私の一枚

人前で笑うことが苦手だった髙橋ひかる 念願の『Ray』専属モデルとなって目指す自分の“更新”

人前で笑うことが苦手だった髙橋ひかる 念願の『Ray』専属モデルとなって目指す自分の“更新”

「全日本国民的美少女コンテスト」グランプリ受賞直後の1枚

4年前、第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞した直後の写真です。小学5年生の時から通っていたダンススクールの先生にコンテストのことを教えてもらったのは締め切りの当日。「記念に応募してみようかな」くらいの気持ちで応募しました。受からないだろうと思っていたから、お父さんには応募したことも言ってなくて。一次、二次、三次と審査に合格して本選まで行くことが決まって、そこで初めてお父さんに話したら「ええ~っ?」って(笑)。でもすごく喜んで、背中を押してくれました。

グランプリで名前を呼ばれた瞬間は「私ですか?」みたいな感じでした(笑)。もし呼ばれるとしてもグランプリ以外の賞だろうと思っていました。グランプリの発表のひとつ前、審査員特別賞で呼ばれなかった時点で「終わったな」と半分泣いていました。だからもう、グランプリ発表の時は完全に素の状態です。リアルに「えっ?」っていう表情になりました(笑)。

三次審査を通過すると、本選に向けて何回かのレッスンが待っていました。本選まで残って一緒にレッスンを受けた同期の子たちの存在は、私にとってすごく大きいですね。全国各地から集まってきて、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)していた時間は、とてもかけがえのないものでした。みんなそれぞれ方言があって、レッスンの合間にはみんなでお互いの言葉をまねし合ったりして、楽しかったですね。

受賞してからは、地元の大津市から東京へ週1回レッスンに通いました。レッスンが始まれば楽しいですし、先生やみんなにも会えてうれしいんですけど、行くまでの間は「うまくできるかなあ」って考え過ぎて、それで不安になってしまうこともありました。

もともと私は失敗することがすごく嫌いで、表情もあまり豊かとは言えなくて、人前で笑うことすら苦手でした。だから、毎週こうやって自分を高められる時間があることはすごく幸せなことだから楽しもう、と自分に言い聞かせてレッスンに向かっていました。

その頃は自分のことがあんまり好きじゃなかったですが、今は明るくなったかな! 少しずつ経験を積んだこともあるし、中学生から高校生になって、精神面で少し大人になれたかもしれません。自分を表現することも、だんだん怖くなくなってきました。やっぱり、グランプリをいただき、いい仲間と出会い、お仕事をいただけたおかげで、明るい自分に変われたんだろうなって思います。

そっと見守ってくれる家族に感じる愛

デビューしたての頃は緊張してばかりで、『おんな城主 直虎』に出させていただいた時も毎回ガチガチ。テレビで見ていた俳優さんがたくさんいらっしゃって、楽屋にいる時からすごく緊張していました。慣れてきたと思えるようになったのは本当につい最近です。今年、ドラマ『高嶺の花』に出させていただいた頃から、やっと緊張が解けてきました。

いま、コンテストの時に同じ目標に向かって頑張った仲間の活躍を見ると、私も頑張らなきゃって思います。みんなとはいまも連絡を取り合っていて、悩みを打ち明けたり、話すことでストレスを発散したり。すごくいい関係で、支えになっています。

家族の存在も大きいですけど、普段は特に何も言わず、「がんばり~」って感じ。「すごいね」って言われるとプレッシャーになるので、何も言わずそっとしておいてくれるのが、愛だなって思います。

人前で笑うことが苦手だった髙橋ひかる 念願の『Ray』専属モデルとなって目指す自分の“更新”

デビューして4年。ドラマ、CM、モデルと幅広く活躍する髙橋ひかるさん

日々自分を“更新”していきたい

2019年1月号から雑誌『Ray』の専属モデルになりました。もともとモデルになりたいという気持ちが強かったので、念願がかなって本当にありがたいですし、一生の宝だなと思っています。しかも初回はまさかの表紙。いろんな人からお祝いの連絡をいただきました。よく雑誌撮影のメイキング映像なども見ていたので、自分が実際にその現場にいるんだと思うと、うれしさがこみ上げてきました。

モデルという夢は一つかないましたけど、これからも、今の自分を日々更新していきたいと思っています。大きな夢を持つというよりも、今日の自分よりも明日の自分がよくなっているように。人間的にもお仕事においても、一つひとつのことを大事にして、毎日よくなっていけたらいいなって思っています。

(聞き手 髙橋晃浩)

人前で笑うことが苦手だった髙橋ひかる 念願の『Ray』専属モデルとなって目指す自分の“更新”

表紙を飾った『Ray』2019年1月号(主婦の友社)

たかはし・ひかる 2001年滋賀県生まれ。2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリ受賞。チオビタ・ドリンクなど多くのテレビCMで注目を集める。2016年に映画『人生の約束』のヒロイン役でスクリーンデビュー。2017年は大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)に出演し、「第96回全国高校サッカー選手権大会」13代目応援マネージャーに就任した。2018年は『パフェちっく!』(FOD/主演)、『高嶺の花』(日本テレビ系)とドラマに相次ぎ出演。現在、雑誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルを務める一方、バラエティー番組にも出演して幅広く活躍中。

PROFILE

髙橋晃浩

福島県郡山市生まれ。ライター/グラフィックデザイナー。ライターとして有名無名問わず1,000人超にインタビューし雑誌、新聞、WEBメディア等に寄稿。CDライナーノーツ執筆は200枚以上。グラフィックデザイナーとしてはCDジャケット、ロゴ、企業パンフなどを手がける。マデニヤル株式会社代表取締役。

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