THE ONE I LOVE

<34>ロイ・エアーズ、落日飛車……ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

今週の「THE ONE I LOVE」も&M編集部が洋邦・ジャンルを問わずに名曲たちをご紹介。読書のお供に、酒のさかなに、ドライブ中に、リラックスタイムにピッタリな楽曲を、Spotifyで随時プレイリスト化していく。レコードジャケット風の写真も、一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

 

■Charlie Palmieri「Bitter Sweet」
ラテン・サルサ界の大御所、エディ・パルミエリの兄のピアニスト、チャーリー・パルミエリによる「ビター・スイート・サンバ」の職人技が効いた躍動感あふれるラテンカバー。軽快なオールナイトの始まり。

 

■Yussef Dayes「Love Is The Message – Live at Abbey Road Studios」
UKジャズの新星、Yussef Kamaalのメンバーでドラマー、ユセフ・デイズがバンドスタイルでピノ・パラディーノの息子・ロッコやAlfa Mistをフィーチャーしたアビーロードスタジオのライブから、素晴らしすぎておなかいっぱいになるセッション。

 

■Ovall「Stargazer」
世界に誇るオリガミ・プロダクションズ所属のOvallの新作は、シンセもベースも人力で音を揺らした絶妙なタイム感が最高な、まさにフューチャー・ファンク。活動再開後の彼らは以前以上にアーバン感が増している。

 

■Ratgrave「Ein Kola Bitte」
フュージョン・ミーツ・エレクトロ・ブギーなベルリンを拠点とするRatgrave。こちらもシンセベースと、後半に出てくる縦横無尽なライブのベースプレーの共存が音の鍵を握っている。以前ここで紹介した2000black のカイディーのソロ作品にもシンクロ。

 

■Jai Paul「BTSTU(Edit)」
UKのビートメーカー、ジェイ・ポールの2011年作。Drakeがサンプリングしたことでも知られる本作は、強いアクセントのシンセに切ないメロディーが乗る、とても美しい曲。この季節に「春の長雨」感があって心地よい。

 

■THE WOODEN GLASS「In The Rain」
その「春の長雨」といえばこの曲。ヴァイブ奏者、ビリー・ウッテンのバンド、THE WOODEN GLASS(ウドゥン・グラス)による、72年のライブ録音から、The Dramaticsの大名曲カバー。演奏自体のユルさがエモさをより際立たせている、生で見てみたかった名演のひとつ。

 

■Roy Ayers「Feel Like Making Love」
同じくビブラフォンといえば、冬から春のこの時期に必ず聴きたくなるロバータ・フラックのマスターピースを、ちょうどこの3月来日したばかりのロイ・エアーズ御大がモダンにカバーしたこの曲。メロの入りをずらして後半グルービーに展開していく、教科書のような演奏。

 

■The Meters「Be My Lady – Remastered Single Version」
熱量をグッと上げて、ニューオーリンズ・ファンクの代名詞、The Meters(ミーターズ)の1977年リリースのセカンドラインならではのシンコペーションが効いたミドルなバラード。センチメンタルにユニゾンで「俺の女になれ」を歌ってサマになるのも彼らならでは。

 

■落日飛車 Sunset Rollercoaster「My Jinji」
先日の来日でのYogee New Wavesとの対バンライブも素晴らしかった台湾のバンド、落日飛車のシティー・ポップでメロウグルーブな一曲。India.Arieの「Video」のようなリフから始まり、後半のしつこいくらいのプログレッシブなリフがまたグッとくる。

 

■Karen O And The Kids「All Is Love」
Yeah Yeah Yeahsのボーカリスト、カレン・Oとこどもたちによる、映画『かいじゅうたちのいるところ』のサントラ曲より、キュートすぎる愛のうた。このパンクガールと少年合唱団の異色コラボはグラミーにもノミネートされた。

■プレイリスト

(企画制作・たしざん、筑田大介)

<33>キャロル・キング、ノラ・ジョーンズら10曲 大人のプレイリスト

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