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大迫傑選手も登場! 「東京マラソン2019」参加者&応援者向けお役立ち情報

日本最大のランニングイベントといえる「東京マラソン2019」がいよいよ1週間後に迫ってきた。私は抽選にハズレたが、毎年この季節になるとワクワク、ソワソワしてしまう。そこで今回は、走る人&走らない人それぞれに役立つ直前情報をお届けしたい。

要注意! 今年のEXPOはビッグサイトではない

ランナーなら周知のとおり、これまで東京マラソンは2月の最終日曜日と決まっていたが、今年から3月の第1日曜日に変更された。新天皇の即位に伴い来年から2月23日が天皇誕生日になるからだ。マラソンのフィニッシュ地点が東京駅前のまさに「行幸通り」周辺なので、皇居の一般参賀などと重ならないようにという配慮である。

それとは別に、なぜかあまり報じられていないもうひとつの重大変更がある。これまで有明の東京ビッグサイトで行われていた東京マラソンEXPO(*)が、今年はお台場青海地区に建てられる特設テントで開催されるというのだ。これは2020東京オリンピックの準備でビッグサイトが使えないという事情による。出場するランナーには参加案内が届いているのでまさか間違えることはないと思うが、私の周辺でも知らない人がけっこういた。東京マラソンのEXPOはそれ自体がランニングの最新情報が集まるビッグイベントになっている。抽選に外れた人も十分に楽しめる。例年と同じつもりでビッグサイトへ行って、やってなかったなんてことのないように(笑)。開催は2月28日(木)〜3月2日(土)の3日間。最寄り駅はゆりかもめの台場か、りんかい線の東京テレポートだ。

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約90カ国、6000人以上の外国人ランナーが疾走

東京マラソンは2013年から世界6大マラソン(Abbott WMM)の仲間入りをしたため、年々外国人ランナーの参加が増えている。昨年大会では92カ国から6385人が参加した。今年は未集計だが、同じ程度の参加が見込まれている。そんな彼らに出会うチャンスが「東京マラソン2019前夜祭」のイベントだ。いずれもレース前日、3月2日(土)に行われる。残念ながら走者の募集は締め切っているが、観覧・応援はできるのでぜひ足を運んでみて欲しい。

東京マラソンフレンドシップラン2019

外国人ランナーへのおもてなしと交流を目的としたファンランイベントだ。国際色豊かなウェアが鑑賞できる。臨海副都心シンボルプロムナード公園にて(11:00〜16:00)。

海外からのランナーとの交流を目的としたフレンドシップランが今年も行われる (写真提供:東京マラソン財団)

海外からのランナーとの交流を目的としたフレンドシップランが今年も行われる (写真提供:東京マラソン財団)

東京マラソンウィークパレード

私がオススメなのはこちら。海外からのランナーとその応援者が国旗を持ってフィニッシュエリア近くの丸の内仲通りを練り歩く。昨年は民族衣装を着ている人もいた。言葉は違ってもランナー同士なら心が通じ合える。当日参加もOKなので、お気軽に。トークショーなど丸の内仲通りでのイベントが11:00〜16:00の時間にあり、パレード自体は12:00に始まる予定だ。

それぞれの国旗や民族衣装でパレードするランナーたち(写真提供:東京マラソン財団)

それぞれの国旗や民族衣装でパレードするランナーたち(写真提供:東京マラソン財団)

ランナーを守る危機管理体制が強化された!

イスラエルから輸入した対テロ用突入防止バリケード(写真提供:東京マラソン財団)

イスラエルから輸入した対テロ用突入防止バリケード(写真提供:東京マラソン財団)

かなりマニアックな話題だが、参加ランナーを事故などから守る危機管理体制が強化された。東京マラソンには従来、ドクターランナー、ポリスランナーが参加するほか、自転車による救急救命隊のパトロールが実施されていた。今年は、これに加えてAEDなどを積んだBMW製の危機対応バイク5台(電動2台、ガソリン3台)が登場する。写真をお見せできないのが残念だが、なかなかカッコいい。さらに沿道の監視カメラが増強されたほか、車両突入のテロなどに備えて主要交差点には写真のようなバリケードが新たに配備される。これはイスラエル製の特殊なものなんだそうだ。

当日の応援のコツについては、去年書いた記事がまだ役に立つので、コチラを参照してほしい。

大迫傑選手が再び日本記録更新となるか

大迫傑選手(写真提供:NIKE)

大迫傑選手(写真提供:NIKE)

さて、最後に競技としての東京マラソンにも触れておきたい。最大の注目はなんといっても大迫傑選手(ナイキ・オレゴンプロジェクト)だ。2017年初マラソンのボストンから走るたびに毎回自己ベストを更新し、2018年シカゴマラソンでついに日本記録を更新した。東京マラソンはシカゴマラソンと並ぶ平坦(へいたん)な高速コースなので再び日本新記録の可能性もある。これまで“毎回自己ベスト更新”を続けてきただけに、期待度マックスなのである。

残念なのは、当初出場が予定されていた前日本記録保持者の設楽悠太選手(ホンダ)が参加を見送ったことだ。大迫vs.設楽の夢の直接対決は流れてしまった。しかし、木滑良選手(MHPS)、中村匠吾選手(富士通)ら2時間8分〜9分台の選手も多く、先頭グループにどこまで食らいついていくかが見ものである。

また、東京マラソンは東京オリンピックのマラソン選手を選考するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ(*)の指定大会なので、新たなファイナリスト誕生もある。上位選手でまだMGC資格を持っていないのは、旭化成のエース、村山謙太選手と青山学院大学時代に「山の神」として知られた神野大地選手がいる。いずれもこの東京でのMGC獲得が期待される。

一方、外国勢も男女とも豪華選手が目白押しで、目が離せないレースになりそうだ。

*2017年から始まった20年東京オリンピックのマラソン代表選手の新選考方法。「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で2枠、「マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ(MGCファイナルチャレンジ)」で1枠を決定する

PROFILE

山口一臣

1961年東京生まれ。ゴルフダイジェスト社を経て89年に朝日新聞社入社。週刊誌歴3誌27年。2005年11月から11年3月まで『週刊朝日』編集長。この間、テレビやラジオのコメンテーターなども務める。16年11月30日に朝日新聞社を退社。株式会社POWER NEWSを設立し、代表取締役。2010年のJALホノルルマラソン以来、フルマラソン20回完走! 自己ベストは3時間41分19秒(ネット)。

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大迫傑選手 「東京マラソン2019」リタイアの真相

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