京都ゆるり休日さんぽ
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京の旅、スパイスの力で体をシャキッ 朝7時半から開くカレー店「SPICE GATE」

夏は早起きが気持ちよく、気温の上がりきらない午前中を活用して出かけたいという人も多いのではないでしょうか。朝ごはんの選択肢が多い京都ですが、今回は喫茶店でも和食でもない「朝カレー」という提案です。行列のできるビリヤニ専門店「INDIA GATE(インディアゲート)」の姉妹店で、朝7時半から開く「SPICE GATE(スパイスゲート)」を訪ねました。

暮らすように、小さな旅にでかけるように、自然体の京都を楽しむ。連載「京都ゆるり休日さんぽ」はそんな気持ちで、京都の素敵なスポットをご案内しています。

イメージはお茶漬け さらさら食べられる朝カレー

カレーには、希少なカシミールチリを中心に独自にブレンドしたスパイスを好みでかけていただける
カレーには、希少なカシミールチリを中心に独自にブレンドしたスパイスを好みでかけていただける

「朝からカレー」というと重たく感じる人も多そうですが、こちらは魚介のだしをベースにさらりと仕上げた、むしろ「朝にこそ」食べたいカレー。カレーリーフが香るスープのようなカレーに10種類以上の薬味やデリを添えたひと皿が、「SPICE GATE」の名物です。

「お茶漬けの逆の発想で、ライスを煎茶で炊き込み、うまみや香りを移しています。バスマティライスは食感が軽いので、朝食にぴったりだなと思って。旅行の方などに少しぜいたくな朝の時間を味わってもらえたら」

朝限定の「京風スパイス朝定食 鶏キーマと魚介出汁(だし)のカレー」(1200円、以下税込み)
朝限定の「京風スパイス朝定食 鶏キーマと魚介出汁(だし)のカレー」(1200円、以下税込み)

そう話すのはオーナーの山縣智(やまがた・さとし)さん。ミュージシャンとして活動する傍ら、南アジアの炊き込みごはん「ビリヤニ」好きが高じて始めたビリヤニ専門店「INDIA GATE」が、瞬く間に人気店に。「SPICE GATE」は、ビリヤニよりメジャーなカレーにフォーカスした店として、またスパイスの専門店として、今年5月にオープンしました。

インドのアンティーク家具が配されたシンプルな空間
インドのアンティーク家具が配されたシンプルな空間

両店とも味の決め手となっているのが、「バスマティライス」という主にインドやパキスタンで食される最高級長粒米。パラパラとした軽やかな食感と香り高い風味は、一度食べたら忘れられなくなる味わいです。もちろん、カレーとの相性は抜群。するすると胃におさまる軽さとスパイスの刺激が、朝の体をシャキッと目覚めさせてくれます。

鹿肉を使ったランチ 豊富なスパイス販売も

「京都京北(けいほく)産の鹿モモカツカレー」(1800円)
「京都京北(けいほく)産の鹿モモカツカレー」(1800円)

だしカレーが朝の顔なら、ランチの看板メニューは限定10食の「鹿モモカツカレー」。京北(けいほく)の地で、狩猟免許を持つスタッフが自ら捕らえてさばいた鹿肉を使い、レアに揚げたカツレツに甘酸っぱいラズベリーソースをかけていただきます。ジビエ独特の野趣あふれる風味と、甘さ・辛さ・酸味とうまみが一体となった複雑な味わいは、コース料理のメインのような満足感。アチャールやライタといったインド定番のデリ、ギー(インドや南アジアで作られてきたバターオイル)を使ったスイーツも、カレーの口直しにぴったりです。

ギーやチャイといったインド特有の素材を使ったスコーンやチーズケーキ、シュークリームなども
ギーやチャイといったインド特有の素材を使ったスコーンやチーズケーキ、シュークリームなども

「鹿肉は安定して入手するのが難しい食材ですが、だからこそ他ではなかなか食べられず、お客様に喜んでいただけるのではと思いました。京北は、くさみのなく柔らかい良質な鹿肉がとれる一方で、獣害も地域の課題。定期的に仕入れることで、猟師さんを応援することにもつながります」(山縣さん)

小袋からビン入り(3サイズ)、ミル入りなど、用途や必要量に応じて購入できるスパイス売り場
小袋からビン入り(3サイズ)、ミル入りなど、用途や必要量に応じて購入できるスパイス売り場
ハーブ類はオーガニックのものを中心に、ハーブティーも並ぶ
ハーブ類はオーガニックのものを中心に、ハーブティーも並ぶ

店内の一角には100種類以上のスパイスとハーブ、インドの食材や食器などを販売するスペースもあります。こちらも「僕自身が買い忘れないように」と笑う山縣さんの、スパイスを使った料理を身近に感じて欲しいという気持ちの現れ。すべて店で実際に使っているスパイスばかりで、中には日本では手に入りにくいものも。いただいた料理の香りや風味を気に入ったらその場で購入し、家庭の食卓に取り入れることができます。

インドの食器や食材もそろう。自宅でインド料理にトライしても
インドの食器や食材もそろう。自宅でインド料理にトライしても

コロナ禍を経て、朝昼夜のどの食事で外食を楽しむか、自宅の食卓をどう充実させるかは、より自由になりつつあります。朝カレーとジビエ、そして多彩なスパイスとハーブに出会える場所として、新しい食体験の選択肢になってくれそうです。

らせん階段を上がったビルの2階。物販のみの利用も可能
らせん階段を上がったビルの2階。物販のみの利用も可能

■ SPICE GATE https://www.instagram.com/kyotospicegate/

フォトギャラリー(クリックすると、写真を次々とご覧いただけます)

BOOK

京の旅、スパイスの力で体をシャキッ 朝7時半から開くカレー店「SPICE GATE」

京都のいいとこ。

大橋知沙さんの著書「京都のいいとこ。」(朝日新聞出版)が2019年6月7日に出版されました。&Travelの人気連載「京都ゆるり休日さんぽ」で2016年11月~2019年4月まで掲載した記事の中から厳選、加筆修正、新たに取材した京都のスポット90軒を紹介しています。エリア別に記事を再編して、わかりやすい地図も付いています。この本が京都への旅の一助になれば幸いです。税別1200円。

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