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松本の台所(「東京の台所」番外編)

〈1〉「愛着」は必ず誰かの思い出とともに

松本の台所(「東京の台所」番外編)

〈1〉「愛着」は必ず誰かの思い出とともに

1:元々あったカウンターに棚を付けた

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元々あったカウンターに棚を付けた
吊戸棚の扉を外し、オイルを染み込ませた
壁は、珪藻土を自分たちで塗っている途中。ゆっくり仕上げる予定
左が玄関。シンクは蛇口のみ交換。せいろの棚は夫の手作り
仏壇と押し入れを、子どもたちがくつろげる場に改造
来客も取り出しやすいようオープン収納に
窓は、寒さ対策で三枚ガラスを設置
椅子は根菜置きに。脚立にもなる
2匹の飼い猫用食事コーナー。1匹は、越した翌年、壁から鳴き声が聴こえ、のこぎりで開けたら出てきた。天井から落ちたらしい
湯呑(ゆのみ)が入っているのは豆腐かご。荒物屋の閉店時に購入
洗いかごはネットショップ「カゴアミドリ」で購入。食器洗いが気持ちの切り替えに
瓶は猫のごはん
器はいただきものが中心。作家物にこだわらない。通い詰めた古い器屋の閉店時に譲り受けたものも
ハンギング用のバーも夫が作った。使いやすくて気に入っている
かごが好き。国内外のかごを松本、東京や旅先などで買う
<切らしたら困るもの> かつおぶしとにぼし(ともに植田鰹節店)。大正4年創業の松本の老舗。「味が深くて、ちゃんとおいしい。かつおぶしはご飯にもかけます」
<切らしたら困るもの>アシシュマサラ(doon食堂印度山)。北インド出身、アシシュさんのカレー店のオリジナル。「普通のルーに加えると、大人の深みが出ます」
セレクトショップTOCAのキャンドル。店主でキャンドル作家の西牧隆行さんの作
自分の絵が、松本の和洋菓子店の草分け、翁堂のアイシングクッキーに。「嬉しくて食べられず」とってある
漬物は全部いただきもの。ラーメン屋の野沢菜に感激していたら、最後に分けてくれたり、酒屋やご近所などあちこちからおすそ分けが
義母の自家製梅干し。塩加減が丁度(ちょうど)いい
冷蔵庫は新婚時代から15年使用
瀬戸物屋さんで50円で買った。塩と砂糖入れ
無印良品の布巾を愛用
<切らしたら困るもの>スナック菓子。「子どものために、と思って買うのについ自分が昼間に食べちゃうんです」
茶の間の収納の本棚(右)は、キャスター付きで左右に動かせる
台所の扉と壁を抜いて、茶の間も含め広いワンルームに
友だちにもらったオタフクソース社のお好み焼き用ヘラ。カーブが絶妙で、他の料理でも使いやすい
コースターは新婚旅行のベトナムで買った
シンク下は調味料、愛用のスポンジ、パックスナチュロンの買い置きなどを収納
飴(あめ)は松本名物のひとつ。まめ板、福あめ(新橋屋飴店)。「新橋屋飴店、飯田屋飴店と山屋御飴所と三つの老舗があり、どれも原材料がシンプルで優しい甘さで魅力。子どもも大好きです」
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