クルーズへの招待状
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寝ても覚めても、船でも陸でもトロピカル 「プライド オブ アメリカ」のハワイ島巡り(後編)

カウアイ島にやって来た「プライド オブ アメリカ」=上田寿美子撮影

前編から続く

「プライド オブ アメリカ」のハワイクルーズも後半となり、ビッグアイランド(ハワイ島)のコナ、ガーデンアイランド(カウアイ島)のナウィリウィリへと船は進みます。各島の歴史や自然を探訪する旅は、いよいよ佳境へ。

連載「クルーズへの招待状」は、クルーズ旅の魅力や楽しみ方をクルーズライターの筆者がご紹介します。

サーフィン犬、のんびり歩くヤシガニ?、コナコーヒー……

ホノルル港を出発し、4日目の朝、ハワイ島の西岸にあるコナにやってきました。前日のヒロはハワイ島の郡庁があり、島最大の人口と、雨の多い地区として知られていますが、それに比べて、コナはドライな気候で観光地が多く、コナコーヒーが名産として知られています。

大型客船のプライド オブ アメリカはコナでは、直接港に着けることができないため、沖に停泊し、テンダーボートに乗って上陸です。コナの海では、かっこいい犬のサーフィンを発見。海岸通りには、ヤシガニのような黒っぽい生き物がのんびりと歩き、これだけでも南国気分を味わいましたが、一本裏の道に入ると、純白のプルメリア、色とりどりのハイビスカス、燃えるような赤紫のブーゲンビリアなどが咲き乱れ、鮮やかなトロピカルムードに包まれました。

(左)ハワイではワンちゃんもサーフィン=上田寿美子撮影。(右)ヤシガニ?のお散歩。のどかな海岸通り=上田英夫撮影
(左)ハワイではワンちゃんもサーフィン=上田寿美子撮影。(右)ヤシガニ?のお散歩。のどかな海岸通り=上田英夫撮影

午後は「ヒストリック・コナ」ツアーに参加し、最初に「ロイヤル・コナ・コーヒー・センター」へ。ここは、コナコーヒーの試飲・販売に加え、ミュージアムも併設されていて、展示物の中には、昔のコーヒーミルや、計量器に加え、日本からハワイ島に移住しコーヒー栽培を営んだファミリーの写真なども飾られていました。

ロイヤル・コナ・コーヒーのミュージアム。日本から渡った移住者の写真も=上田英夫撮影
ロイヤル・コナ・コーヒーのミュージアム。日本から渡った移住者の写真も=上田英夫撮影

次に訪れたのは、1899年ごろにベルギーからやってきたジョン・ベルゲ神父により創建された「セント・ベネディクト・ローマン・カトリック・チャーチ」。この教会は、壁にも、天井にも、柱にも絵画が描かれていることから「ザ・ペインティッド・チャーチ」として知られています。多くは聖書の場面ですが、ヤシの木、虹などのハワイらしい絵もあることが特徴で、作者は、ベルゲ神父。当時は文字が読める島民が少なかったため、聖書の教えは絵で伝えることが一番わかりやすいと考えたそうです。

ペインティッドチャーチ。「Jesus at the Altar (祭壇のイエス)」。芸術に隠された信仰的なメッセージ=上田英夫撮影
ペインティッドチャーチ。「Jesus at the Altar (祭壇のイエス)」。芸術に隠された信仰的なメッセージ=上田英夫撮影

さらに、古代ハワイアンが建設した聖地の史跡「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」へとツアーは続きました。「プウホヌア」とは「逃れの場」という意味で、かつて禁令を破った人が罪を逃れるためこの地に逃げ込み、カフナ(神官)に許しの儀式をしてもらうと、罪は帳消しになったといわれています。園内一の見どころは王族23人の遺骨が納められている神殿「ハレ・オ・ケアヴェ」。その中にはカメハメハ大王の曽祖父ケアヴェの遺骨も含まれているそうです。ホナウナウ湾に面した神殿の前には、ハワイの守護神ティキの像が海を見つめるように立っていました。

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園。観光客のにぎわいも戻りつつある=上田英夫撮影
プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園。観光客のにぎわいも戻りつつある=上田英夫撮影

ハワイアンビュッフェにレイ作り、効率よく島めぐり

寄港地でハワイ観光を楽しんだ後、船に帰ってもハワイを感じることができるのがプライド オブ アメリカの島めぐりクルーズです。

たとえば、船上教室の中には生花で首にかけるレイを作る「フレッシュフラワーレイ作り教室」。ラン科のデンファレが配られ、豪華なレイができました。さらに、興味深かったのは「リボンレイ作り教室」で、赤と黄色のリボンをもらい手順を教わりながら編み上げていきました。

リボンレイとフレッシュフラワーレイ。ハワイの文化に触れるのも、この船旅の楽しみ=上田寿美子撮影
リボンレイとフレッシュフラワーレイ。ハワイの文化に触れるのも、この船旅の楽しみ=上田寿美子撮影

レイとは12世紀ごろポリネシア人がもたらしたもので、元来「魔よけ」や「神への供え物」として使われ、動物や人の骨や歯などでつくられていました。その後19世紀ごろになると、花や木の実など、植物のレイが冠婚葬祭や誕生日の贈り物などとして使われるようになったそうです。しかし、天然植物には限りがあるため、持続可能なレイとして生まれたのがリボンレイ。最後に講師が「今日、黄色と赤を選んだのは、この2色の組み合わせは『アリイカラー』と呼ばれる王室のロイヤルカラーだったことからハワイでは高貴な色の象徴だからです」との解説も加え、レイの文化や歴史を教わりながら編み上げてゆくリボンレイ作りで、もう一段階深くハワイを知ることができました。

 ビュッフェ食堂「アロハカフェ」の夕食にはハワイがテーマの「ハワイアンナイト」も開催されました。ロコモコ、フリフリチキン、ラウラウ(タロイモの葉と茶葉で包んだ蒸し焼き料理)などに加え、ハワイの最高のもてなし料理と言われる子豚の丸焼きも登場。船上でもハワイの味覚が楽しめる仕掛けです。

NEXT PAGE「神の作った庭園」カウアイ島 聖地「シダの洞窟」へ

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