ドライブピクニックに持っていきたい山道具

ドライブピクニックに持っていきたい山道具

夏から秋にかけては外遊びが楽しい季節。車で緑豊かな場所へ出かけて、のんびりピクニックをするのもとても気持ちがいいものです。
山を愛するクリエーターユニット「ホシガラス山岳会」の編集者・小林百合子さんと写真家・野川かさねさんに、カーピクニックに欠かせない道具を教えていただきました。

みなさん、夏山登山やキャンプ、楽しんでいますか? 私も相変わらずあちこちの山へ出かけているのですが、ひとつ、アウトドアライフに大きな変化がありました。それは運転免許を取得したこと! なぜ35歳を過ぎてから決心をしたかと言いますと、それはやっぱり外遊びをもっと楽しみたいと思ったから。

これまで各地の山へ出かけるときは電車やバスを使っていたのですが、ことキャンプやピクニックに行くとなると荷物が多くなります。キャンプやピクニックは自然の中で過ごす「時間」やおいしい食べ物が最大の魅力。せっかくだから荷物の量を気にせず楽しみたいということで、最近は車で出かけることも増えました。というわけで今回は、カーピクニックで愛用している道具をご紹介したいと思います。

荷物の悩みを解消してくれた「TEMBEA」のブックトート

持ち運ぶときはサイドの取っ手を持って。重いときはふたりで運べるので便利ですよ
持ち運ぶときはサイドの取っ手を持って。重いときはふたりで運べるので便利ですよ

カーピクニックライフで欠かせない道具のひとつが、「TEMBEA(テンベア)」のブックトート。その名の通り本を収納するのにぴったりなトートで、自宅ではブックラックのようにして使っていたのですが、これがキャンプやピクニック道具を運搬するのにすごく便利ということに気づいてしまったんです。

このトート、空の状態でもボックス型をキープする形状なので、道具を出し入れしても普通のトートのようにへにゃっと崩れません。いわば布製の収納ボックスという感じで、普段はピクニック用品一式をここに収納してクローゼットへ。さあ、ピクニックに出発! となったら、このトートごと車に積んで出かけられるというわけです。

畳むとコンパクトになるのもうれしいポイント。さすがトートです!
畳むとコンパクトになるのもうれしいポイント。さすがトートです!

重い本を満載にしても壊れない頑丈なつくりは、外遊びの相棒にぴったり。家の見えるところに置いてもかわいいので、これまで頭を悩ませていた外遊びグッズの整理整頓も、ぐっと楽になりました。

このトートを長く使用しているフォトグラファーの野川さんは、かつては本来の使い方である本の収納用として、出産後は息子のオムツやおもちゃ入れとして、そして息子さんとピクニックに出かけるようになってからは外遊び道具入れと、3段階で活用しているとか。ライフスタイルに合わせて使い方を変えつつ長く愛用できる道具は、アウトドアを超えて、人生の相棒だなと思います。

いつものガスボンベでOK!「SOTO」のレギュレーターストーブ

最大の魅力は家庭用のガス缶を使えるところ
最大の魅力は家庭用のガス缶を使えるところ

キャンプやピクニックの楽しみが、緑の中で食べる「外ごはん」。もし火を使ってもいい場所なら、コンパクトな携帯ストーブがあるとピクニックがいっそう楽しくなります。

登山をする人にはおなじみのアイテムかもしれませんが、登山用のストーブの多くは専用のガス缶が必要。アウトドアショップなどでしか購入できないので、思い立って「あしたピクニックに行こう!」となると、「あ、ガス缶がない……(涙)」となってしまうことも。

そんなうっかりさんにおすすめなのが、「SOTO(ソト)」のレギュレーターストーブ。写真からもお分かりのとおり、このストーブはお鍋の季節におなじみの家庭用ガス缶を使用できるタイプなんです。

五徳(ごとく)が大きく、しっかりしているので、重いスキレットを載せてもこのとおり。アウトドア専用の軽量な調理アイテムを持っていなくても、家庭用の道具で大丈夫ですよ
五徳(ごとく)が大きく、しっかりしているので、重いスキレットを載せてもこのとおり。アウトドア専用の軽量な調理アイテムを持っていなくても、家庭用の道具で大丈夫ですよ

これならコンビニやスーパーなどでも購入できるので、急にキャンプやピクニックの予定を立てても大丈夫。さらに五徳(ごとく)が大きく、安定感があるので、初心者でも使いやすいのがうれしいポイントです。

折りたたむとこのコンパクトさ!
折りたたむとこのコンパクトさ!

もちろん火力も問題なし。お湯を沸かしてコーヒーを淹(い)れるだけでも外遊びはぐっと楽しくなるので、ぜひトライしてみてください。

「アイスブレーカー」のTシャツで、街でも浮かないスタイルに

シンプルなポケット付きTシャツなので、暑い夏の時季には、デイリーウェアとしても大活躍
シンプルなポケット付きTシャツなので、暑い夏の時季には、デイリーウェアとしても大活躍

「キャンプって、どんな格好で行ったらいいの?」。これはアウトドア初心者の女性によく聞かれる質問です。

登山と違って、キャンプやピクニックはそこまで高機能なアウトドアウェアは必要ありません。が、やっぱり屋外で長時間活動する遊びです。汗で濡(ぬ)れてしまうとなかなか乾かない綿素材の服だと不快に感じることもあるでしょう。とはいえ登山用のウェアなどはちょっとスポーティー過ぎて、気軽な外遊びには少し大げさな気もします。

私もこの件については長年モヤモヤしてきたのですが、それを鮮やかに解消してくれたのが、「アイスブレーカー」のメリノウールTシャツでした。

ウールのチクチク感がない、しなやかな手触りがメリノウールの魅力。アウトドアウェアによくある化繊素材の肌触りが苦手な人にもおすすめです
ウールのチクチク感がない、しなやかな手触りがメリノウールの魅力。アウトドアウェアによくある化繊素材の肌触りが苦手な人にもおすすめです

一見シンプルなポケTですが、じつはこちら、メリノウール80%以上のアウトドア用Tシャツなんです。メリノウールは汗や水で濡れても乾きやすく、さらに気化熱による汗冷えも抑えてくれるという優秀素材。何よりその柔らかく、しなやかな肌触りは、一度着ると忘れられない心地よさです。

これは登山をやる人はよくお分かりかと思いますが、アウトドアウェアの多くは色がビビッド過ぎたり、デザインやシルエットがスポーティー過ぎたり、とにかく「私、アウトドアやります!」感が全面に出すぎていて、街の中では浮いてしまうんですよね。

くるくる丸めるとこんなにコンパクトに。泊まりがけのキャンプもこのTシャツのおかげで荷物がぐっと減りました
くるくる丸めるとこんなにコンパクトに。泊まりがけのキャンプもこのTシャツのおかげで荷物がぐっと減りました

外遊びを快適にできる機能性と、日常の延長のような感覚で着られるデザイン性。この両方を兼ね備えたアウトドアTシャツにめぐり合えたおかげで、キャンプの後にレストランやショッピングセンターに堂々と立ち寄れるようになりました。これまでのモヤモヤが解消されたことがうれしくて、ご覧の通り3色大人買いしてしまった次第でございます(笑)。

ぜひみなさんもお気に入りの道具を見つけて、そして安全運転でカーピクニックを楽しんでくださいね。

*紹介したアイテムは私物です。現行品のカラーや仕様が変更になっている場合がありますので、詳しくは各メーカーにお問い合わせの上、ご確認くださいませ。

小林百合子

編集者
1980年兵庫県生まれ。出版社勤務を経て独立。山岳や自然、動物、旅などにまつわる雑誌、書籍の編集を多く手がける。女性クリエイター8人から成る山登りと本づくりユニット〈ホシガラス山岳会〉発起人。著書に『最高の山ごはん』(パイ・インターナショナル)、『いきもの人生相談室』(山と溪谷社)、野川かさねとの共著に『山と山小屋』(平凡社)など。

野川かさね(写真)

写真家
1977年神奈川県生まれ。山や自然の写真を中心に作品を発表する。クリエイティブユニット〈kvina〉、自然・アウトドアをテーマにした出版・イベントユニット〈noyama〉の一員としても活動する。作品集に『Above Below』(Gottlund Verlag)『with THE MOUNTAIN』(wood/water records)、著書に『山と写真』(実業之日本社)など。
http://kasanenogawa.net/

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