ドライビングが楽しくて日常でも使えるスポーツカー BMW「Z4」試乗記

スポーツカーは売れないと、日本では言われている。でも人気は高い。私が面白いと思うのは、カッコよさの基準は子どもでも大人でも同じで、かつ万国共通だということだ。
その点で“最強のスポーツカー”だと思われるのが、BMWが発売した「Z4」だ。2018年夏に米国でお披露目された後、11月にポルトガルで試乗会が開催され、そこで私も乗ることが出来た。
このクルマ、グラマラスとも表現される膨らみを持ち、いかにもパワフルなスタイリングだ。実際に乗ってみると、従来のZ4より格段にスポーツカーらしさが強くなっていて、驚くほどである。
試乗したのはシリーズ中で最もパワフルな仕様の「Z4 M40i」だ。3リッターの直列6気筒エンジンを搭載した後輪駆動である。最高出力は250kW(340ps)、最大トルクは500Nmある。数値も高いが、実際の操縦性はかなりスポーティーだ。べつの言葉で表現すると「ものすごく楽しい」となる。
時速50kmまでは走行中でも電動で開閉できるソフトトップを備えたスタイルはエレガントといえる。一方で、加速力にすぐれ、かつカーブを曲がるときは車体の傾きが抑えられ、次のカーブへとすばやく移っていける。そのスムーズさは快感とも言えるほどだ。
電子制御ダンパーを持ったサスペンションや速度などに応じて重さや切れ角が変わるステアリングシステムのおかげもあるかもしれない。なにはともあれ、いちど乗ったら降りたくなくなるほど、操縦を楽しめるスポーツカーなのだ。
リスボン郊外の海岸線など、いろいろなコースを走った結果わかったのは、ドライビング自体を存分に堪能できるうえに、市街地での取り回しもよく、日常的に使えるスポーツカーだということだ。車名に「M」がつくスポーツモデルだが乗り心地も意外なほどよい。
このクルマに乗って笑顔にならないドライバーはいないだろう。日本への導入はおそらく2019年以降。そのときはこの「M40i」と、新開発のパワフルな2リッター4気筒搭載の「30i sDrive」が入ってくるらしい。現段階で価格はわからない。
(文・小川フミオ、写真=BMW提供)

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