キャンピングカーで行こう!

初心者にこそおすすめ キャンピングカーショーに行ってみよう

前回お伝えしたように、2月1日から日本最大級のキャンピングカーショー「ジャパンキャンピングカーショー2019(以下、JCCS)」が開幕します。日本国内のキャンピングカーショーとしては最大級。そして、これに続けて名古屋、仙台、大阪へと大規模なショーが次々開催される、ショーシーズンの幕開けでもあります。

前回は、今年の見どころを予想しました。しかし、このJCCSは愛好家の皆さんだけでなく、これまでキャンピングカーに関心が無かった方にもおすすめのイベントなのです。

キャンピングカーショーはここが楽しい

初めてキャンピングカーショーの会場に足を踏み入れた方は、少し困惑するかもしれません。いわゆるモーターショーのように、スポーツカーやコンセプトカーの隣には最新型のセダンが並んでいるというような華やかさはなく、ただひたすら、ワンボックスカーやトラックが並んでいるようにしか見えないからです。

しかし、キャンピングカーは、エンジン性能や速さ、外観のデザインで差別化されているものではありません。やはり最も大切なのは「中身」です。ショーでは、いろいろなクルマの中に入って実際に見学することができます。

■居室空間

気になるクルマを見つけたら、ぜひ、居室空間に入ってみましょう。ソファに座ったり、キッチンに立ったり、トイレをのぞいたり。その空間を「家」だと想像して、自分がここで数日間過ごすとしたらどうだろうか。具体的にイメージすることができます。限られたスペースを快適な空間にするための工夫が見てとれて楽しいはずです。

■ベッドをチェックしよう

キャンピングカーは、「宿泊」が目的のクルマですから、当然ベッドを備えています。バンクベッドなどの常設ベッドを備えたクルマもあれば、ダイネット(食卓)の椅子を展開してベッドとして使うものもあります。展開式の場合は、各ベンダー(製造者)の方に実際にベッドメイクを実演してもらうとよく分かると思います。ご自身でやらせてもらうのも面白いでしょう。

ここでキャンプ車選びで重要な点をひとつ挙げると、大切なのは「ベッドメイクしている間、家族がいられる場所はあるか?」ということです。旅に出れば、雨の日もあります。「ベッドを作るから、外に出ててね!」となったら、雨中に外で待たないといけません。

■収納力を知ろう

また、同じ理由で、荷物を外に出さずにベッドメイクできるかも大切です。どこに・どの程度の収納スペースがあるのか。自分が家族で出かけることを想像しながら、キャンプ車ごとの収納スペースの違いを比べてみるのはどうでしょうか。

ただ、住宅展示場と同じで、ショーに展示されている車両には「荷物」は積まれていません。ベッドを実際使うときには掛け布団も枕も必要になります。食器も着替えも、ペット連れならばフードや用品を置く場所も必要になります。

ショーを楽しむために注意したいこと

初心者にこそおすすめ キャンピングカーショーに行ってみよう

各社とも、ショーに合わせてニューモデルを登場させる。事前のリサーチには引っかからなかったニューフェースに出会えることも!

■靴にご注意!

ヨーロッパやアメリカのショーのように「一通り見るだけで3日かかる」というほどの規模ではありませんが、それでも見始めると結構な距離を歩きます。そのため、歩きやすくて負担の少ない、履きなれた靴で来場されるのがおすすめです。また、展示されているクルマは、ほとんどが土足禁止。前述のように車内に入って体感するには、移動のたびに靴を脱ぐことになります。脱ぎ履きしやすい靴であることもポイントです。ついでに脱いだ靴の収納場所もチェックしてみましょう。

■わからないことを聞くチャンス!

せっかくショーに来たのですから、疑問に思ったことは、どんなことでも質問してみましょう。もちろん、各社とも売る気は満々ですが、高額商品ですから、いきなり契約に至るわけがないこともよくわかっています。何よりも、自社製品をよく理解してもらいたい、キャンピングカーを知ってほしい、と考えているビルダーが多いのです。

それでもなお「売ってる人に聞くのは……」と抵抗を感じるようなら、会場で筆者を探してください。RV協会主催のショーならば大抵、どこかしらをウロウロしていますので、わかることなら何でもお答えしますし、ユーザーの立場に立ってご相談に応じることもできます。

初心者にこそおすすめ キャンピングカーショーに行ってみよう

出展者の多くはつくり手でもある。使い勝手、快適性、機能性など、製品の各所に込められたコンセプトを、直接つくり手から聞けるチャンスでもある

キャンピングカーの魅力がわかる貴重な機会

キャンピングカーは、自動車メーカーが製造してディーラーで売っているものではありません。全国各地に点在する「ビルダー」が製造・販売しています。北海道と九州のビルダーの商品を見比べることができるのも、キャンピングカーショーならではの魅力です。

毎年いくつか行われるショーの中でも、JCCSでは、毎回約80社、350台以上のキャンピングカーが千葉県の幕張メッセに集結します。各社とも新製品の発表をこのタイミングに合わせてきますから、最新のキャンピングカーに実際に触れることができます。そのため多くの愛好家が集まるわけです。

さあ、今年も開催が目前に迫ってきました。どんな車両に出会えるのか、筆者は楽しみで仕方がありません。ちょっとアウトドア好きだったり、クルマ好きの人であれば、キャンプ車にあまり関心がなかった方でも楽しめるイベントですので、ぜひ会場でお目にかかりましょう。

初心者にこそおすすめ キャンピングカーショーに行ってみよう

会場はとにかく広い! 歩きやすくて着脱が楽な靴は必須。車に見とれていると、迷子や忘れ物も多くなるので要注意だ!

PROFILE

渡部竜生

キャンピングカージャーナリスト。サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫6匹とヨメさんひとり。

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