一眼気分

晴れた日に、散策しながら散り始めた桜を撮る

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

年に一度、この季節にだけ咲き、散ってしまう桜。世界でも「SAKURA」と呼ばれ、多くの人に愛されている。

仕事柄、今の季節はCMや広告などの制作物が多く、ロケに時間を割かれてしまい、思うように桜を撮影することは難しい。昨年撮影しに出かけた調布市の「野川の一夜限りのライトアップ」が今年も開催されたのだが、どうしても仕事の都合で東京にいることができず、今年の参加はかなわなかった。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

また、今年の桜はなぜか、満開の時期が木ごとにかなりずれていて、道路の左側ではすでに葉桜でも、右側ではまだ蕾(つぼみ)を持っている木もあるような状況だ。どうやら僕と今年の桜はあまり縁がないようで、撮影に行こうと思い立つと天気が悪いなど、タイミングも外されてばかりだった。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

今年の東京の桜は開花が早めだったようだが、僕の住む東京西部ではまだ見ごろの場所もあった。そこで、晴天の日に時間を作り、ちょっと遅めの桜を求めて一眼レフを片手に散策した。昨年のようなイベントではなく、平日ということもあって人もさほど多くなく、静かに桜を眺めながら撮ることができた。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

不思議だが、白みがかった淡いピンク色の桜の花を見ていると気分がいい。限られた時間だけ咲き、散ってしまう。その散り際が美しいとよく言われるが、桜吹雪にまとわりつかれながら青空とのコントラストを楽しんでいると、なんとなくその言葉の意味がわかるような気がする。

もちろん桜の花自体も綺麗だが、人が生活する環境に近いところにあるのも特徴で、僕なりに街と桜を狙ってみた。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

桜が先か、卒業・入学が先かはこの際置いて、卒業・入学という日本の季節では節目に当たる春に咲く桜。古くから日本人には馴染み深く、またその清楚な印象から、種類ごとに異なるものの、全般として花言葉は「精神美」や「純潔」となっている。眺めていて思わず姿勢を正してしまいそうになるが、それほど優しく、かつ厳かな気分にさせてくれるのはこの花だけかもしれない。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70-200mm/F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70-200mm/F2.8 DG OS HSM

平成最後の桜の饗宴(きょうえん)は東京では終わりを迎えつつあるが、まだ桜前線は北上していく。機会があればもっといろいろなところで、いろんな背景の桜を撮ってみたいと思う。僕が一番忙しい春に咲かず、桜がもう少しあとで咲いてくれたら……という欲張った気持ちが僕の心に生まれた(笑)。

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 28mm/F1.4 DG HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70mm/F2.8 DG MACRO

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70-200mm/F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 5D MkIV + SIGMA 70-200mm/F2.8 DG OS HSM

PROFILE

宮田正和

東京浅草生まれ。1984年のロサンゼルス・オリンピックをはじめ、NBAバスケットボール、各種世界選手権、テニスのグランドスラム大会、ゴルフの全英オープンなどスポーツを中心に世界を舞台に撮影を続ける。1987年、ブラジルF1グランプリを撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年よりフランスのパリ、ニースに4年間ベースを移し、以来F1グランプリ、オートバイの世界選手権、ルマン24時間耐久レースなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。AIPS(国際スポーツ記者協会会員)A.J.P.S(日本スポーツプレス協会会員)F.O.P.A(Formula One Photographers Association会員)

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