた価値を埋め込めるんですね。他に何かアクリルに閉じ込めてみたいものはありますか。

 できるのかわからないですけど、自分が演奏した音の周波数が揺れた状態でアクリルを固められたら面白い、と思いました。演奏する瞬間の音は空気振動なので目には見えませんから、可視化できるならそこかな。波打っていたら面白いですね。そういうちょっとした異物感というか、非現実的な感じがアクリルにはあると思うんです。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

 琥珀(こはく)に閉じ込められた虫ってありますよね。あれは自然に起こったことですが、こんなものが存在していたんだと一気にその虫が生きていた時代を想像してしまう。アクリルに閉じ込めたものも変な話、存在としては僕より長生きなんですよ。だから、僕が死んだ後も今日作ったオブジェは残っている。「なんだこれ」って孫に捨てられないことを祈ります(笑)。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

その時代だからこそできたもの。腕時計に感じる、ノスタルジックな思い

――本日はアクリルに復刻したデカールと「2021年」というふたつの時を閉じ込めていただきましたが、その作業の間も身につけていた「セイコー プレザージュ Style60’s SARY193」の印象はいかがですか。

 渋くてカッコイイですね。腕時計は好きなんです。選ぶ時のポイントは時計の“顔”が大きいかな。車も顔と言いますし、楽器も見た目が本当に大きい。この時計は、金の入り具合など色の配分や配置の塩梅(あんばい)などがとても好きでした。これは60年代に出した時計のリメイクなんですよね? さっき話した「Katana」の話とも被りましたね(笑)。普段はもう少し小ぶりな腕時計をつけることが多いのですが、これは重さも気にならないし、フェイスが大きくて邪魔だということもなくて気に入りました。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める
セイコー プレザージュ Style 60’s SARY193
ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

ハマ・オカモトさん着用モデルはこちら
SEIKO PRESAGE Style60’s SARY193

――腕時計はいつも身につけているのですか。

 小学生くらいからつけていますので、僕と切り離せない存在です。当時は、スーパーのレジ奥につるされてる、「300円?」みたいな時計から始まっていますけど(笑)。今は時間を知るというだけだったらスマホがありますし、代用品は世の中いくらでもあります。でも、だからといって僕は腕時計をしなくていいと思わないんです。ファッション的な要素もありますし、アイデンティティーみたいなところにもつながります。高級時計だったらいやらしい話、経済状況もわかります。その時にしかないデザインの時計というものもありますよね。この時計もリメイクであり、当時のものとは違うはずです。その時代だからこそできた時計、できあがったものが確実に存在する。それが好きですね。ノスタルジックな思いも感じるのかもしれません。長い間動いている時計というのはやはり物語があり、素敵だなと思います。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

直面した人間にしかわからない微々たる差に、こだわる

――ハマ・オカモトさんがバンド「OKAMOTO’S」のベーシストとしてデビューされたのは19歳の時でした。これまでの歩みの中で人生の転機はありましたか。

 やはりフェンダー社との契約が大きかったですね。僕はとにかくフェンダー社がつくる楽器が大好きで、学生時代にフェンダー社の歴史についてレポートを書いたほどだったんです。音楽の世界に進み、何年かした時にフェンダー社の方とお話できる機会をいただきました。ここぞとばかり、それまでに培った知識をまくし立てたら、そこにいた誰も理解できなかった(笑)。そんなこともあって、エンドースメント契約(※)をという話になりました。2013年、23歳ぐらいの時でした。

※フェンダーは、ギターやベースの繁栄に貢献する日本人アーティストとのエンドースメント契約制度を導入している。様々な音楽活動のサポートを提供するほか、アーティストとのシグネチャー製品の共同開発も行っている。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

――「OKAMOTO’S」のメンバーは中学校の同級生だそうですね。

 そうなんです。そんなこともあって、今振り返れば、やはりフェンダー社と契約するまでは学生の延長のようなところがありました。でも契約をきっかけに、プロとしての自覚を持ちましたね。フェンダーという看板を背負ったことは大きかった。プレッシャーにもなりました。年齢を考えても良い言葉以外も飛んでくるわけです。「お前みたいなもんが背負えるものではない」とか。それと、ちょうどその頃、僕たちを聴いて音楽を始めましたという下の世代が増えてきたんですよ。自分が楽しくやっていればいいわけではないんだな、と思い始めたタイミングでした。

――本日アクリル制作を体験されて、音楽制作との共通点を何か感じましたか。

 ありました。当事者にしかわからない微妙な差はアクリル作りも音楽作りも同じだと思いました。レコーディングをしていると、少しだけドラムが速いといったことがよくあります。何回演奏し直しても納得いかないことがある。でも、それは自分たち以外にはわからないんです。今日の工程でも、余分なアクリルを切り離す作業がありましたが、近くの距離で見ていてもなぜそこまでするのかわからなかった。最終的に研磨をかけるので、ある程度のアクリルの張りは残っていても問題ないはず。でも、できるだけ切り離すことで美しいモノが出来上がると思うんですよ。

ベーシスト、ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)。透明なアクリルに、その瞬間と思いを閉じ込める

 音楽もある意味では物を作ることですので、そこに直面した人間にしかわからない微々たる差があると思います。最終的に感じ取るものが同じならいいじゃない?と思うかもしれませんが、ゴーを出す人間が満足しないならゴールはしません。

――そうした感覚や価値観はアクリル制作も音楽制作も共通するのですね。

 そう思います。職人というと世間一般では、細かいとか頑固のように思われるところがありますが、それがないと納得いくものは出来上がらない。それはどんな仕事でもそうだと思います。今日はそれを間近で体感しました。

 仕事は違っても、広く見れば僕たちも今日教えてくださったみなさんと同じ信念を持っています。昔は、レコーディングで周りの大人の圧に負けて、「これでいいです」と妥協していたこともありました。でも、最近は2時間でも3時間でも「はい、もう1回でーす!」と納得するまで演奏するようになりました(笑)。年を重ねるたびに、そういうことって大事だなと思っています。

(文・坂口さゆり 写真・高橋雄大 取材協力・友成工芸)

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PROFILE
ハマ・オカモト

ハマ・オカモト(はま・おかもと) 1991年3月12日生まれ、東京都出身。
ベーシスト。ロックバンド「OKAMOTO’S」のメンバー。2010年5月、「10’s」でデビュー。13年6月、米フェンダー社とエンドースメント契約締結を発表、日本人ベーシストとして初の快挙と話題に。「OKAMOTO’S」の活動ほか、星野源など様々なアーティストの音楽をベーシストとしてサポート。主な出演番組に、音楽トークバラエティー「ハマスカ放送部」(テレビ朝日)、「スペシャのヨルジュウ」(SPACE SHOWER TV)、「プレスク」(BSフジ)、「THE TRAD」(TOKYO FM)の水・木曜日ナビゲーターなど多数。月刊誌「GINZA」(マガジンハウス)で「私的なオノマトペ」を連載中。

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※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。

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