口福のランチ

自社ベーカリーのパンも有機野菜も人気「麹町カフェ」(半蔵門)

半蔵門駅の出口のすぐ前にある「麹町カフェ」。以前勤めていた会社が近くにあり、その頃は、毎週のようにランチに通っていたお気に入りの店だ。今も半蔵門を訪れるとちょくちょく顔を出す。午前11時のオープンと同時にあっという間に席が埋まり、広々とした店内は活気を帯びる。ただ、騒々しさはなく居心地がいいためか、1人客も多い。

ランチタイムは、「ワンプレートランチ(1030円)」「パスタランチ(1230円)」「お肉のランチ(1450円)」「お魚のランチ(1450円)」「スープランチ(920円)」などの6種類から。それぞれの内容は毎日変わる。

この日は、鶏もも肉のフリカッセ(フランス風煮込み)に野菜のグリルが添えられた「お肉のランチ」をセレクト。ナイフを使う必要のないほどやわらかく煮込まれたもも肉は、濃厚なクリームソースと抜群に合う。

ランチにはすべてパンとスープ、サラダ、デザートがつく。浅草にある自社の人気ベーカリー「Manufacture」から毎日届く風味豊かなパンも見逃せない。

香ばしい自社ベーカリーのパンと新鮮野菜のサラダは人気の理由のひとつ

香ばしい自社ベーカリーのパンと新鮮野菜のサラダは人気の理由のひとつ

「ワンプレートランチ」のフムスとフレッシュトマト、焼きナスのヴィーガンサンドウィッチも魅力的だ。フムスは聞きなれない料理かもしれないが、ひよこ豆にレモンやオリーブオイルを混ぜたペーストで、低カロリーで栄養価が高いため、人気急上昇中。そのフムスがたっぷり塗られたサンドウィッチは、ボリューム満点でおなかも大満足だ。

肉類は挟まれていないが、食べ応え十分のヴィーガンサンドウィッチ

肉類は挟まれていないが、食べ応え十分のヴィーガンサンドウィッチ

エグゼクティブシェフの松浦亜季さんは、料理の本を何冊も出す人気シェフ。料理教室や講演もこなし、マルチに活躍している。松浦さんの監修のもと、2015年からキッチンを取り仕切るのが古川大策シェフ。2人そろって料理に注ぐ情熱と愛情は半端ない。

チキンをやわらかく煮込んだ生クリーム入りフリカッセ(煮込み)

チキンをやわらかく煮込んだ生クリーム入りフリカッセ(煮込み)

オーナーとエグゼクティブシェフがそのおいしさに感動して以来、神奈川県・三浦半島の生産者から新鮮な野菜や卵を取り寄せている。魚は丸ごと1匹を仕入れてさばく。夏の間は清里高原にある自社の有機農園からもビーツ、チャード、トマト、キュウリ、ズッキーニ、トウモロコシなど、高原の朝露と太陽のエネルギーの詰まった野菜が毎日届く。

外国人客も多く、アレルギーやベジタリアンなど、客の立場に立って、食材の変更などにもできる限り対応している。スタッフのホスピタリティーも高く、一人ひとりのリクエストに俊敏に対応しながらも、ていねいに声をかける。「自分の大切な人をもてなす気持ちでお客様を迎えることを店の信条にしています」とは店長の西島悠幾さん。心温まる料理とスタッフが待つ麹町カフェで、素敵なランチタイムを過ごしてみてはいかが?

半蔵門駅の地上出口の目の前。レンガ造りの建物が目印

半蔵門駅の地上出口の目の前。レンガ造りの建物が目印

麹町カフェ
東京都千代田区麹町1-5-4 1F
03-3237-3434
http://www.kojimachi-cafe.com/

PROFILE

森野真代

ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。自分の納得した店だけを紹介すべく、「実食主義」を貫く。酒好きが高じて「唎酒師(ききさけし)」を取得したが、おいしいワインの探索にも余念がない。

台湾フード、現地の作り方で 豆乳は毎日搾りたて
「東京豆漿生活」(東京・五反田)

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