Presented by セイコーウオッチ

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

コミュニティープロデューサー・水代優さん

今回、「大人のひとり時間」の過ごし方についてお話を伺うのは、&Mの連載「水代百貨店」で、頼れる目利きとして日常生活の質を高めるトピックを紹介していた、コミュニティープロデューサーの水代優さん。水代さんが「大人のひとり時間」を楽しむために必要なアイテムは、「タオル」、「ヘッドホン」、そして「しおり」。これらを使って、いったいどんな「大人のひとり時間」を過ごしているのか聞きました。

“なんかニコニコしちゃう”状態が、僕にとっての“ととのう”

――水代さんがひとり時間を楽しむためのアイテムとして最初に挙げてくださったのは、タオル。どんな場面で使っていますか?

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

僕、サウナがめちゃくちゃ好きなんですよ。サウナは今、“ととのう”と人気ですが、あの状態を僕なりに表現するなら、“なんかニコニコしちゃう”状態。無意識にニコニコできるのって、調子がいい証ですよね。二日酔いでも、サウナに行けば仕事の生産性が上がります。

ランチ前に1時間とか、仕事の合間に3時間とか、年に250回は行ってるんじゃないかな。思い立ったらフラッと立ち寄れるように、この「MOKU」のタオルを毎日カバンに忍ばせています。こんなに薄くて軽いのに、吸水性もあって、しかも、何回絞っても生地がへたらない。たたむとすごく小さくなるし、持ち運びにも便利です。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

もう一つ、「IKEUCHI ORGANIC」のサウナタオルもお気に入りです。「MOKU」と同じ、今治タオルなんですが、両端はタオル地じゃなくて手ぬぐい仕様なので、頭にぐるっと巻いてギュッと縛るのにちょうどいい。サイズ的に毎日持ち歩くには大きいから、サウナに行くと決めている日限定で使っています。

――サウナの魅力はどんなところにあるのでしょうか。

熱い! 冷たい! ……と、交感神経と副交感神経の優位の入れ替えを繰り返すうちに自律神経が整うから、サウナの後は視界がクリアになるし、五感も鋭くなります。すしや焼き肉を食べに行く前は、必ずサウナ。おいしく味わうために欠かせない儀式です。

また、サウナは考えごとに向いている場所でもあります。サウナで考え始めて、「熱い~」しか考えられなくなった後に水風呂に入ってボーッとしてると、何か頭に残るものがある。社員が楽しく働ける環境とか、To Doリストの優先順位を考えることが多いです。

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――サウナを楽しむコツは。

サウナ歴25年以上のマニアゆえの、「水風呂は16.5℃がいい」とか、個人的なこだわりはありますが、「サウナはこう楽しむべき」みたいな主張はありません。「べき」があるとすれば、「サウナに入る」、「掛け湯をして水風呂に入る」、「休憩する」、「水分をちゃんと取る」。この順番だけです。しんどくなったら出て、水風呂に行けばいい。“ととのう”に囚われずに好きに楽しんでいれば、最後は結局ニコ~になるから大丈夫です。

サウナが苦手な人って、水風呂が無理というパターンが多いんですけど、あれはね、一気に全身浸かってしまった方がいい。できることなら僕がその背中をトンッと押してあげたいくらいです。「もう死ぬ~」みたいな熱さから水風呂で蘇る感じ、絶対にハマりますよ。

思い込みの力から起こる、行動変容

――二つ目のアイテムは、ヘッドホン。

ヘッドホンは、「ゼンハイザー」の「HD 25 Light」一択です。これ以外いらないというか、ありえない。ハウスやテクノなど、ヨーロッパで流行(はや)っているダンスミュージックを聴くなら絶対にこれです。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

ウッドベースのブー、ブーって音とか、普通なら聴こえないような低音もしっかり聴こえるから、「あ、ここで音が消えた」、みたいな気づきがあっておもしろいです。

僕は仕事柄よく新幹線に乗りますが、新幹線の疾走感とダンスミュージックは相性がいい。装着感も最高だし、見た目に反してすごく軽いので、旅のお供にぴったり。移動中は音楽に向き合う時間として過ごしています。

――何で聴くかで、聴こえ方は大きく変わるものなんですね。

全然違うので、本当にこれ、試してみてほしい。この曲はベースだけ聴いてみようとか、一つの音に注意を向けると、音楽がだんだん立体的に聴こえてくるようになってきて楽しいですよ。「customer service」というDJネームで活動しているんですが、そのときに使うのも、「HD 25 Light」。音を掘って自分のものにするのは筋トレのようなもので、僕の体の中を作るために必要な作業です。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

――音楽と向き合っているときに考えていることは何ですか?

無、ですね。ただ、DJをやるときは常に“一対一”を意識しています。これはラジオのプロデューサーに聞いた話ですが、みんなに伝えようとすると誰にも届かない。でも、「この人に伝えたい」と意識すると、不思議とみんなに伝わるんだそうです。

僕は踊る側の時も“一対一”の気持ちを大事にしていて、自分が今日のDJのたった一人の受信者だと思い込んで踊っています。僕はこの、思い込みの力をかなり信じているんですよ。例えば街中で「ゴミ拾いをしましょう」って声かけを耳にしたら、「これは自分に向けて発信されたものだ」と思って、目についたゴミを拾って帰ります。小さな行動変容ですが、何事も「自分が変わるチャンス」と思い込んでメッセージを受け取れば、いずれはそれが積み重なって大きな変化に繋がります。

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本で得た知識は知らぬ間に蓄積されていけばいい

――「大人のひとり時間」を楽しむためのアイテム、三つ目はしおりとのことですが。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

サウナも音楽も大好きです。でも、何よりも好きなのは読書なんです。ノンフィクションを中心に常に10冊くらい同時に読み進めているので、結構な数のしおりを持っています。移動中も読むし、一人で行ったバーでも、家のリビングでも、お風呂場でも読む。紙のしおりだと濡(ぬ)らしてしまいそうだから、「イル ビゾンテ」の革製のしおりや、金属製のしおりは重宝しています。

――しおりを使うということは、本は紙で読みたい派なんですね。

完全に紙です。なんでと聞かれても、明確な理由はないんですけどね。もともと文芸が好きでしたが、23歳頃からビジネス書を読むようになりました。ちょうどその頃、リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」「ライフ・シフト」に代表されるような、組織の中でどう生きるかよりも、個の生き方を尊重するような新しい解釈のビジネス書が増え出して、どハマりしたんです。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

仮説と検証をひたすら繰り返すサイエンス系の本も、読んでいて響くものが多いです。あっ、ピタゴラス教団の話もすごく好きですね。好きな人と何かを共有したいという思いは昔も今も変わらないんだなとか、共感できて楽しい。書籍に触れるのは、自分以外の別の立場の人の考えを知ることができる、とてもいい機会です。

――水代さんにとって、読書とは。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

選書の仕事もさせていただいているので、雑読の経験が結果として仕事につながっていますが、“何かにつながるから読む”読書は否定したいんです。めくる手が止まらない、がベストな読書体験で、本で得た知識は知らぬ間に自分の中に蓄積されていけばいいものだと思っています。

「案外、ひとり時間が多いんです」

――たくさんの人が集まる“場”を提供するのが、コミュニティープロデューサーの水代さんのお仕事。ひとり時間はあまりないのではないかと思っていたのですが、意外と……。

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」

そう、ひとり時間が多いんです。サウナもDJも読書も、お酒を飲みに行くのも一人。週末も、一人で家族のために一週間分のおばんざいを作ったり、6時間以上かけて煮込み料理を作ったり。みんなが楽しそうにしている様子を見るのが好きで、それを仕事にしている人は、案外ひとり好きが多いですよ。

一人が苦手な人って、第三者の視線を気にしすぎているんじゃないかな。他人は、自分が思っているよりも全然僕のことなんて見ていない。だから、周りの目を気にせず好きなものに没頭できれば、いい「大人のひとり時間」を過ごせるようになるのではないでしょうか。

(文・渡部麻衣子 写真・山田秀隆)

好きなことに没頭する。それが最高の「大人のひとり時間」
PROFILE
水代優
(みずしろ・ゆう)

1978年生まれ。愛媛県出身。2002年より株式会社イデーにてカフェやライフスタイルショップの新規出店を数多く手掛ける。2012年にgood mornings株式会社を設立。日本橋浜町のブックカフェ「HamaHouse」を中心に、東京・丸の内や神田を始め、全国各地で「場づくり」を行い、地域の課題解決や付加価値を高めるプロジェクトを数多く仕掛ける。

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