欧州おいしい旅
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ソーセージとハム 本場ヨーロッパのおいしい食べ方とは? 

ヨーロッパを知り尽くした作家・写真家の相原恭子さんが、欧州の気候や風土に育まれ、長く愛されてきた食べ物や飲み物を紹介する連載「欧州おいしい旅」。今回はソーセージとハムです。手軽に楽しめる食材ながら、種類や食べ方は実に多彩です。相原さんがヨーロッパ中を巡りながら感じた、味わいのツボとは?

梅雨のないヨーロッパ。6月はベストシーズンです。カラリと晴れた日に、レストランのテラスやビアガーデンで、戸外の爽やかさを楽しみます。

ソーセージとフライドポテト ドイツ・ミュンヘン

さてビアガーデンといえば、おつまみにはソーセージやハムを想像するのではないでしょうか。パリッと焼けたソーセージをガブリッと食べて、ビールを豪快に飲む……。

まさにイメージ通りのソーセージ? ドイツ・ミュンヘンのビアガーデンにて
まさにイメージ通りのソーセージ? ドイツ・ミュンヘンのビアガーデンにて

しかし、ソーセージやハムはビアガーデンやお祭り、駅のスタンドで簡単に食べるだけでなく、素材として料理するとレストランのメニューにもなります。私が各地で食べて撮影したソーセージやハムの写真をご覧いただき、ヨーロッパでのおいしい食べ方を探ってみましょう。

粗びきソーセージのシズル感とマッシュポテト 英国・ロンドン

ロンドンのレストランにて
ロンドンのレストランにて

ロンドンのレストランでいただいた料理は、スパイシーな粗びきソーセージにバジルの葉が添えられて、マッシュポテトの上にのっています。お肉のコクが生きているソーセージで、ブラウンソースが味わいを引きしめます。赤ワインに合います。

ヨーロッパ人の多くは、ソーセージ、ポテト、バジルとソースを混ぜて食べてこそ味わいが出ると言いますが、私たち日本人は、混ぜずに端からきれいに食べた方が上品だと思うためなのか、混ぜずにいただく方が多いようです。

大切だと私が考える点は、英国に限りませんが、ソーセージは焦げ目が付くほどよく焼いて、香ばしく仕上げると、余分な脂肪分が落ちて味わい深くなっておいしいということです。

しかし、以前、ドイツ製のソーセージをお世話になった方々にお贈りして、「焦げ目が付くくらいによく焼くとおいしいです」と言葉を添えたところ、ほぼ全員から「軽~くソテーして、いただきました!」とのお返事。日本では、強く焼かない方が高級だというイメージがあるのかもしれません。

ポーチドエッグをハムに絡めて 英国・ウェールズのコンウィ

英国ウェールズのコンウィにて
英国ウェールズのコンウィにて

こちらは世界遺産「グウィネズのエドワード1世の城群と市壁群」を構成している城壁で知られる英国・ウェールズのコンウィにて。晩秋の小雨が降って寒い日でした。そんな日のランチにいただいた料理です。薄切りのパンにチーズ、ハム、ベーコン、ポーチドエッグがのっています。これも、ポーチドエッグをくずして、ソースのようにからめていただくとコクが出ておいしいです。ヨーロッパのベーコンは日本に比べると、スモークの香りがしっかりついていて、その香ばしさが好きです。

さて、ハムとソーセージの違いは何か?  簡単に言うと、大きな塊の肉を加工したものがハムで、ソーセージとはミンチにしたり、裏ごししたりした肉に塩や香辛料を加えてボイルするなどして、加工したものを指します。

フライドポテト、目玉焼き、ハムを重ねて スペイン・トレド

スペイン・トレドのバルにて
スペイン・トレドのバルにて

スペイン・トレドのふと入ったバルで、周囲の人たちが食べていた料理です。目玉焼きの上に生ハムを散らして、バジルとオレガノを振りかけて、フライドポテトの上にのせます。カウンターに座ると、目の前で一瞬のうちに作ってくれました。

フライドポテトと混ぜながらいただくと、それぞれの素材がハーモニーのようにピッタリ合い、驚くほど味わい豊か。簡単な料理ですが、捨てがたい味わいでした。

ミートローフ? いえハムです ベルギー・アントワープ近郊

ベルギー、アントワープ郊外のビアカフェにて
ベルギー・アントワープ郊外のビアカフェにて

右側はチーズで、左側は見た目がミートローフのようにも見えますが、お店の人によればハム。燻製(くんせい)の香りがして、粗びきのお肉は歯ごたえがあって味わいにコクを感じました。ビールの味わいを引きたてるには、こんな簡単なものがピッタリです。

素朴ながら絶品のサラミとベーコン ハンガリー・ヴィラーニ

ハンガリーのヴィラーニにて
ハンガリーのヴィラーニにて

ハンガリーのヴィラーニにある家族経営の小さなワインの店にて。休みの日なのにお店を開けて、ワインのテイスティングをさせてくださり、お家にあったサラミソーセージとベーコンも出してくださいました。

見た目は非常に素朴なのですが、お肉の味わいは逸品! 脂身が苦手な私も、「このベーコンの脂身はおいしい」と思ったほどです。自然の中で飼育されている豚や牛のお肉をつかっているそうです。味わいは素材で左右されますね。

ピリッ、パリッとしたソーセージ チェコ・プルゼニ

チェコ・プルゼニのビアホールにて
チェコ・プルゼニのビアホールにて

チェコのプルゼニ(ピルゼン)といえば、ビール「ピルスナーウルケル」の産地です。飲みながらいただきました。トウガラシが入ったスパイシーなソーセージです。パリッと焼けていて、歯ごたえと辛さがビールに合いました。また食べたくなります。

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