多彩なビジュアル・アートが生み出す光の洪水 ラフォーレミュージアム原宿「PHENOMENON: RGB」

ラフォーレミュージアム原宿(東京・原宿)で2月23日、「PHENOMENON: RGB」展がスタートした。本展は光の3原色である「RGB」をテーマに、国内外のクリエーター9組が集う企画展。開催に先立つ内覧会には、出典クリエーターとその関係者が集った。

YOSHIROTTEN(ヨシロットン)さんは、表現媒体を問わずに活躍するグラフィックアーティスト。今回は展覧会のテーマ「RGB」に合わせて約40台のディスプレーを並べ、画面上にさまざまな記号を映し出すインスタレーションを披露している。グラフィカルなイメージが点滅する様子 は、電器店に並ぶパソコンモニターのコーナーに着想を得たという。

オーストラリア・シドニーのオペラハウスをキャンバスにしたプロジェクションマッピングで知られるジョナサン・ザワダさんは、「Cornucopia of the Commons(コモンズの豊穣)」を出展。三つのテントを垂直に重ねた作品は、現実と非現実の関係性を鑑賞者に問いかけてくる。

視覚ディレクター河野未彩さんの「RGB_Ambience」は、光の三原色である赤、緑、青、それぞれの光を照射する照明装置「RGB_Light」を軸とした9作品によって構成されている。

やや軸をずらして一方向に放たれた光の帯は鮮やかな視覚的効果をもたらし、独特の世界に私たちを誘う。また、モデルとしてコムアイさん(水曜日のカンパネラ)らを起用。モデルを撮影した複数の作品には、ヘアメイクアップアーティストの冨沢ノボルさんがメイクとして参加し、華やかなビジュアルが会場を彩る。

主要クリエーター3人に加え、会場内の3面を取り囲む大型のスクリーンには、藤倉麻子さん、キム・ロートンさんら6人のクリエーターの映像作品が映し出され、気鋭の作家たちが生み出す映像世界に浸ることができる。また、会場入口付近では、出展者9人によるデジタルディスプレー「FRAMED*」(*)を使用した作品や、アートブック『GASBOOK』も販売されている。

デジタルネイティブ世代にとって身近な「光」の構成要素「RGB」をテーマとした斬新な試み。ファッションや音楽ジャケット、広告など幅広い分野で活躍する作家たちのアートワークは、ビジュアル表現の新しい可能性を示唆していると言えるだろう。

*FRAMED* (フレイムド):オンラインアートギャラリーサービスで購入したアート作品を再生、鑑賞できるデジタルディスプレー

(文・山田敦士)

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「PHENOMENON: RGB」展

2019年2月23日(土)~2019年3月11日(月)
ラフォーレミュージアム原宿
東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿 6F
11:00~21:00
観覧無料

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